Oct 09
2017
京都国立博物館 開館120周年記念特別展「国宝」
現在、京都国立博物館 平成知新館にて、開館120周年記念 特別展覧会「国宝」が開催されています。
会期は2017(平成29)年10月3日(火)~ 11月26日(日)で、その間4期にわけて、200点を超える国宝ばかりが、2週間毎に展示替えされて展観されるという、夢のような展覧会です。
今回の展観は、京都国立博物館で41年ぶりとなる国宝展だそうです。
ご存知の通り、禅文化研究所では、各地の寺院にてデジタルアーカイブス事業のために寺宝調査をさせていただいています。今まで未調査だったり未発見のとても優れた書画をみつけることもありますが、さすがに国宝となるようなものはそうそう出てくるわけではありません。国宝に指定されるものは、それだけに非常に価値のあるものということですから、観ておくに超したことはないと思います。
これから京都は観光シーズンに突入。観光客であふれかえる時期ではありますが、是非、機会を観てお運び頂いてはいかがでしょうか。
詳しくは京博のホームページにてどうぞ。
by admin at 09:00
国宝展一期、行ってまいりました。人は多いだろうし、京都や奈良の国宝ならいつでも観ることができるしとか思いましたが行って良かったです。観るもの全てが国宝って、圧巻でした。待ち時間はなく入場できましたが中は混雑していて空いてそうなところから観て、もう一度観たいものはまた戻ってみたりしていたのでこの展覧会は誰かと一緒に行くのではなく自分勝手に動ける1人で行くのが正解だと思いました。残りの3期も行きます。
以前にコメントしました着せ綿ですが9月に老師さまに相見した時に老師さまの前で生けまして、その後、着せ綿をお返しくださったので
旧暦の重陽の節句のお茶のお稽古の時にまた着せ綿をいたしました。
秋の点心も無事、終わりました。
20日は円福寺の萬人講なので行ってきます。
Mimozaさん、いつもコメントをありがとうございます。国宝展行って見えたのですね。圧巻だったとのことでよかったです。
かくいう私は案内しておいてまだ行けていません。
さて、着せ綿の件、点心の件、また今度老師にお会いしたときにお話を聞いてみますね。
もうすぐ萬人講ですね。お手伝い、お疲れ様です。
萬人講はお手伝いではなくお接待、頂きます。
春と秋の楽しみです。
紅葉の綺麗な時に円福寺に来られようなことがございましたら
是非、もみじ寺(宝青院)においで下さい。
昨日は琵琶の独奏会がちおん舎であり行ってきました。
薩摩琵琶の音色の余韻が今も残っています。
芸術の秋ですね!
また書きたい事を忘れていました。
国宝展の中でも特に心に残った物の一つが袈裟です。イヤホンガイドのおかげで勉強になったのですが袈裟はサンスクリット語で濁った色という意味なんですね。捨てられてしまうような布を濁った色に染めて縫い合わせて袈裟にすると説明がありました。
国宝展の延暦寺の袈裟は色合いが絶妙でした。
この夏の暑い日に托鉢の一行と車ですれ違った時に一人だけ色んな布をつぎはぎされてる袈裟を着て暑さでしんどそうな雲水さんを初めて見ました。私はこれぞ禅僧、カッコイイとその時思ったのを国宝の袈裟をみながら思い出しました。
老師さんの相見は京都のイラストを描いていて、以前、花園の表紙を二年間担当しましたイラストレーターの友人と行きました。
私の実家の明治時代の御殿雛も友人が描いて表紙になりました。
友人は花園の原画を老師さまにお見せし、私は着せ綿したり、老師様がお茶を点てて下さるスペースが無くなり、まるで二人で何かのプレゼンをしているみたいな感じでした。
直前に何必館の魯山人展
に行ってまして心に残った坐辺師友と言う言葉は禅語か魯山人が言った言葉なのかどちらなんでしょうかと質問させて頂いたのが私達にとっての唯一真面目な質問でした。
楽しいひと時でした。
Mimozaさん、色々と、お寺や美術館を訪ねたりされてお楽しみ頂いているようですね。まさしく秋の楽しみですね。
袈裟にも興味を持って頂いたご様子ですが、弊所の季刊誌『禅文化』244号(2017年春号)で「袈裟と法衣」という特集をしました。袈裟の歴史や変遷など色々と知って頂けると思います。もしよろしければご購読下さいませ。詳しくは下記をご覧下さい。
http://www.zenbunka.or.jp/pub_etc/pub/entry/_244.html