語録・お経に親しむ
不立文字・教外別伝の宗風を持つ禅宗であっても、実は禅の伝灯は、祖師の語録を読むところからはじまっているとも言えるでしょう。またお経の解説本などもご紹介します。
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大圓寶鑑國師の350年遠諱を記念して刊行。愚堂東寔禅師(1577~1661)の『語録』、及び『年譜』に、訓読と注釈を附したものである。 -
仙台、遠山覚範寺開山虎哉宗乙禅師(1530~1611)の語録に訓注と注釈を附したもの。禅師の400年遠諱を記念して覚範寺から刊行された。略年譜、語彙索引付き。 -
宗門第一の書『碧巌録』と宋代禅の特質を考える。
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語録の王として珍重されてきた『臨済録』は、もともと禅門修行者のためのテキストで、その格調はすこぶる超俗的。それをいま、一般の方達のために説き、現代人の「自信」を喚起させようとする著者の細心が全編に漲る。 -
瑞巌寺中興開山雲居希膺禅師の350年遠諱を記念して刊行された。京都蟠桃院蔵の『雲居語録』に訓読と詳細な注釈を附したもの。語句索引付き。 -
誰もが歩む人生行路の諸段階として「十牛図」を読む。
自分の人生と重ね合わせ、自己の課題として受け取っていただきたい新しい“十牛図”論です。 -
施餓鬼会の意味を知るため・餓鬼道からの自他の救済のために。
餓鬼道から自他を救済するために誦むのが『開甘露門』という経典である。本書はその経典の内容を明らかにし、お盆やお彼岸に行なわれる施餓鬼会の意味を解明する。
ブログ禅より
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禅宗で誦まれる陀羅尼の効能を解く
本書は、既刊の姉妹書となる『ナムカラタンノーの世界』で扱った「大悲呪」と、追って刊行される「開甘露門」以外の陀羅尼、「楞厳呪」「仏頂尊勝陀羅尼」「消災呪」「却温神呪」を網羅し、各経典に口語訳、解題、訳注を施したものである。 -
本書は、仙台大雄山善応寺開山、大照智光禅師通玄法達和尚(1635~1704)の語録を訓注したもの。
禅師の300年遠諱記念として、善応寺より発行されたものを、発行人の許可を得て制作元である禅文化研究所より発売。 -
本書は、仙台大雄山善応寺開山、大照智光禅師通玄法達和尚(1635~1704)の語録を訓注したもの。
禅師の300年遠諱記念として、善応寺より発行されたものを、発行人の許可を得て制作元である禅文化研究所より発売。 -
手に取りたいが取りにくい。難しいのではなかろうか・・・と思われがちな『無門関』を、西村惠信先生がわかりやすく説明してくださいます。
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第一冊は、明治年の流布本に校訂を加えた原本影印と索引。第二冊は、正確な読み下しに豊富な振り仮名をふった訓読と注記。大灯録の部分と白隠禅師の提唱部分で字体を区別し、読みやすくした。注記は、特に白隠禅師の引かれる広範囲な引用の典拠をほとんど究明。さらに語注だけにとどまらず、大灯・白隠両禅師の真意にまで迫る。 -
日常お唱えする経典に、やさしい現代語訳と解説を付した、待望の臨済宗経本。 -
入矢義高教授を中心とする語録研究班が会読・研究した『玄沙広録』の初の全訳注。その語録は鋭い批判精神の言葉と、自己変革の軌跡を精細に書き留めている。上中下全巻通しての語彙索引付。 -
禅宗寺院で日常的に読誦される「大悲呪」。その「大悲呪」とは、どのようなお経なのか? なぜ、唱えるのか? そのご利益とは?「大悲呪」が載る『千手経』を読みながら、「大悲呪」のさまざまな疑問に答える、禅宗僧侶、必携の一書。
- 禅文化研究所の最新出版物のDMパンフ(2022年秋号)はこちら(PDFファイル)からご覧いただけます。