学術専門書
語録を読むための道具書、参考書、あるいは研究成果や語彙索引などの学術専門書を集めました。
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瑞巌寺中興開山雲居希膺禅師の350年遠諱を記念して刊行された。京都蟠桃院蔵の『雲居語録』に訓読と詳細な注釈を附したもの。語句索引付き。 -
-禅録の読みは絶え間なく変化している-
多くの禅籍の通読から、唐代禅の問題関心の推移と連関を読み取り、その脈絡のうえに個々の問答を位置づけ、それらを相互に結び付けながら読み解いてゆく。本書はその方法に則った唐代禅宗の思想史的素描の試みである。 -
道元禅師の主著『正法眼蔵』の行持の巻を、原文に即して、全文を紹介し、全訳して、道元禅師の素材である出典を確かめたもの。
取り上げられる仏祖35名は、道元禅師にとって重要な祖師ばかりであり、詳細な解説を通して、道元禅師の祖師像が明確になっている。 -
中国禅宗祖師の列伝『五灯会元』を初めて完全訓読し、巻末には立伝者の索引を付しました。
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壇語・五更転・頓悟無生般若頌(顕宗記)・洛京荷沢神会大師語および塔銘を含む伝記三種の校訂と訳注!
巻末には、神会伝五本対照表・荷沢神会関係文献目録・語彙索引を収めた。
本書は、禅文化研究所唐代語録研究班によって10年をかけてなされた、神会の総合的研究の成果の一冊である。 -
本書は、仙台大雄山善応寺開山、大照智光禅師通玄法達和尚(1635~1704)の語録を訓注したもの。
禅師の300年遠諱記念として、善応寺より発行されたものを、発行人の許可を得て制作元である禅文化研究所より発売。 -
本書は、仙台大雄山善応寺開山、大照智光禅師通玄法達和尚(1635~1704)の語録を訓注したもの。
禅師の300年遠諱記念として、善応寺より発行されたものを、発行人の許可を得て制作元である禅文化研究所より発売。 -
禅を中心に纏められた、はじめての「中国元代の仏教研究」。
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第一冊は、明治年の流布本に校訂を加えた原本影印と索引。第二冊は、正確な読み下しに豊富な振り仮名をふった訓読と注記。大灯録の部分と白隠禅師の提唱部分で字体を区別し、読みやすくした。注記は、特に白隠禅師の引かれる広範囲な引用の典拠をほとんど究明。さらに語注だけにとどまらず、大灯・白隠両禅師の真意にまで迫る。 -
日本臨済禅の伝統を、今一度、再確認するための最良の一書。 -
入矢義高教授を中心とする語録研究班が会読・研究した『玄沙広録』の初の全訳注。その語録は鋭い批判精神の言葉と、自己変革の軌跡を精細に書き留めている。上中下全巻通しての語彙索引付。
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日本史の舞台における、禅僧の役割は何であったのか。優れた主役であったり、徹底した脇役であったりもする。禅僧と、朝廷や幕府、時の権力者との交渉を探りながら、日本史の視点から禅宗史をとらえた一書。多数の写真を掲載し、歴史読み物的に禅宗史を学ぶ。 -
江戸期の複数の禅僧によって編まれた『諸録俗語解』。最も初期のものと思われる新出の写本三種以上を校合して翻刻した。また『諸録俗語解』の補編である『参攷類語』『諸録俗語解補』の二書をも併せ収めた。解しがたい時代語には補注を付した。また、用例の原文も大幅に補った。巻末に語彙索引(約3800項目)、引書索引、国語・諺索引も備えた。 -
江戸前期に来朝し、黄檗山万福寺を開創し、仏教界のみならず広く日本文化に多大な影響を与えた隠元禅師。その漢文年譜史料5編を集成し、読み下し、詳細な注記を施し、禅師の生涯を探求した初めての注解書。付、索引・略年譜。 -
『漢語大詞典』全12巻の二字・多字・詞組格式の三部からなる、正序(順引)逆序(逆引)語彙索引で、各種大辞典の語彙索引としても、前例を見ない画期的なものである。
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公案禅の大成者、宋の大慧宗杲が、門下の居士や官史などの質問に答えて、禅を修得するための要点、心構えなどを懇切に教えた手紙文62通を集めた『大慧書』。その一字一句を、道忠が、実に十年の歳月をかけて注釈した本書は、大慧書注釈書の最高峰。索引によって一大禅語辞典として活用できる。 -
臨済宗、曹洞宗の禅宗祖師および聖僧、各宗の列祖の道影(肖像画)と簡潔な小伝を載せる。 -
日中友好漢詩協会で活躍する著者が著した作詩の指南書。漢詩・偈文の初学者には基礎教材として、また熟練者に便利な現代韻表も付した。 -
五山文学を代表する学僧である虎関師錬禅師。仏教史家であり、儒学、文学にも造詣深く、修道・修学を兼備した禅師の生涯と業績を、豊富な資料とグラビアを交えて紹介する。
- 禅文化研究所の最新出版物のDMパンフ(2022年秋号)はこちら(PDFファイル)からご覧いただけます。