公益財団法人 禅文化研究所

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刊行普及

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季刊 禅文化 230号
2013年秋号 10月25日発刊

定価:1,320円(税込)
発行日:2013/10/25
今回は、病いを得た人々の精神的痛みに寄り添うべく活動している僧侶たちの取り組みをご紹介したく、「臨床僧」を特集させていただきました。
「臨床僧の会・サーラ」

【特集 臨床僧】

寄り添う/河野太通
生老病死/有馬賴底
「臨床僧の会・サーラ」三年間の歩み/児玉修
一にも二にも僧侶の参加を/佐野泰典
翼をください/木原大萌
病院内のがんサロンに参加して/林晋堂
共に悩み、共に苦しむ/安達円信

ひとくち法話 晴れ渡った大空のように/横田南嶺
惟肖得巌賛の渡唐天神像をめぐって/芳澤元
禅宗語録入門読本19 南泉と趙州/小川隆
モンゴルの中国支配と禅(下之下)  要説・中国禅思想史37/伊吹敦
三余居窓話(余滴・一)/西村惠信
江戸前期の三大禅匠(四)               
―愚堂と雲居、そして一糸、偈頌の応唱―/能仁晃道
ミャンマー探仏記/松山大耕
部分から全体へ 寺院建築入門(二)/佐々木日嘉里
禅僧の死に様(十) 病臥すること七年――華叟宗曇/藤田琢司
善財童子の求道ものがたり(二十九)
三世・十方の仏塔廟の守護者ヴェーシュティラ家長(安住長者)/小林圓照
❖ グラビア 誠拙周樗
睡猫庵歌話(三)                   
骨壺の底に―山崎方代の無頼と宗教心―/大下一真
和尚さんの身体講座(四十)                       
安楽坐禅法(十)「3分間坐禅体操」を造ってみた/樺島勝徳
「生飯」と「玍苕帚」/山﨑紹耕
技を訪う―慈照寺の花 (一)こみ藁― /川辺紀子
寺庭さんのリレー・エッセイ 私の「おてらいふ」/大洞美智子
禅における心身について(三)/佐々木奘堂
表紙解説/藤元裕二

いっぷく拝見
編集後記〈すずろごと〉
『禅文化』バックナンバー
禅文化研究所の本
カット 左野 典子

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読者からのコメント
毎日人間の命を預かり、生と死とに直接向かい合っていると、“死とは何か”の本質を毎日自問します(緊張の毎日です)。本当に患者さんの心によりそっているのかをいつも考えています。
死についてはそれぞれの考え方があると思いますが、私達は死なさないように全力で努力し、死というのは本当に私たちにとっては力が至らなかった残念感にさいなまれますし、脱力感を抱かせます。
日常の禅の精神こそがポジティブな姿勢を養うのであるから、お坊さんの話を聴いてみたい・・・と思わせる事がお坊さんの使命だと思います。死とは現実の中にあり、そこからスタートするものだと本書を読んで思いました。 57歳男性
臨床僧、とても興味深い特集でした。病院で奉仕なさるシスターを彷彿とさせるような・・・。お忙しい中、貴重な活動をされているお坊さんがいらっしゃるんですね。声援を送りたいと思いました。 36歳女性