公益財団法人 禅文化研究所

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蘭渓録
原著 蘭渓道隆禅師
訳著 彭 丹
A5判/上製本カバー装/520ページ
定価:3,300円(税込)
ISBN978-4-88182-319-4
発行日:2020/3/31
この現代語訳を読めば、770年前の鎌倉時代に渡来したばかりの、中国南宋禅の生々しい息吹を感じるに違いない

(推薦文)
近年、日本の中世禅の形成に関して、さまざまな新資料が発見され、その多様な様態が明らかになっている。その中で、渡来僧として、宋の禅風をそっくり移植し、後代の禅宗を方向付けたのが、建長寺開山蘭渓道隆であった。その事績や思想を知るには、語録の解読が不可欠であるが、禅特有の漢文は難解で、研究が遅れていた。この度、彭丹氏の流麗な訳によって、全体を読めるようになったことは、まことに喜ばしい。法語に示された蘭渓の細やかな心遣いや人間性までもが、その訳文を通して生き生きと伝わってくるようだ。
末木文美士

発刊に寄せて      長尾宏道     
まえがき      高井正俊
凡例

蘭渓録
序文
一 常楽寺語録(上堂・小参)
二 建長寺語録(上堂・小参)
三 建仁寺語録(上堂・小参)
四 普説
五 法語
六 偈頌
七 頌古
八 佛祖讃
九 小佛事
跋文

解題      舘 隆志
道の辺の花――蘭渓和尚と日本文化      彭  丹
あとがき

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読者からのコメント
巻末のエッセイ「道の辺の花」が素晴らしい。 辰見 亮