刊行物
禅文化研究所は、広く一般に、禅及び禅文化を普及する手段として、研究事業の成果を年間十数点、主に書籍として刊行しています。なかでも、年四回発行の季刊『禅文化』は、禅の思想と生活、及び文化・美術などに興味を持たれている読者のための教養誌として刊行を続けています。
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巻之上……中御門天皇の皇女である宝鏡寺・光照院の二門跡に宛てた手紙で、門跡寺院の奢侈な日常生活を戒め、「道中の工夫」を説く。
巻之下……大洲藩家老、加藤内蔵之輔成章に宛てた手紙。「死字の工夫」「隻手公案」を勧め、四智と宝鏡三昧を説く。巻末ではニセ老師がニセの後継者を作り出す現状を具体的にあげて批判する。 -
日本史の舞台における、禅僧の役割は何であったのか。優れた主役であったり、徹底した脇役であったりもする。禅僧と、朝廷や幕府、時の権力者との交渉を探りながら、日本史の視点から禅宗史をとらえた一書。多数の写真を掲載し、歴史読み物的に禅宗史を学ぶ。 -
禅宗寺院で日常的に読誦される「大悲呪」。その「大悲呪」とは、どのようなお経なのか? なぜ、唱えるのか? そのご利益とは?「大悲呪」が載る『千手経』を読みながら、「大悲呪」のさまざまな疑問に答える、禅宗僧侶、必携の一書。 -
「邊鄙以知吾」……岡山藩主池田継政に宛てた仁政を勧める書。大名の奢侈な生活が一揆を引き起こすとし、さらには、参勤交替の行列などはなはだ無駄であると激しく批判。そのために絶版禁書に処せられた。
「壁訴訟」……三島代官伊奈半左衛門の善政をたたえ、宿場役人に代ってその留任を願う内容。各地に起こっている一揆に触れ、蜂起せざるを得ない百姓に同情を示す。
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江戸期の複数の禅僧によって編まれた『諸録俗語解』。最も初期のものと思われる新出の写本三種以上を校合して翻刻した。また『諸録俗語解』の補編である『参攷類語』『諸録俗語解補』の二書をも併せ収めた。解しがたい時代語には補注を付した。また、用例の原文も大幅に補った。巻末に語彙索引(約3800項目)、引書索引、国語・諺索引も備えた。 -
“インゲン豆”や“隠元橋”などの名前に由来する禅僧、隠元禅師。来朝によって、鎖国日本の仏教界に新たな息吹を吹き込み、江戸文化にまで影響を与えたその生涯と思想を、逸話形式でわかりやすく選集。 -
江戸前期に来朝し、黄檗山万福寺を開創し、仏教界のみならず広く日本文化に多大な影響を与えた隠元禅師。その漢文年譜史料5編を集成し、読み下し、詳細な注記を施し、禅師の生涯を探求した初めての注解書。付、索引・略年譜。 -
禅文化研究所発刊の紀要 第24号
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口ずさみながら生活の中にいかす仏のこころ。
小倉百人一首になぞらえた仏教版百人一首。聖徳太子から白隠禅師に至る、各宗開山など高僧一百人の代表的和歌を集成。風合いのある和装本で、平安時代の雅びな和歌の世界とはまた違った、禅の趣を感じていただきたいです。 -
一休禅師の作とされる江戸期の開板本を現代仮名遣いに改めて復刻。 -
禅師の名前を知らない方はほぼいないと言っても過言ではないでしょう。あの黄色い漬物の名前。しかし、その実像となると以外と知られていません。本書は、禅師の生涯と、その教えを分かりやすく記した一冊です。 -
床の間の禅語 続編。文字言句を超えながら、なおも文字言句で、心の真風光を語る。それが禅語と名づけられる詞華である。
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飄逸洒脱の絵や歌で知られる仙厓和尚。黒田の殿様から町人にいたるまで、親しい友達として生きた仙さんの、智慧と慈悲とが生み出す、ユーモアたっぷりの逸話100数話を選集。 -
『漢語大詞典』全12巻の二字・多字・詞組格式の三部からなる、正序(順引)逆序(逆引)語彙索引で、各種大辞典の語彙索引としても、前例を見ない画期的なものである。 -
禅文化研究所発刊の紀要 第23号 -
おびただしい数にのぼる一休伝説から162話を収録。現代仮名遣いに改め、脚注を加えた。
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公案禅の大成者、宋の大慧宗杲が、門下の居士や官史などの質問に答えて、禅を修得するための要点、心構えなどを懇切に教えた手紙文62通を集めた『大慧書』。その一字一句を、道忠が、実に十年の歳月をかけて注釈した本書は、大慧書注釈書の最高峰。索引によって一大禅語辞典として活用できる。 -
禅をその思想基盤とする西田幾多郎、鈴木大拙、久松真一、西谷啓治の四先哲の思想を、[禅歴][禅観][現代世界の理解][思想]の四項目から解析し解明する。四人を並列し、履歴・著作等を一望できる総合年譜を付す。 -
臨済宗、曹洞宗の禅宗祖師および聖僧、各宗の列祖の道影(肖像画)と簡潔な小伝を載せる。 -
禅文化研究所発刊の紀要 第22号
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