公益財団法人 禅文化研究所

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刊行普及

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季刊 禅文化 256号
2020年春号 4月25日発刊
定価:1,320円(税込)
発行日:2019/4/25
 両足院(京都市)は、栄西の法脈・黄龍派を受け継ぐ龍山徳見を開山とする建仁寺の塔頭である。五山文学最高峰の寺院のひとつであり、江戸時代は、五山の中でも特に学徳に勝れた高僧に与えられる「碩学」を授与された住持らが、対馬(長崎県)「以酊庵」に輪住し朝鮮外交に深く関与したことでも知られる。このため同院には非常に価値ある五山文学資料が数多く残るが、これまで一般の目に触れる機会はほとんどなかった。これら貴重な寺宝が、長年の悉皆調査を経て展観されるのを機に、この由緒ある寺院を特集する。

【特集】建仁寺両足院とその文物
両足院略史 ―歴代住持の嗣法と足跡―/伊藤東文
両足院世代表 巻末
両足院の蔵書について/堀川貴司
龍山徳見の入元と黄龍派の再興/榎本渉
建仁寺両足院とその以酊庵輪番について/片山真理子

禅の見方、考え方(二十) ―私とは何者か 己事究明(十七)―/古川周賢
誌上提唱・修行者たちのために ―東陽英朝『大道真源禅師小参』を読む(二)―/河野徹山
❖グラビア 花園大学歴史博物館開館二〇周年記念 両足院 ―いま開かれる秘蔵資料―
 グラビア「両足院 ―いま開かれる秘蔵資料―」釈文
『維摩経』が面白い(四) ―「大乗」仏教思想の真髄に学ぶ―/西村惠信
善財童子の求道ものがたり(五十) 賢勝信女と堅固解脱長者/小林圓照
竹篦子の話 ―禅の言語論(下)/衣川賢次
禅における心身について (二十六)ディオニュソスから学ぶ「腰を据え、気を充たす」姿勢 ⑴/佐々木奘堂
変わる暮らしの中で今も色褪せない 精進料理の魅力 (八) お供え膳の実践作法/髙梨尚之
骨山四季おりおり 市中に山居し自然を友とす ②春の巻/樺島勝徳
私の観た禅哲学者・辻村公一先生(一)/北原東代
島崎義孝師を悼む/前田直美

表紙解説/志水一行
いっぷく拝見
編集後記《すずろごと》
『禅文化』バックナンバー
禅文化研究所の本
カット/平川功
 

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