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禅文化研究所資料室が所蔵する軸物は350点以上にのぼります。その中からよりすぐりのものを、 本サイトにて順にご紹介していきます。
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天田愚庵 筆「五言絶句」

天田愚庵 筆「五言絶句」

日付 2016/12/14
作者 天田愚庵
詳細 聴松堂001

五言絶句

白雲拂不去、青草無由芟、多謝
出藍子、一爐焚碧巖。

国・時代:日本 明治
制作年月:不明
制作年代:明治(19~20世紀)
材質・技法:紙本墨書
サイズ:縦137.8×横33.7
員数:1幅
付属物:箱、釈文
天田愚庵(1854-1904)……c.f.wiki
明治中頃の禅僧、また歌人。幼名は甘田久五郎。1854年に磐城の平藩士の甘田平太夫と妻ナミの五男として生まれる。
1868年に戊辰戦争で両親と妹が行方不明になったため、たずね歩いて全国を旅した。その間、山岡鉄舟や清水次郎長を始めとする多くの人々と出会い、明治20年(1887年)、京都・林丘寺の滴水禅師の得度を受けて、「鉄眼」と号して禅僧になった(34歳)。人間としてありのままの心を歌う万葉調の歌を正しいものと考え、和歌の世界に再びそれを広めた。友人でもあった明治時代の代表的な歌人の正岡子規は、愚庵の影響を受けて万葉集を研究し、和歌の革新運動を行なったことで知られる。

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