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サンガセミナー2018 1-2「日々の花」作品 その2

 

_BKL7405.jpg本日も一昨日のブログに続き、今年度のサンガセミナー「日々の花」講座の作品紹介をさせていただきます。

最初に、使用されている花材の一覧を、今一度記しておきます。

ベルガモット/宿根小判草/オレガノネオンライト/山あじさい/ヤブレガサ/
ヌマトラノオ/オカトラノオ/シマアシ/ブドウ(昔の品種)/リシマキア/
ミヤコワスレ/オオタツナミソウ/クレマチス/コオニユリ/ブローディア/
カワラナデシコ/ムギナデシコ(リスカリア)/ホタルブクロ/シロヤマブキ/
シマフトイ/ウツボグサ(「夏草枯れる」といわれる夏草はこの花を言う)/
ヘリヤンシス/アオツヅラフジ/桔梗/ヘリシハリア/オオハンゲ/
ヤバネススキ(タカノハススキ)/フイリノブドウ/斑入り野アザミ

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_BKL7465.jpg_BKL7468.jpg_BKL7470.jpg_BKL7471.jpg_BKL7474.jpg_BKL7475.jpg_BKL7478.jpg_BKL7480.jpg_BKL7481.jpg_BKL7484.jpg_BKL7486.jpg_BKL7488.jpg_BKL7490.jpg_BKL7491.jpg以上です。如何でしたでしょうか。
受講者の皆さん、御自分の作品を見つけられましたから?

また次回、機会がございましたら受講頂きますよう、お待ち申し上げております。

 

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サンガセミナー2018 1-2「日々の花」作品 その1

 

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一昨日のブログで書きましたとおり、今年度の「日々の花」講座は「初夏の花を生ける」がテーマ。そして、夏っぽく、主に籠に生けて頂きました作品を、順に紹介させて頂きます。上の写真は、講師の雨宮ゆか先生の作品です。

なお、今回の講座で使われたお花の種類は下記の通りです。一々書かずにちょっとずるいですが、わからない花がありましたらGoogleででも検索して見比べてみてくださいね。

ベルガモット/宿根小判草/オレガノネオンライト/山あじさい/ヤブレガサ/
ヌマトラノオ/オカトラノオ/シマアシ/ブドウ(昔の品種)/リシマキア/
ミヤコワスレ/オオタツナミソウ/クレマチス/コオニユリ/ブローディア/
カワラナデシコ/ムギナデシコ(リスカリア)/ホタルブクロ/シロヤマブキ/
シマフトイ/ウツボグサ(「夏草枯れる」といわれる夏草はこの花を言う)/
ヘリヤンシス/アオツヅラフジ/桔梗/ヘリシハリア/オオハンゲ/
ヤバネススキ(タカノハススキ)/フイリノブドウ/斑入り野アザミ
それでは皆さんの作品をご覧下さい。
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_BKL7435.jpg_BKL7439.jpg_BKL7444.jpg_BKL7445.jpg_BKL7448.jpg_BKL7449.jpg_BKL7451.jpg_BKL7454.jpg_BKL7455.jpg
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いかがですか? 皆さん、きれいに生けておられますよね。初めての方もおられるのですが、先生のご指導により、短時間でこんな風に生けられるようになります。

今日はここまでとしておきます。
また次回にこの続きを掲載します。お楽しみに。
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サンガセミナー2018 第1回の2講座終了

 

20180625_093942.jpg本日(2018/6/25)、今年度のサンガセミナーの第一回講座が終了しました。今回は立命館大学の傍にある真如寺(相国寺派)を会場にお借りして開催しました。庭がとてもきれいなお寺です。

_BKL7401.jpg午前中は、駒澤大学教授の小川隆先生による「意外と楽しい禅の語録講座」。禅問答は関西弁に似ているという、ちょっとおかしな導入から始まって、「庭前柏樹子」という有名な公案について、唐代、宋代、そして日本でのそれぞれの時代を追っての解釈と理解というようなお話で、受講者の皆さんもリラックスして、たのしく聴いて頂けたのではないかと思います。

20180625_134433.jpgそして、午後からは、雨宮ゆか先生による、「日々の花講座 -初夏の花を生ける」。こちらの講座も毎回大人気の講座。さらに今回は、先生がお持ち下さったカゴなど、少し変わったものを花器としてに生けることに挑戦して頂きました。

20180625_134458.jpg次回のブログから数回、皆さんが生けて下さいました作品を紹介していきます。

その1はこちら

その2はこちら

 

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茅葺き屋根の修復完了

先日のブログ禅でご紹介した「茅葺き屋根の修復」についてですが、先般、完了しました!

前回のブログでは新しい葦を、職人さんが差し込んでいたところですが、その後、植木バサミなどを使って刈り込んで形を整えていくのです。

そして完了したのがこの写真。足場も取り払われました。

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いかがですか? 理容店に行ってすっきりしてきました!的な感じでございましょう?

近寄ってよく見れば、以前の葦と新しく葺かれた葦とがわかります。

blog_MG_9382.jpg内側の方は色が濃いのがおわかりでしょうか。そしてその外部に新しい葦が乗っています。長年見ていると気がつかないのですが、こんなに痩せてしまっていたのですね。

 

 

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地震の恐怖

 

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一昨日、月曜日の朝、通勤時に大阪北部での大地震でした。暗い気持ちですが、花を見て少しは心を癒やせればと思い今朝摘んできた紫陽花たちです。

私はちょうど出勤途中、京都駅について嵯峨野線ホームにむかって歩いている途中。まだ古くはない京都駅が、ガタガタと音を立てました。まるで階上を電車が通過したような、あるいは飛行機でも墜落してきたような音(体験したことはないですが)だったので、何事が起きたかと立ち止まって周囲を見回したとたん、揺れていると感じました。同時に自分も含め付近の人たちのスマホで緊急地震速報が鳴り出しました。

ただちに家族にLINE。ニュースでは5強の地震が大阪北部で起きたと言っていると。自坊の本堂は古く、一番に気になりましたが、大丈夫とのこと。墓石も確認して貰いましたが、倒れていないとのことでした。阪神淡路大震災の時には墓石が倒れたり、一部の白壁が落ちたりしたのですが、今回は今のところ大丈夫な様子でホッとしました。

改めてみると京都駅を出かけたばかりの京都線の電車は立ち往生しているし、嵯峨野線ホームの電車に一旦乗りましたが、いつ動くか分からない状況で、あきらめて市バスで出勤しましたが、京都市内はとくに整然としてました。しかしなんとなく、空気が気持ち悪いというか、空と地がひっついてしまっているような、なんとも薄気味悪い感じをおぼえました。

バスで通勤中に、SNSやメールなどで安否を気遣う連絡を何人もの方からいただきました。ありがたいことです。職場への電話は通じませんでしたが、やはりネットの方が頼りになるのですね。

電車の中で2~3時間も缶詰になり、やっとのことで、線路に降りて近くの駅まで歩いて、その後、自宅まで1時間かけて歩いて帰った同僚や友人、2時間近くエレベーターにとじ込められた友人もいました。それでも、幸いにして私の知己の方々には誰も大きな被害が出た方はおられませんでした。私などは20分ほど遅刻しただけで、まったく問題がなかったと言っていいほどです。

しかし、もうご存知の通り、大阪などでは幼い命を含め4人の方が亡くなり、多くのけが人が出ました。残念なことですが、心よりご冥福をお祈りします。

地震が来たとき、どこで何をしているか、誰にも予想はできないですが、それが大きく命に関わるのだなと思わずにはいられません。地震が起きたとき、的確になにがどうできるか、改めて想定しておくことも必要かと思います。

また、東北の震災の時には、いざという時のための被災グッズを、家族の分用意してスーツケースに詰めました。が、実はそれ以降、一度も開いて確認したことがないことに改めて思い当たりました。喉元過ぎれば熱さを忘れるです。今一度、チェックして古い物は入れ替えするなどしておかないといけませんね。

どうか皆さんも、御用心御用心。

by admin  at 08:00  | Permalink  | Comments (0)  | Trackbacks (0)

3週間で変わる!心とからだ

 

イヤイヤきたえる健康法.jpg

――「筋肉を鍛えると打たれ強くなるのか?」「胃腸が丈夫になるのか?」「アレルギーが治るのか?」「アタマがよくなるのか?」
一般の答えはNoだろう。しかし私の答えはYesである。
正確には、「打たれると凹むけど、回復が早くなった」「バカな胃腸が賢くなって食べ過ぎないようになった」「胃腸が丈夫になって便秘しなくなった」「免疫力が高くなってアレルギーは消えた」「アタマがよくはならないが、しぶとさが増えて、より深くしつこく考えられるようになった」。
お気づきかもしれないが、すべて過去形である。これはゼロ歳からのひどい小児ぜんそくを完全克服してきた、長い年月の事実報告である。(樺島勝徳)

 

今月末に弊所が発刊する新刊は、その名も『イヤイヤきたえる健康法』(2018/6/30発行)。著者は、禅僧・鍼灸師・体操教室主宰という肩書きを持つ「和尚さん」こと樺島勝徳師(京都市・薬師禅師住職)。坐禅の精神と整体を組み合わせた和尚さんオリジナルの体幹育成メソッドが、皆さまの心身の悩みを解決に導きます。

タイトルがこのようにネガティブなのは、いま現在からだや心に不調を抱える方にこそおすすめしたいからです。たとえイヤイヤ始めても、3週間後にはしっかり結果が出るようになっています。

結果を出すためには、なにより続けられることが重要。忙しい方向けに、1日わずか3分で体幹を鍛えられる体操も収録しました。収録されているメソッドはどれも安全で簡単なものばかりですので、体力に自信のない方でも安心して取り組んでいただけます。

密接に繋がる心とからだ。両者の変化を、3週間ご自分の心身でたしかめてみませんか。

by admin  at 10:06  | Permalink  | Comments (0)  | Trackbacks (0)

研究所の花 2018/6

 

あちこちで、紫陽花まっさかりのようですが、自坊でも紫陽花が色々と咲いています。斑入りのススキも緑色が綺麗になってきました。

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紫陽花にヤマボウシを添えてみました。

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こちらは大好きな八重のドクダミ。匂いは他のドクダミとかわりません。他のドクダミより若干弱いので、なかなか増えにくいのですが、今年も頑張って花を咲かせてくれました。

blog2018-06-12-12.51.jpg百合も咲いたので玄関に生けてみました。大輪の花がまさしく華やかですね。

blog2018-06-12-12.49.jpg梅雨でどんよりとしたお天気の毎日ですが、花を見ると、すこし晴れやかになりますね。

by admin  at 08:00  | Permalink  | Comments (1)  | Trackbacks (0)

久留米の梅林寺

先頃から、円覚寺の誠拙周樗禅師の遠諱に向けての墨蹟集を制作するために、各地を駆け巡っていることをこのブログでも書いておりますが、先週は、九州は久留米の梅林僧堂まで行って参りました。

blog_梅林寺2018-06-08-10.54.jpg初めて乗る九州新幹線。車両はJR東海の500系と同じですが、車体は薄い水色、車内は2列席が左右に分かれていて、東海道新幹線より通路が広いのですね。東海道新幹線であちこちに行くことが多いので、EX予約というネットで予約してICカードで乗車できるようにしているのですが、九州新幹線は対象外。ネットでは博多までしか予約ができず、久留米までは駅で別途買い足しするという、なんとも不便なことです。狭い日本なのですから、こういったことのインフラももっと進めるべきですね。

梅林寺に伺うのは初めて、もちろん久留米駅に降り立つのは初めてです。梅林寺のある西口にはホントになにもない、いかにも地方の新幹線の駅という感じです。今回は新幹線での出張ですので、ストロボスタンドを長いバッグで手で持ち、カメラやストロボ、ノートパソコンやらをキャリーケースに詰め込んだ大荷物をゴロゴロと引っ張りながらですが、駅から歩いて5分で梅林寺の山門に到着です。

blog_梅林寺2018-06-08-13.39.jpg紫海禅林の扁額が掛る山門をくぐり、庫裏へと向かいますと、右手に禅堂「金剛窟」がありました。

blog梅林寺_2018-06-08-13.41.jpg私が三島の龍澤僧堂に在錫しているとき、梅林僧堂にいた雲水が摂心に参加されたことがありました。参禅の喚鐘がなると、雲水は禅堂から脱兎の如く喚鐘場に走るのですが、彼のその速さといえば、尋常ではなかったことをふと思い出しました。以後、「ロケットダッシュの梅林僧堂」というイメージがあるのですが、今もそうなのでしょうか。

またこちらの梅林僧堂の閑栖老師である東海大光老師には、妙心寺管長をされていたときにDVD禅僧が語る「一筋がよし寒椿」を収録させていただいたことがあります。

blog_梅林寺2018-06-08-13.41.jpg玄関で案内を乞うと、花大出身だという知客さんにお茶を入れていただいたのち、隠寮で現師家の東海大玄老師と相見させていただきました。正式には初対面でしたので、いろいろとお話を伺いました。その間、老師の愛猫が、ずっと私の回りで座ったり寝転んだりしていました。「この猫はお客好きですね」といいましたら、老師曰く、「いや、話を聞いておるのだよ。あとで、あのときこんな話をしておったかな? と聞くと、ニャーと答えるよ」と。さすがです。

その後、誠拙禅師の一行書を一幅撮影させていただき、滞在1時間後には帰路の新幹線車内にいたのでした。

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国宝 十一面観音(法華寺)

 

blog_MG_9317.jpg一昨日の土曜日に奈良市にある法華寺に行って参りました。ちょうど梅雨の晴れ間の日。
開基・光明皇后様の命日(6月7日)に併せて国宝十一面観音菩薩の特別ご開帳(6月5日~10日)なのでした。
たった5日間のご開帳なので、もっと多くの方がご参詣かと思いきや、そうでもなくゆっくりと拝むことができました。毎年されているからなのでしょうね。

blog_MG_9319.jpgちょうど花菖蒲も綺麗な時期、本堂前の池に涼しげに咲いています。

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本堂に入ると、正面の厨子が開かれ、国宝の十一面観音を拝むことができます。頭上に十一面を乗せたお顔は明るい表情で、とても手が長いのが印象的。背中には蓮の花が槍のように突き出ています。
静かに観音普門品世尊偈をお唱えしてきました。

奈良の中心地からは少し離れたところなので静かです。今年のご開帳はもう終わってしまいましたが、また来年以降でも同じ時期にご開帳されることかと思います。国の史跡に指定されている池水回遊式庭園も拝観することもできます。

 

 

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茅葺き屋根の修復

一昨日に引き続き、自坊つれづれ。

blog2017-10-23-07.04.jpg自坊には、ちょうど私が住職交代したときに落慶した、築20年ほどになる茅葺きの門があります。琵琶湖特産の葦を使った屋根ですが、20年が経過すると、ご覧のように苔むして、いい感じになっているのではありますが、上部は昨年の台風で少し痛んでしまい、このたび、修復して貰うことになりました。

修復も、建築時に携わって頂いた(株)タイナカにお願いしました。臨黄ネットにも賛助会員としてオンラインショップを開いて頂いています。有名なところでは、京都の法然院の門だとか、最近知れわたってきました広島県福山市の神勝寺に鎌倉建長寺から移築された、坐禅堂の屋根もここのお仕事です。

さて、足場を組んで工事が始まりました。
まずは、せっかくの風情がなくなりそうで少し惜しいですが、この苔を掻きむしって取ってしまいました。

blog_2018-05-31-08.57.jpgすっきりした感じもします。すでに右端には、修復がはじまっています。50cmほどの新しい葦を射し込んで行かれるのです。

blog_MG_9289.jpg雨が降ったら仕事はできませんが、晴れたら晴れたで暑いし、風が吹くと細かい埃が舞うので、とても大変な作業です。

職人さんも減る一方だとかで、けっこうなご年配の方が熟練の手先で仕事を進めて行かれます。一人、若手の職人さんがおられますが、本当に貴重な存在です。

blog_MG_9282.jpgこうして射し込んだものを、特殊な工具で形を整えていかれるのでした。

blog_MG_9291.jpg工期は10日間ほどかと思います。さて、どんな風に仕上がるでしょうか。
改めてまたご報告したいと思います。

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模様替え

昨日の小雨が今朝から本降りになっています。おそらく今日、近畿から関東までも梅雨入り宣言されることでしょう。

blog_2018-06-06-06.51.jpgさて、6月になって衣替えとなりました。自坊の庫裏の設えも衣替え、といったわけで、先日、襖や障子をはずして片付け、夏用の御簾や簾戸(すど)に入れ替えました。古くて傾きかけた庫裏の襖や障子を取り外すのは、実は一苦労なのです。お寺や古い町屋に住んでいる人なら、「あー、あるある」と、おわかり頂けることでしょう。
まっすぐになっていないので、敷居の決まったところからしか襖を外せなかったりするんですよね。

blog_2018-06-06-06.51.51.jpg話は変わりますが、自坊の本堂の経机が、かなり傷んでしまって、別の場所に運ぶときには、気をつけないとバラバラに解体されてしまうという自体になってきました。見かねた檀家のKさんが、新しい経机を寄贈してくださることになり、先日、仏具屋さんで発注し、まもなく届くのです。

blog2018-06-06-06.52.jpgあらためて今までの経机を見てみると、今回寄贈して下さる檀家のKさんの先代(父上・もうすぐ二十三回忌)が寄贈されたものだということがわかりました。となりの大磬の台も同じくです。Kさんはそのこともご存じなかったので、これもご縁だと喜んで下さいました。

さらに、父上が昔から気になさっていたという大般若の函。古くなってあちこち痛みも出ていましたし、蓋が閉じないので紙を折って挟んでいたりと、なんともお粗末な状態。そこで、この函の新調も二十三回忌に向けてご寄進いただくことになりまして、きれいな桐箱12函が先般納品され、梅雨までに入れ替えを済ませました。
檀家さんの少ないお寺ですので、こういったご寄付はとてもありがたいことです。

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妙心寺新管長の晋山式

もう6月になってしまいましたね。あっという間の半年でした。

さて、去る5月27日に、大本山妙心寺に愛知県犬山市瑞泉僧堂師家・小倉宗俊老師が新管長として晋山されました。老師は瑞泉僧堂師家として、すでにもう長く接化されてこられましたが、お生まれは大本山東福寺の門前町にあるお花屋さんのご子息。小さい頃から、東福寺の管長であった林恵鏡老師に「お坊さんになりなさい」と勧められていたそうですが、いつのまにか現実になったそうです。
当初は白隠禅師の古道場、三島の龍澤僧堂に掛搭され、3年の修行の後、瑞泉寺に再掛搭され松田正道老師に嗣法されました。

blog_2018-05-27-10.15.01.jpg私は後に同じく龍澤僧堂の鈴木宗忠老師の会下の末席を汚したご縁があり、以前より、親しくさせて頂いておりましたが、そういう関係で同じ龍澤僧堂の会下も晋山式に招いていただき、個人的には初めて妙心寺の晋山式に参列させていただいたのでした。式中はさすがに撮影もできないのですが、式ではこの法堂の壇上に管長猊下が登壇され、晋山法語を述べられたのでした。

DVD小倉宗俊.jpgこの晋山式に合わせて、禅文化研究所では、管長猊下のDVD「禅僧が語る 鬼手是仏心」(1500円+税)を制作し、販売を開始致しました。老師の生い立ちから現在までのこと、そして僧堂師家として現代の雲水達と向き合っておられる老師のお話は、現代を生きる我々にも指針となることでしょう。

ご注文をお待ち申し上げております。

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大井際断老師津送

 

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今年2月に103歳で遷化された方広寺派前管長大井際断老師の津送(しんそう:臨済宗僧侶の本葬儀)が5月25日に行なわれ、私も出頭してまいりました。

式には臨済宗各派本山の管長方や専門道場の老大師方、各派宗務総長方や方広寺派の住職方など、200名ほどが参列されました。
津送は、鎖龕(さがん)・起龕(きがん)・奠湯(てんとう)・奠茶(てんちゃ)・秉炬(ひんこ)の5導師によって営まれ、それぞれが法語を唱えられ老師の遺徳を偲ばれました。

180601_IMG_0125.jpg引き続き行われた新忌斎では、4月から新管長に就任された安永祖堂老師が導師を務められ、法要は無事円成したのでした。

安永老師は花園大学教授であり、当研究所の評議員も兼務されております。英語が堪能で、研究所が中心となって行なってきた東西霊性交流でも中心的な役割を担ってこられました。海外布教に積極的だった大井前管長の後継者として最適の老師の誕生は、宗門にとって大変喜ばしいことです。

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