公益財団法人 禅文化研究所

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玄沙広録 下
監修・入矢義高
編・唐代語録研究班
A5判上製箱入/352頁
定価:4,400円(税込)
ISBN978-4-88182-150-3 C0015
発行日:1999/11/11
入矢義高教授を中心とする語録研究班が会読・研究した『玄沙広録』の初の全訳注。その語録は鋭い批判精神の言葉と、自己変革の軌跡を精細に書き留めている。上中下全巻通しての語彙索引付。

福州玄沙宗一大師広録 下

〔一〕さまざまな問答と玄沙の著語
燕子鳴く―深く実相を談じ、善く法要を説く/ 灯籠を何と呼ぶか/ 三斗庵主との相見/ 長生皎然―男見か女見か/ 長生皎然―維摩の観仏/ 雪峰―“光境倶亡、復是何物”に、どう一句を付けるか/ 密師伯、見兎話のコメント/ 新到の礼拝/ 徳山から来た僧/ 雪峰の葬儀―雪峰禅をどう継承するか/ 無頼の新到/ 雪峰の牧童歌/ 神会瓦礫の話/ 雲巌掃地の話/ 一円相―誰もここから出られぬ/ 地蔵の三界唯心/ 雪峰―火炉で諸仏が説法している/ 雪峰の三界火宅/ 瑞巌主人公/ 体のみで用なき庵主―火性周遍/  山大安の黙坐/ 王延彬―住持派遣の要請/ 肇法師の頌―春風を斬るに似たり/ 仰山插鍬の話/ 倶胝の一指頭禅/ 石頭―南岳譲和尚に手紙を届けた話/ 魯祖面壁/ 山・香厳の竪払の話/ 雪峰への手紙―三張の白紙/ 雪峰の為人― 中一城の人の眼を瞎却せん/ 傅大士の言葉―この声こそ仏の居所/ 一匹の蛇―自らの目で見よ/ 長慶投機の頌
〔二〕上堂
釈迦と同参/決して人をたぶらかさぬ/般柴の普請―皆なわしのお蔭だ/麦打ちの普請―わしの腹の上で打っておる
〔三〕上堂良久―説法せずと言う莫かれ
〔四〕上堂
良久―我れ汝が為にし得て徹困なり/請う和尚接せよ/人の聴くもの少なり/学人親切の処
〔五〕上堂―あらゆる迷妄から脱却せよ
〔六〕上堂良久―識り得たるや
〔七〕上堂良久―是れ汝真実人是の如し
〔八〕上堂良久―達磨はいま目の前にいる
〔九〕上堂
すべて一個の明珠である/己の目を津梁とせよ
〔一〇〕上堂
金剛眼睛を識取せよ/ 宗門中の事/ 鼻孔をすりつぶせ/ 学人本分の事/ 劫火洞燃/ 金剛力士とは/ 涅槃とは/ 十二分教は要せず/ 瞬視を以て人を接せず/ 道場とは
〔一一〕上堂―秘密金剛体を識取せよ
〔一二〕為人説法
地上の点白/ 無縫塔の継ぎ目/ 四種極重の事/ 大耳三蔵(一)/ 稜道者との話し合い/ どうして言い得ないのか/ 迦葉門/  猴にも古鏡あり/ 世界の幅が一尺、古鏡の幅も一尺
〔一三〕 上堂
太陽こそ一切の人が成り立つ基盤/ 従上の宗旨は如何/ 入るということが方便/ 初心人への指示/ 初発心の者、古仏と肩を斉しくす
〔一四〕上堂―根源を見て取れ
〔一五〕方丈録
〔一六〕論仏心印録
達磨所伝秘密心印/ 造寺度僧して仏になれるか/ 再命入内―達磨法門/ 霊山会上秘密玄旨/ 日日に無功用の道を修せよ/ この身はどこから来てここにあるのか
〔一七〕賛頌四首
補遺

碑文

あとがき
索引

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