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サンガセミナー 2015年第2回  水墨画講座

ちょうど一週間前の7月24日(金)、今年度2回目となるサンガセミナーを開催致しました。

150731-1.jpg今回は法輪寺(だるま寺)さんを会場に、まずは午前中に水墨画講座です。
鏡板の松のお話でもご紹介しました、水墨画家の平川功先生がこの日の講師。

2時間でどこまでできるか?!と、楽しみでもあり、少し不安でもありましたが、さすがはお教室をいくつか開催されている先生。
 
筆の持ち方から構え方、墨を磨るところから始めるその精神。基本となるべき事+水墨画を描く時の心の持ちようまで幅広くお話いただき、墨を磨りながら先生のご説明を拝聴。

150731-2.jpgその後は、磨った墨に水を足して筆ならしを始めます。紙と墨の相性、色、にじみなどを確認してから、上の「花を描く」を参考に、少し描いてみたり・・・。
そしてこの日は、それぞれの机に一輪挿しに入った花を描いていただこうと、お花も用意しておりました。

150731-3.jpgお好きなお花を選んでいただき、後ろから拝見していても皆様はとても真剣で、たとえるなら、坐禅をしている時のような気が漂っていました。
講師の先生も、僧侶の方が多いせいか、集中力が半端なくすごいと驚いていらっしゃいました。

150731-4.jpg上手に木槿の花を描かれた生徒さん。先生が少し濃い所を作ると良いですよ、、、と、少し描き足すとまた全体が引き締まって見違えるよう。
先生は生徒みなさんのところをまわられ、それぞれにコツを伝授してくださっていました。

150731-5.jpg2時間では足りない!もっと描いていたかった!とのお声もあり、来年度は秋の実などを描く水墨画講座も良いなぁ・・・もう少し時間を増やそうか・・・などと主催者側も考えております。

それにしましても、皆様ほとんどの方が初めての水墨画とのことでしたが、とてもお上手なのにびっくりでした。普段から筆に慣れ親しんでいる方が多かったせいでしょうか。

私も後でこっそりやってみましたが、なかなかに難しく辟易しながらも、のめり込んでゆくのがわかる心地が致しました。
ご参加いただきました皆様、誠にありがとうございました。是非ともさらに練習を重ねていただき、いつか研究所にお葉書いただけましたら幸いです。

*次回は10月1日に第3回サンガセミナーを開催予定。禅の祖師、達磨大師についてを知る講座、さらに、元末の中国文人と南北朝時代の禅僧の交流についてを学びます。 
是非ご参加くださいませ! 詳細はこちら

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東福寺夏期暁天講座のごあんない

 

150730.jpg大本山東福寺にて開催される暁天講座のごあんないです。

来たる8月2・3・4日の三日間 大禅堂で開催されます。
午前6時より坐禅・6時半より法話との由。是非ともご参集いただきますよう、宜しくお願い申し上げます。


※暁天講座のご予約はできません。
※費用は無料です。
※法話後にお茶とお菓子がでます。

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ドラッカーコレクション 珠玉の水墨画

 

150729-1.jpgマネジメントの父と呼ばれた経営学者、ピーター・F・ドラッカー(1909-2005)が日本画、ことに水墨画を愛しコレクションしていた事を私は全く知りませんでした(すみません、本も読んだことがありませんもので)。

千葉市美術館にて開催中に足を運びましたが、室町時代の珠玉の水墨画が数多く展示され、しばしその世界に遊びました。

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と申しましても、まだまだ水墨画というのは私にとっても敷居が高く、「わかる、わからない」などで表現できぬような深い世界。
ドラッカーはこの世界でどのように遊んだのでしょう。これほどにはまるくらいですから・・・。

「正気を取り戻し、世界への視野を正すために、私は日本画を見る」

皆様にとっての正気を取り戻させてくれるものとは、何でしょうか。


現在は巡回して長野県信濃美術館にて開催中。この後は、雪舟の弟子の画も多いことからか、山口県へと場所を移して巡回予定のようです。

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国際白隠フォーラム2015

 

150728-1.jpg2015年7月19日、沼津にて開催された国際白隠フォーラムにお邪魔しました(書籍等販売させていただきました!)。 *詳細はこちらをご覧ください。

昨年秋にも同じ会場で白隠フォーラムが開催されましたが、その時に地元の方達の白隠熱と申しますか、白隠愛のすごさには驚かされたものですが、やはり今回も同じように素晴らしい熱気を感じました。

150728-2.jpg原(白隠さんの生誕地)の小学校・中学校では校歌にも白隠さんの名が出てくるそうな。ほんとうに、かの歌のごとく、富士山と並んで土地の方々が誇りに思う存在なのだなぁ・・・というのを集まった皆様を見ているだけで、ひしひしと感じるのです。その雰囲気はとても気持ちの良いもので、こちらまで嬉しくなってしまいます。

150728-3.jpg今回の芳澤先生の講演のテーマが、「白隠と大衆芸能」であったわけですが、白隠さんの画に描かれる大衆芸能についてのお話と、なんと実演まであり、会場は大盛り上がり。さながら江戸時代の街道筋の雰囲気を見るかのような・・・。

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また、“白隠と私”と題して、白隠さんに殊の外思い入れのある方達が登壇され、熱く熱く、時間が足りないほどに白隠さんについてを語られたのも素敵なひとときでした。
皆さん、人生を変えてしまうほどの出会いだったようで、時を経てなお、彼らを、私たちを魅了してやまない白隠さんの魅力について、存分にシェアしていただきました。

郵便番号5ケタの時代の物だし・・・と、一応持って行っただけの白隠さんの絵はがきが完売。「まだありますか?」とお尋ねになられる方多数。 郵便番号5ケタの時代の物である事を説明すると「そんなの関係無いです!だってもったいなくて使えないから飾りますので」とのお答えも幾人か・・・。

「もっと持参すべきであった」と、静岡の方(静岡のみならず、遠くからおこしの白隠ファンも多いようでした)の白隠熱についてをまだまだ理解できていない事に反省することしきりでした。
こちら、弊所ネットショップでも取り扱わせていただいております。 次回は怠らず商品ラインアップを考えたいと思った次第です。
ちなみに、こんなハガキもあります・・・ご紹介まで。

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今週の花


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おはようございます。
先月鎌倉は東慶寺さんにて開催されました、雨宮ゆか先生による日々の花講座
籠を使うお稽古でしたので、目下研究所でも籠を色々使ってみております。

まず上写真の籠は、フィリピンのもので、タニシを採って入れていた籠。使い込まれてツヤが出て、なんともいえない味わいです。楚々とした日本の草花ともよくなじむのです。お玄関で皆様をお迎えしております。

150727-2.jpgこちらもフィリピンの籠。イランのガラスコップを置いて生けてみました。上司の自坊から届けられる花と、そのへんで摘んできた名も知らぬ草を一緒に。

150727-3.jpgこちらもフィリピンのアンティークの籠。目が粗いのですが、何に使ったものでしょう。わからないのですが涼しげで気に入っています。

150727-4.jpgこちらはラオスで餅米を入れる籠。普通に食卓に出てくるのですよ。現在も使われている生活雑貨です。

150727-5.jpg最後はガラスで。古代ガラスの復刻を試みている友人のガラス作家さんの作品。どの季節でも使えて重宝しています。
研究所花だよりでした。


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季刊『禅文化』237号発刊のお知らせ

 

150724-1.jpg今夏は鈴木大拙と西田幾多郞両博士の、それぞれ50回忌と没後70年にあたります。

そこで今回の季刊『禅文化』では、お二人の禅思想を改めて顕彰すべく特集を組ませていただきました。

内容を少しご紹介いたしますと、たとえば、大拙博士が「盤珪」や「妙好人」と出会ったきっかけ。日本民藝協会常任理事の太田浩史先生がご寄稿くださいました。

150724-2.jpg季刊『禅文化』237号_奇縁―大拙につばさをつけた人々―.pdf

やや衝撃的な告白から始まりますが、さて、ここからどう人間関係(奇縁)が展開していくのでしょうか?これはほんの一例でして、皆さんにぜひお読みいただきたい記事が盛りだくさんです。

発売日は7月25日。目次をご紹介させていただきますので、ご覧いただけましたら幸いです。
よろしくお願いいたします。

【もくじ】

【特集 大拙・寸心両居士の禅思想点描】
鈴木大拙著『禅と日本文化』の衝撃/松岡正剛
敦煌文献と盤珪 ―大拙の禅思想史研究/小川隆
奇縁 ―大拙につばさをつけた人々―/太田浩史
西田幾多郎の根本思想/小坂国継
『十牛図』から見る西田哲学/森哲郎
おかげさま/岡村美穂子

禅における心身について (九)
ブッダ本来の言葉と禅 (四)/佐々木奘堂     
善財童子の求道ものがたり (三十五)/小林圓照
笶麻Oラビア 大拙・寸心の書
ひとくち法話 海を見よ/横田南嶺
禅の見方、考え方 (二)捨てるということ―放下著/古川周賢
河北正定に臨済禅師の遺跡を訪ねる (四)/衣川賢次
文化の爛熟と禅 (中) 要説・中国禅思想史42/伊吹敦
心理学と仏教、もしくは禅 (二)/丹治光浩
三余居窓話 (余滴・七) ―西田哲学管見― /西村惠信
部分から全体へ 寺院建築入門 (七)/佐々木日嘉里
和尚さんの身体講座 (四十六)自作の発酵サプリで持病を治す/樺島勝徳
睡猫庵歌話 (九) 死の淵から帰って見えるもの
―橋本喜典の十方世界現全身―/大下一真
真如寺と共に/江上正子
表紙解説/木村宣彰
賛助会員・後援会員一覧
いっぷく拝見
編集後記《すずろごと》
『禅文化』バックナンバー
禅文化研究所の本
切り絵/田中道男


季刊『禅文化』237号 お求めはこちらからどうぞ。

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ラオス逍遙 後編

「ラオス逍遙 後編」 川辺紀子(禅文化研究所所員)


「ラオス逍遙 前編」はこちら
-季刊『禅文化』235号より-


前号ではあくまでも旅行者の一視点から見たラオスのお国事情、ルアンパバーン滞在についてを簡単に触れた。今回は旅の最大の目的ともいえる「僧侶の托鉢」についてである。

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この国を訪れようと思った瞬間から、どこを調べてもマリーゴールド色の鮮やかな袈裟を纏った僧侶がずらりと並んで歩き、早朝に托鉢される様子の美しい写真を目にするようになる。

ラオスの仏教は、スリランカから伝わった南方仏教、いわゆる「上座部仏教」で、男性は誰でも一生に一度出家する。その期間は数週間の者もいれば、一生続く者もいる。お寺にいる間は衣食住全てがまかなわれ、就学期間の子どもであれば衣のまま登校し、教育費も寺院が負う。
女性は出家しない分(「現世が嫌になって出家する人もいる」と現地人が言っていたが……)、功徳を積むために熱心に喜捨する。そのせいか、早朝の托鉢で静かに並んで待つのは圧倒的に女性で、その表情には心打たれる真実味がある。

150723-2.jpgワットビスン 西瓜を割ったような形から、別名すいか寺とも

ガイドブックやネットで調べた情報では必ずといって良いほど、町のメインストリートでの托鉢拝観を勧めている。
その辺りのホテルなどは、目の前で繰り広げられる托鉢の様子がうたい文句だ。まるで、そこでしか托鉢が行なわれていないのか? と思ってしまうほどである。

150723-3.jpgホテルからの眺望

私は町中の喧噪が苦手で中心部からは少し離れたホテルに滞在した為、フロントで尋ねてみた。「他にも早朝に托鉢を拝観に行く客がいるからホテルの車を出す」というので、それに便乗することにし、翌朝五時起きでホテルを出発。

ホテルの車が停まった地域は、あろうことか托鉢を待つそのほとんどが観光客で、地元の人よりも多い。喜捨のための食べ物を売る商売人がうろうろしており、静かに托鉢を拝見させていただくどころか、彼らにつきまとわれてしまう。もちろん、異国の地で僧侶に喜捨してみたいというのもわかるし、良い経験になるだろう。だが、僧侶の列がやってくると、喜捨する同行者の写真を撮るため、僧侶の近くに何のためらいもなく近づき、行く手を阻む勢いで写真を撮り続ける人々は、どう見ても「托鉢に参加する自分を写真に撮ってもらい記念にする」という一種のアトラクションを楽しんでいるようにしか見えない。
観光客により町が支えられている面が大いにあり、その是非を問うのは難しいが、なんとなく釈然としない思いでその場を後にした。

150723-4.jpgフランス統治時代の名残 コロニアル建築が随所に見られる美しい町並み

が、ふと思い出した。「朝、メインストリートに向かう途中、ホテルのすぐ近くの道路に地元の人々がいた。
正装(伝統的な裂地の巻きスカートに、肩からショールをかける)して静かに待つその姿の美しさに心躍らせたではないか。もちろん観光客がいるような所ではない。明日はホテルの自転車を借りて、近場を巡ってみよう」。

150723-5.jpgまだ薄暗い中ホテルを後にし、昨日の目撃場所へと急ぐ。すると、ちょうど托鉢を待つ女性たちのところへ僧侶の一行がやってくるところであった。

150723-7.jpg少し離れた場所から拝見していると、一人一人の女性は、喜捨を終えると生飯(持参した餅米と水)を大地(万霊)に施し、それぞれが僧侶たちが進む方向へと身体の向きを変え、合掌している。

150723-6.jpg女性たち全員の喜捨が終わると、僧侶一行と女性たちが向き合い、読経が始まる。女性たちは静かに頭を垂れる。僧侶が去って行くと、皆な何事もなかったかのように方々へと帰路につくのだ。

150723-8.jpgなんとシンプルで美しい一連のお互いの所作であろう。施される者も施す者も後に何も引きずってはいない。おそらくはこれこそ昔からの托鉢のスタイルであろう光景に遭遇でき、有り難いものを拝見させていただけたと感謝。意気揚々と町のマーケットへと繰り出す道すがら、そこここで同じような光景が繰り広げられているのを目にした。何もメインストリートへゆくことなどこれっぽっちもなかったのだ。

150723-9.jpg本誌を読んでいただいている方々には本来の托鉢の姿をこそ拝観していただきたく、老婆心ながら私の経験を書かせていただいた。ルアンパバーンへゆけば、是非とも早起きをしてレンタサイクルを借り、一心にペダルを漕いで、静謐な空気漂う托鉢の光景を目指していただきたいと願う。

150723-10.jpg150723-11.jpgラオスの手仕事を拝見したいと様々なショップや工房も巡ったが、あの祈りの場において身に付けられていた織物や、お供えを置いたり入れたりされていた籠細工など、工芸品が日々の暮らしに当たり前のように溶け込んでいる姿をも拝見でき、感慨もひとしお。

どの国においても、祈りの場や日々の暮らしの場で当たり前のように使われてきたものにこそ、力強い美しさが宿ることを改めて教えられた。

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天龍寺 暁天講座のごあんない


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おはようございます。
7月から8月にかけまして、臨済宗各派本山においては、暁天講座が開催されます。

いくつかの本山では既に終わっていますが、これからの本山も。ちょうど、嵐山にあります本山・天龍寺さんでは、今週末開催されます。

蓮も見頃、爽やかな朝のひとときを自己をみつめる時間に使ってみてはいかがでしょうか。
ご案内でした。

【天龍寺HPはこちら】

第一日目:平成27年7月25日(土)
第二日目:平成27年7月26日(日)
午前6時 ~ 午前7時:坐禅(天龍寺 大方丈)
午前7時 ~ 午前8時:提唱「夢中問答」天龍寺 管長 佐々木容道老大師(天龍寺 大方丈)
◆両日共、提唱終了後、素麺をお出し致します
曹源池庭園を眺めながらお召し上がり下さい
◇提唱からの参加も可能です
◇参加費は無料

*写真提供・天龍寺

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絶景 瀟湘八景図 -香雪美術館-

神戸市にあります香雪美術館を訪ねました。今回の展観は、「絶景 瀟湘八景図」。

最も理想的な美しさとされるような景勝地を描いた瀟湘八景図。その起源は、中国は北宋時代に活躍した宋迪(そうてき)という画家により描かれた洞庭湖周辺の景色を描いたものとされています。

150721-1.jpgこうした画は、鎌倉時代に日本に伝わりましたが、古来より、宗教も政治も都市計画でも中国に倣ってきた日本。かの地の景勝地にも格別の憧憬の念があったのでしょうか。やがて日本にも、近江八景をはじめ、○○八景が各地に生まれました。

今回の展観では、中国の八景図のみならず、長谷川等伯を目玉とした日本のものも何点か。さらに八景が描かれた工芸品が集い、それは魅力的な展覧会となっていました。

150721-2.jpg美術館前の弓弦羽神社にもお参りしてきましたが、近頃羽生君効果で、参拝者には若い女性や、娘さんを連れた母親が多く見られるようになっています。

泉涌寺の楊貴妃観音に石田純一さんがお参りして子どもを授かったことから、楊貴妃観音は子宝観音として参拝者を集めていると言いますが、弓弦羽神社もそのご祭神関係なく、スポーツの神様に?! おそらく羽生君より前からでしょうか、八咫烏つながりで、御影石のサッカーボールもありました。

150721-3.jpg拝む人々の心に沿い、神仏はその役割をも変えてくださるということは、結局はこちらの在り方次第ということでしょうか。面白いものだなぁ、、と思いつつ、たまに訪れるこの御影の地を後にしました。

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徳川美術館

おはようございます。

先日ご報告致しました、名古屋の徳源僧堂さんでの講演会。午後からでしたので、午前中は久々に近くにあります徳川美術館にお邪魔してきました。

150717-1.jpg常設展示に加え、企画展としまして「対局の美 白と黒が織りなす世界」が開催されていました。
常設展にも様々な素晴らしい宝物が展示されていましたが、中でもこれ一つ拝見できれば、来た甲斐があったというもの・・・と思えましたのが、宮本武蔵の「蘆葉達磨図」なのでした。
剣豪が描き出すあの線には、剛と柔の絶妙なバランスと言いましょうか、その精神がそのまま線に現れているかのような。昔から枯木翡翠図などを本で見ては憧れていましたので、禅宗の画でよく題材とされる達磨図が拝見でき、感無量。

150717-2.jpg企画展では、かの有名な徳川将軍家伝来の白天目、それと引き合いに出される黒織部や黒楽茶碗。能であって能にあらずの“翁”からは、白式尉と黒式尉。
様々な白と黒を拝見しましたが、この日はうだるような暑さ。この2つの色が揃うと妙に涼やかで気持ちまでスッキリし、少し暑さも和らぐようでした。

さらに興味深かったのが、黒の染め方についてが、天然染料なども紹介され、詳しく解説されていた事。一つの染料で染める事はできず、様々な色を重ねてその深さを出す黒。つまりは、手をかけた物とそうでない物との差が出やすく、母がよく「皆が黒を着ている時、つまりは喪服の黒が一番よくわかる」と言っていた事を思い出しました。

なんとも面白い着眼点の展覧会。7月26日まで開催中です。

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置かれた場所で・・・

普段自転車で通る道を歩いていると、自転車の速度だと気がつかない発見が色々とあるものです。

もう何年も前になりますが、根性大根として、コンクリートの隙間で立派に育ったお大根が世間の人々を感動させ、励ましたものですが、最近私が出会いましたのがこちら。
なんとも可憐な白い花をたくさん咲かせたペチュニア。通り過ぎそうになって振り返りました。どこから咲いてるの?!

150716.jpgしかもなんと、ある日はこちらのお宅のご主人が草花の水やりを終えた後の状態を目にして驚愕。
このペチュニアには水をやった形跡が無いものの、少し斜め上にある植木鉢にやった水が、ちょうどこの花の所へ流れてきているではないですか。なんという神仏のはからいでしょう・・・・・・。
このおこぼれのような水を糧に、ペチュニアはこんなにもたくさん花を咲かせたのですね。

まるで、「置かれた場所で咲きなさい」と言われているようで・・・。そんな花たちに励まされる人間がここに一人。
と、この言葉、どこかで聴いた言葉だなぁ・・・と思えば、ベストセラーになった書籍でした。

シスター渡辺和子さん、今年は鎌倉・円覚寺さんの夏期講座でご登壇なさいますね。一度は通ってみたいと思いながら、なかなか叶いません・・・。来年こそ!

 

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禅の風にきく 「白隠禅師の絵説法」

 

150715-1.jpg7月11日(土)に名古屋の徳源僧堂にて開催されました、中外日報さんによる臨済禅師・白隠禅師遠諱記念の講演会、芳澤勝弘先生による【禅の風にきく「白隠禅師の絵説法」】
この日は仕事ではなく、あくまで一参加者ということで楽しみに参りました(個人的に参加したい記念企画などの場合、仕事になりますので・・・もちろんそれはそれで楽しいのですが!)。

150715-2.jpg遠諱の記念という事もありまして、現在妙心寺の管長をなさっている徳源寺の嶺興嶽老師がはじめに御挨拶を。

臨済禅師がお亡くなりになられて1150年、白隠禅師は250年、そして50年ごとに法要を執り行なう事など、皆様にわかりやすくご説明くださいました。なんと嶺老師、50年前の遠諱は修行道場におられ、雲水さんとして体験なさったのだとか(私の祖父のアルバムにも50年前の遠諱の写真がありましたので、今度ご紹介したいと思います)。

50年前よりも芳澤先生の研究のおかげで、白隠さんの書画についてより一層わかるようになり、世間の人々にも知られるところとなった事、その書画の中に大きな教えが含まれている事など、ご説明くださいました。

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芳澤勝弘先生は、国内外で白隠フォーラムを開催され、白隠さんを全くご存知無かった方にもわかりやすく、目から鱗の解説をしてくださいます。この日の参加者の皆様も、白隠さんについてはあまりご存知無いような雰囲気。

まずは5分で完結する、お釈迦様からはじまる仏教史・禅宗史を!
なんということでしょう。日本国にテレビのCMとして流したいほどです(CMには少し長いですか?)。
その後の絵説法解釈では、皆様の感嘆のため息や笑い声も聞かれ、私も改めまして白隠さんの書画の世界に没頭致しました。
死して約250年たってなお、白隠さんは私たちに江戸時代と変わらず、ご自身が遺された書画によって法を説いてくださっています。なんとも尊い事であります。

ちょうど19日には、沼津にて白隠フォーラムも開催されます。これはお仕事でお邪魔しますが、今から楽しみにしております。皆様も是非、白隠さんの説法に触れてみてくださいませ。

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今週の花

おはようございます。
研究所の花をご紹介します。私の上司のご自坊(お寺)よりやってくる草花たちです。

150714-1.jpgもじずり(ねじばな)をそこここでみかける季節(上写真ピンクの花)。

みちのくの しのぶもぢずり 誰ゆゑに 乱れそめにし 我ならなくに

百人一首にあるこの歌の“もぢずり”は、ネジバナであるという話を聞いたこともありますが、どうやら、陸奥国信夫(しのぶ)郡(福島市内)の特産であった、絹の布を岩や石の上に置き、自然染料(忍ぶ草が使われたとか)を擦り込むようにして色をつけた織物「信夫毛地摺」(しのぶもぢずり)を言っているようです。実物が残っていないそうですが、なんでも乱れた文様を染めたのだとか。

150714-2.jpg籠が登場しはじめております。これはあけびの籠です。

150714-3.jpgフィリピンの籠。擬宝珠の花の色は淡い淡い紫で透き通るよう。葉の色も涼しげで、暑い夏に涼を運んでくれます。

150714-4.jpgラオスの籠。これは餅米を入れる籠です。現在でもこれに餅米を入れて食べるのですよ!日本で言う飯椀のような役目をする籠です。
黄色い花はヒペリカムの花。花屋に売っている時には、かわいいピンクの実がなっていますので、花を初めて見ました。
個人的な話で恐縮ですが、私は極力薬をのんだり病院に行ったりしませんので、ホメオパシーレメディーなどの力を時に借りたりしますが、このヒペリカム、レメディーにあるのです。神経系の損傷などに効果があるとされています。余談でした。

150714-5.jpg既にコスモスが咲いているようです。コスモスにも様々な種類がありますので、早咲きのものなのでしょう。可憐です。無文老師に。

150714-6.jpgこれは自宅ですが、夏にはガラス、南蛮、籠、磁器が花器として活躍します。暑い中、涼を得る工夫を考えるのもまた一興です。来週はもっと籠を登場させる予定です。

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マスク展 -東京都庭園美術館-

またお気に入りの美術館が増えました。

150713-1.jpg旧朝香宮邸がそのまま美術館として利用されている東京都庭園美術館。
今までお邪魔したことが無く、マスク(面)好きの私としては見逃しがたい美術館でしたので、マスク目当てに訪れました(この展観、6/30まででした)。

150713-2.jpgすると玄関を入った途端に、“美しい”を通り越して神聖さまで感じてしまうようなラリックの女神像が。アールデコの世界に憧れていた若い頃、特にラリックが大好きだった私は、それだけでもこちらに来た甲斐があるというもの。
ところが、それにとどまらず、各部屋の照明やラジエーターカバ-、壁や天井や床に至る全てのデザインが非常に魅惑的な旧朝香宮邸

150713-3.jpg各部屋があまりに素敵すぎて、展示物のマスクを観たら良いのか、部屋の細部を観たら良いのかわからなくなり息切れしそうなほどでした。
スッキリした新館の建物も心地良く、庭園が望めるカフェではノリタケとコラボして作ったアールデコ調の器が使われており、一日中ゆったり過ごせそうです。

150713-4.jpgもちろん、各国のマスクには圧巻。まだまだ知らない世界、思想、信仰が溢れている事を、このマスクの背景を想像する事で知り得る可能性を秘めた展覧会でした。
巡回はしないようなので残念ですが、次回の庭園美術館の展観は「アール・デコの邸宅美術館 建築をみる2015 + ART DECO COLLECTORS」。こちらで開催するにふさわしき内容。楽しみです。

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過ぎたるもの

とある日の東行き。
三島(静岡)にある僧堂(修行をするお寺)出身の上司から、「この季節にはまぁ富士山は見えないね」と言われましたが、諦める事無く新幹線ではE席を確保しました。

そうしますとやはり!田植えの終わった美しい田んぼと富士山の共演が見られました。

150710-1.jpg三島の僧堂というのは、龍澤僧堂と申しまして、白隠禅師ゆかりの僧堂でありますが、裏山へ登るとおっきな富士山が望めるのだとか。
修行に疲れたり、悩んでしまった雲水さんを、この霊峰がどれだけ慰め、励ましてきた事だろう・・・と勝手に想像の世界へ。
*とここで、上司から写真提供がありました。素晴らしい!!!(電線入ってますが・・・)

150710-2.jpg

そんな日本の心ともいうべき富士山と並んで評されたのが我々臨済宗中興の祖である白隠禅師です。

駿河には 過ぎたるものが二つあり 富士のお山に原の白隠

と古来より歌にも詠まれていたり。
その過ぎたるものともいうべき白隠禅師が遷化(せんげ・お亡くなりになる事)されて再来年で250年目の節目を迎えます。50年事に、“遠諱(おんき)”といって、大きな法要を営んだりするのです。

臨済宗黄檗宗各派や禅文化研究所では、皆様により一層、禅の世界、白隠禅師の遺された教えなどを皆さまに知っていただくべく、様々な事業に取り組んでおります。

またこちらでもご紹介させていただきたく、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

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猫と木槿




150708-1.jpg日本人の季節に対する敏感さといえば・・・。
通勤路にて、こんなに花をつけた木槿を見れば、もういっぺんに気分は夏。
あんなに夢中になっていた紫陽花はすっかり過去の事・・・といったぐあい。

あまりに立派なので写真を撮っていると、眠りを妨げたようで・・・失礼を致しました。

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東慶寺の夏をいける「二人の花」展 その2

昨日にひきつづき、東慶寺の夏をいける「二人の花」展のご報告を。
お花のワークショップが終わった後は、お待ちかねギャラリーへ(東慶寺さんには早く着きましたので、参拝は済ませておりました)。


東慶寺の境内に咲く花を、雨宮ゆか先生と、寺庭・井上米輝子さんが、フィリピンの籠やガラスの花器などに生けられる展示会。こういう方達の花を見て学び、真似て、自分のものとしてゆく過程は本当に大切だなと思います。
それでは皆様も・・・。夏を涼しくする草花の生かし方です。

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東慶寺の夏をいける「二人の花」展 その1

 

150707-1.jpg6月26日より7月5日まで、鎌倉は東慶寺さんにてお花のレッスンを担当なさっている雨宮ゆか先生と、寺庭・井上米輝子さんの「二人の花展」が開催されていました。

150707-2.jpgこれに伴い、28日には雨宮先生によるワークショップ「夏を生ける」が開催され、お邪魔させていただきました。
会場は東慶寺内の白蓮舎。こんなところで花が生けられると思うだけで、はやる気持ちを抑えがたく。

150707-3.jpg夏らしくフィリピンの籠に生けるのだとか・・・。籠には目が無い私にとって、たまらぬ魅力。
しかも、長らくフィリピンの籠を蒐集してこられた方が、大切に使ってくださる方にと手放されるとかで、ギャラリーにて販売もされていたのです。しかもこれが相場を知る者にとっては愕きの良心的すぎるお値段で、随分売約済みになっていましたが、ここでまたはやる気持ちを抑えがたく・・・(すみません)。

150707-4.jpg一人一人、選ぶ花器も違えば、花も違う。それぞれが自身と向き合うような花の稽古なのです。まさに、「みんなちがってみんないい」の世界が出現するのです。

150707-5.jpg私も、日本はもちろんのこと、様々な国で求めてきた籠に花を生ける事はしていましたが、平たい籠に生けた事はありませんでしたので、チャレンジを。
選んだお花は、山荷葉(咲くとこんなに可憐なのだとか!)、韃靼蕎麦(食べてよし!生けてよし!)、ふわりとかわいい鳥足升麻(確かに鶏の足に見えますけれど)、赤紫色の葉が美しいペリシカリアです。素朴な草花が籠の風合いにあうのだろうなぁ・・・と思い、今回はあまり色を使いませんでした。

バスケットや、蓋物、様々な籠がありましたが、皆様が選ばれた籠それぞれに良さがあり、それぞれの生かし方を学べて、目から鱗のレッスンでした。
さて、せっかくですので、研究所に生ける花も、籠月間!を設けたいと思っております。

明日につづく

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元伊勢 -福知山-

元伊勢といえば、現在三重県伊勢市に鎮座まします伊勢神宮、皇大神宮(内宮)と、豊受大神宮(外宮)が、現在の地に祀られる前に、一時的に祀られたという伝承を持つ神社や土地をいいます。
福知山にあります元伊勢をお参りしました(天岩戸神社についてはこちら)。

【元伊勢内宮皇大神社】

150706-1.jpg150706-2.jpg150706-3.jpg150706-4.jpg【元伊勢外宮豊受大神社】

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何かが宿っている、大いなるものがおはします空気、そういうものを確かに感じるという意味では、古来の日本人も、今を生きている私も、変わらないのだなぁと思うのです。

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天岩戸神社 -京都府福知山市-

 

 

150703-1.jpg京都府の福知山市にあります「元伊勢三社」のひとつ、天岩戸神社を参拝。

150703-2.jpg人の立ち入りを拒むかのような多くの奇岩に濃密な空気。神々が降臨し、座したといわれる巨大な御座岩。まさに幽境というべき地で、神々の降臨もうなずけます。

150703-3.jpg150703-4.jpg150703-f.jpgこのあたり一体の岩場には、擬宝珠が群生。白い花があたかも精霊のよう。このように湿った日陰の地を好むのですね。そして、鎌倉ではよくお目にかかっていましたが、関西では初めて岩たばこが咲いているのも発見できました。

150703-5.jpg山そのものがご神体である岩戸山。一願さんと親しみをこめて呼ばれ、古来より人々の切なる願いをおきき届けくださったとか。

来週はさらに元伊勢神宮の残り2社をごあんないします。

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一休寺と能楽発祥の碑 -京田辺-

 

150702-1.jpg約一ヶ月ほど前になりますが、京都市内より少し足を伸ばして、京田辺の一休寺(酬恩庵)さんを参拝させていただきました。仕事でも禅寺、休日も禅寺です・・・。

こちらはいわずもがな、一休さんが晩年をお過ごしになられた寺であります。詳細は、一休寺さんのウェブサイトがとてもすっきりと見やすく詳しく、写真も美しいのでそちらをご覧になってみてくださいませ。

150702-2.jpgすっかり力強くなった緑がえもいわれぬ美しさ

150702-3.jpg趣ある開山堂 大應国師の木像が祀られています

都からは少し離れたこのような地の荒れた寺を、元は大應国師が建てられた寺であるという事もあり一休禅師が再興されたわけでありますが、1500年のむかし、一時都が置かれしこの地の“気”を、禅師は愛されていたのではないかなぁ・・・などと思いつつ、広い境内をゆっくりと歩かせていただきました。

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大應国師
大應国師
大應国師

余談ですが、門前でかなり気になる碑を発見。能楽発祥の碑とな?!

150702-6.jpg→に誘われるままに歩みを進めて参りますと、薪神社へ。確かに能楽発祥の碑があります。が、何の説明も無く、帰ってから調べてみますと、なんとこの地で、金春禅竹(1405~1570)が、一休禅師の為に猿楽を演じたのだとか。

金春流の中興の祖とされ、世阿弥の娘婿でもあり、世阿弥との深き交流でも知られる禅竹ですが、応仁の乱の際に、この近くに移り住み、一休禅師と交流がありました。
そういえば何らかの本で読んでいたと思うのですが、私の場合お恥ずかしながらすぐに忘れるものでして、こうやって足を運んでワクワクしながらその土地の歴史に触れますと、二度と忘れないほどに脳裏に鮮明に焼き付けられるものですね。
思い出深い参拝となりました。

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*一休寺さんの売店で販売されている大徳寺納豆入りの洋菓子、“もくもくじ”。ちまたでは既に有名ですが、私もかなりオススメです。

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今週の花 そして笹百合

 

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大好きな花の一つに、笹百合があります。

山の中でこの透明感ある白い百合に出会った時の喜びといったら。
この花だけは、摘んで生けようという気が全く致しません(いえそもそも山の花を勝手に摘んではいけないのですが、心情を言っています)。
人知れず美しい花をそっと咲かせている、その“気”をいただいて帰ります。

そして最近ご紹介しておりませんでしたが、変わらず研究所には上司のお寺から来た花々を生けさせていただいております。

150702.jpg今回の無文老師へのお供えはちょっと華やかです。

150703.jpg戸棚を整理していましたら出て参りました涼しげな竹細工の花入れに。
この花が咲き始めますと、祇園祭が近づいてきたなぁ・・・と思います。祇園祭に生けられる魔除けの花は、もっと大きく立派な檜扇ですが・・・。姫檜扇も生けやすくかわいらしいものです。先日お邪魔したお寺さんの裏庭には群生していて、それは素敵で羨ましく思いました。

150704.jpg擬宝珠の花の季節でもありますね。普通にお庭などでよく見かけますが、先日訪れました川では、岩の上や崖に群生する姿を見て、自然界ではあのような場所を好むのか・・・とわかった次第。またご紹介したいと思います。
研究所の花だよりでした。


 

 

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