公益財団法人 禅文化研究所

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禅語こよみ 2021年 【建仁寺塔頭 両足院所蔵品より】
画部分縦20cm/カレンダー部分縦22cm/横幅17.5cm
12ヶ月 月めくり
定価:本体500円(税別)
 
発行日:2020/09/01
両足院は明庵栄西の法脈でもある黄龍派の龍山徳見(一二八四〜一三五八)を開基とする建仁寺山内塔頭で、五山文学における最高峰の寺院のひとつとしても知られる。世代住持のうち雲外東竺等が江戸時代に碩学として対馬・以酊庵に輪住し、対朝鮮外交の一翼を担ったことから、両足院には質・量ともに他に類を見ない典籍が伝来している。
今年の「禅語こよみ」は、禅文化研究所のデジタルアーカイブス事業として、同院所蔵の宝物悉皆調査を三年に亘って行なった中から、逸品を使用させて頂いた。

-各月の禅語とうたの紹介-

1月
象王獅子 文殊普賢
世尊無説 声 大千に震う
(滄海宜運「十六善神」賛)


2月
寒月 清香 霜気凜たり
夜深けて 窓紙 禅心を写す
(紫山恵温「月夜梅花」偈)


3月
傘檐一尺 身を寄する時
松間に掛在して 雨を避くる枝
(景徐周麟「雨中擁傘」賛)


4月
貪人の 財を聚むるを好むこと
恰も 梟の 子を愛するが如し
(『寒山詩』)


5月
芍薬菩薩 棕櫚夜叉
人人尽く是れ本分の種草
(横川景三秉炬語)


6月
鮎魚 竹竿に上る
駟馬 追えども及ばず
(夢窓疎石上堂語)
*鮎魚はナマズのことだが、今は字を借りた。


7月
数えず 凡花の 万叢に簇がるを
人を驚かす仙蕊 一茎紅なり
(惟肖得巌「仙翁花」賛)


8月
一句合頭の語 万劫の繋驢
(船子徳誠語)


9月
鶉衣百結 最も情に関る
草花 野に満ち 秋 織るが如し
(景徐周麟「便面」賛)


10月
吾れ本と茲の土に来たることは
法を伝えて迷情を救わんとなり
(菩提達磨伝法偈)


11月
美人も黄土と為る
況んや乃ち粉黛の仮をや
(杜甫「玉華宮」詩)


12月
独り寒江に釣る 何れの処の翁ぞ
莎衣 雪に堪え 又た風に堪えたり
(絶海中津「寒江独釣図」賛)

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