公益財団法人 禅文化研究所

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刊行普及

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禅語こよみ 2022年 【見性寺所蔵品より】
画部分縦20cm/カレンダー部分縦22cm/横幅17.5cm
12ヶ月 月めくり
定価:550円(税込)
 
発行日:2020/10/01
熊本市にある雲祥山見性寺は、臨済宗妙心寺派の寺院で、江戸時代末期の熊本藩家老・長岡是容(ながおか・これかた/通称・監物)の菩提寺であり、十二世蘇山玄喬禅師(1799-1869)のときに大改築された。大徳寺管長になられた見性宗般老師や圓福僧堂師家にあがられた井沢寛州老師などが住持された。平成28年の熊本豪雨災害により被災された同寺所蔵品を、花園大学歴史博物館に一時寄託されたため、同館とともに禅文化研究所のデジタルアーカイブス事業として悉皆調査を行なった中から、逸品を今年の「禅語こよみ」に使用させて頂いた。

-各月の禅語とうたの紹介-

1月
亀齢鶴寿


2月
暗香浮動、月黄昏
(林和靖「山園小梅」詩)


3月
飛流直下す三千尺、
疑うらくは是れ銀河の九天より落つるかと
(李白「望廬山瀑布」詩)


4月
隠居して以て其の志を求む
(『論語』季氏第十六)


5月
水鳥樹林念仏念法
(『阿弥陀経』要句)


6月
十方の羅漢僧に供養す
(『伝灯録』巻六・馬祖章等)


7月
端厳妙相、龍頭に身を現わす
(雪潭豊玉「龍頭観音」賛)


8月
疑うらくは是れ海上の雲かと、空に飛んで楼台を結ぶ
(李白「陪族叔……」詩)


9月
心月は孤円にして、光は万象を呑む
(もと盤山宝積の語)


10月
廓然無聖
(菩提達磨語)


11月
菊花、寒うして更に香し
(『墨場必携』)


12月
鬚長く 腰かゝむまで 生たくば
食をひかへて 獨寐をせよ
(蘇山玄喬語)

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