公益財団法人 禅文化研究所

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調査研究

臨黄脳死研究会

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現状 研究終了
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臨済宗黄檗宗各派本山の教学担当責任者が一堂に会して、教学の基本にかかわる共通時事問題を共同討議する初めての試みとして発足した当研究会は、ほぼ1年間にわたって、脳死問題に関する研究討議をなし、暫定的ではありますが、当該問題に関する一応の見解をえてその任務を終えたと考え、研究経過と討議内容の概要を報告し、あわせて、討議の中から浮かび上がってきた一つの見解を提示して、報告の結論としました
平成3年7月~平成4年3月まで7回の研究会を開き、報告書を作成しました。
さらに、平成5年1月、報告書を全国の臨黄寺院に配布しました。

第1回研究会 平成3年7月19日開催
脳死と臓器移植に関する医学界ならびに一般社会の現状把握
第2回研究会 平成3年8月19日開催
脳死問題に関する問題の整理と研究会の立場
  • 脳死は「人」の死か

  • 臓器移植:「人」の生とは何であるか

  • 脳死と臓器移植:「人」の生死の狭間

  • 脳死問題と宗教(禅):問題を討議解明する立場

第3回研究会 平成3年9月30日開催
脳死問題に関する代表的意見の拝聴〈要約〉

        講師:大峰 顕 大阪大学教授(宗教哲学)
                大阪大学医学部倫理委員会委員

第4回研究会  平成3年10月24日開催
脳死問題に関する代表的意見の拝聴〈要約〉

        講師:奈倉 道隆 龍谷大学教授(社会学)
                京都大学医学部講師

第5回研究会  平成3年11月22日開催
脳死問題に関する禅の立場からの意見〈要約〉

        講師:平田 精耕 天龍寺管長
                禅文化研究所所長・理事長  

第6回研究会  平成4年 1月30日開催
拝聴した三つの意見を踏まえての問題の再把握
  • 「臨時脳死および臓器移植調査会(脳死臨調)」答申(1月22日)の検討

  • 宗教(禅)にとって脳死問題とはどういう問題であるか

  • 賛否両論に対する我々の立場  

第7回研究会  平成4年 3月 2日開催
研究会としての「まとめ」について

研究討議を通しての一つの見解

班長
班員

脳死問題研究会構成員名一覧(五十音順)

氏 名 (研究会参加当時の役職名を記す)
伊藤 貫道 方広寺派教学部長
香川 寛光 佛通寺派教学部長
垣見 祚隆 永源寺派教学部長
川本 博明 建仁寺派教学部長
北村 宗掬 建長寺派布教師
後藤 典生 臨済宗連合各派布教師会事務局長
須古 美延 南禅寺派教学部長
田原 義宣 天龍寺派教学部長
平塚 景堂 相国寺派布教師
前田 昌道 大徳寺派教学部長
盛井 幸道 黄檗宗教学部長
横田 宗忠 妙心寺派常任布教師
吉田 幸道 臨済宗青年僧の会
渡辺 寛道 妙心寺派強化センター部員
  
今泉 元司 愛媛大学教授
堀尾 孟 大谷大学教授
禅文化研究所 事務局