トップページ » 2018年6月20日

地震の恐怖

 

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一昨日、月曜日の朝、通勤時に大阪北部での大地震でした。暗い気持ちですが、花を見て少しは心を癒やせればと思い今朝摘んできた紫陽花たちです。

私はちょうど出勤途中、京都駅について嵯峨野線ホームにむかって歩いている途中。まだ古くはない京都駅が、ガタガタと音を立てました。まるで階上を電車が通過したような、あるいは飛行機でも墜落してきたような音(体験したことはないですが)だったので、何事が起きたかと立ち止まって周囲を見回したとたん、揺れていると感じました。同時に自分も含め付近の人たちのスマホで緊急地震速報が鳴り出しました。

ただちに家族にLINE。ニュースでは5強の地震が大阪北部で起きたと言っていると。自坊の本堂は古く、一番に気になりましたが、大丈夫とのこと。墓石も確認して貰いましたが、倒れていないとのことでした。阪神淡路大震災の時には墓石が倒れたり、一部の白壁が落ちたりしたのですが、今回は今のところ大丈夫な様子でホッとしました。

改めてみると京都駅を出かけたばかりの京都線の電車は立ち往生しているし、嵯峨野線ホームの電車に一旦乗りましたが、いつ動くか分からない状況で、あきらめて市バスで出勤しましたが、京都市内はとくに整然としてました。しかしなんとなく、空気が気持ち悪いというか、空と地がひっついてしまっているような、なんとも薄気味悪い感じをおぼえました。

バスで通勤中に、SNSやメールなどで安否を気遣う連絡を何人もの方からいただきました。ありがたいことです。職場への電話は通じませんでしたが、やはりネットの方が頼りになるのですね。

電車の中で2~3時間も缶詰になり、やっとのことで、線路に降りて近くの駅まで歩いて、その後、自宅まで1時間かけて歩いて帰った同僚や友人、2時間近くエレベーターにとじ込められた友人もいました。それでも、幸いにして私の知己の方々には誰も大きな被害が出た方はおられませんでした。私などは20分ほど遅刻しただけで、まったく問題がなかったと言っていいほどです。

しかし、もうご存知の通り、大阪などでは幼い命を含め4人の方が亡くなり、多くのけが人が出ました。残念なことですが、心よりご冥福をお祈りします。

地震が来たとき、どこで何をしているか、誰にも予想はできないですが、それが大きく命に関わるのだなと思わずにはいられません。地震が起きたとき、的確になにがどうできるか、改めて想定しておくことも必要かと思います。

また、東北の震災の時には、いざという時のための被災グッズを、家族の分用意してスーツケースに詰めました。が、実はそれ以降、一度も開いて確認したことがないことに改めて思い当たりました。喉元過ぎれば熱さを忘れるです。今一度、チェックして古い物は入れ替えするなどしておかないといけませんね。

どうか皆さんも、御用心御用心。

by admin  at 08:00  | Permalink  | Comments (0)  | Trackbacks (0)