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サルが去る


20180328_MG_8241.jpg一昨日のブログにも書きましたとおり、先週末、京都の北嶺・比叡山延暦寺に行ってきました。標高850メートル近くもある山の上なので、午後になるほどだんだん冷えてきたのですが、あたりには杉の大木から黄色い花粉が舞う様子が。花粉症のスタッフには地獄のようでした。

それから、今回の訪問で驚いたエピソードがもうひとつあります。比叡山といえばサルが有名だという認識でいたのに、最近はあまり出没しないというではないですか。なんでも、シカとの勢力争いに負けてほとんど山を降りてしまったと。そういえば、あちこちにシカ除けのフェンスが張り巡らされています。

一見昔と変わらぬ自然を保ちつづけているように見える霊山においても、じわじわと変化が起きているのだなと思わされた一日でした。改めて、皆さまの周りではいかがでしょうか。

 

by admin  at 09:00
コメント
  1. 鹿が増え始めたのでしたらまず笹とアオキは数年のうちに山から全て消えます。やがて無毒な低木は葉と枝を、樹木は根回りの樹皮を食べられ やがて枯れます。
    馬酔木などは増えてゆきますね。
    厄介なのがダニの急増でしょう。枯れ笹やワラビに衣服が触れるだけで人間に取り付きますからご用心。
    現在府北部の鹿の多い地域では人間は金属製の檻の中でしか生活出来ない状謡ですよ。

    by 森野啄木  2018年3月28日 13:16
  2. 森野啄木さま
    コメントをありがとうございます。比叡山のことなので、こちらがどうこうすることでもないのですが、樹木の根回りを保護するなどの対策はすでに取られているようでしたよ。
    しかしダニが増えて、回峯行の行者さんたちに取り付くようなことがおきているようでしたら、それは困りものですね。

    by 禅文化研究所  2018年3月29日 09:39
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