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サンガセミナー 2014年第3回 色彩心理講座

昨日にひきつづき、サンガセミナー第3回、11月26日(水)の午後に東林院さんをお借りして開催された講座のご報告です。

141128-1.jpg「色彩心理講座」と書いてしまうと堅いイメージですが、今回のセミナーは【色は引き出す ~色を知り、人を知る~】という名称で、私達の周りに溢れる“色”というものを改めて意識し、一体全体様々な色にはどんな意味合いがあるのか、私たちの身体や精神にはどんな影響があるのか・・・というところを、様々な例を挙げて教えていただきました。

141128-2.jpg講師の村田真彌子先生は、色のことのみならず、香り(アロマテラピストでもあります)、スパイス、食、自然療法などに造詣が深く、色の事を教えていただいているはずが、それが様々な分野へと、まさに彩り豊かに波及し、さらに20名以上の参加者の方々の意見も交えて、興味の尽きないお話は、大きく膨らんだ感がありました。

141128-3.jpg先生のお話を聴くのみならず、今回はワークも行い、人の形をした絵に色をつけてゆく作業も(下図)。みなさん知らない自分を知るきっかけとなったのではないでしょうか?

さらに、カラーブリージング(色の呼吸法)を教えていただきました。私はこちらに興味津々で、さっそく書籍を購入し、この部分を自分なりに深めたいと思った次第です。また、私はヨガをしておりますので、チャクラ(ネットで調べていただくとたくさんの記述が出てきます)それぞれの色の持つ意味合いも興味深いものでした。

141128-4.jpg恐らく参加者の皆さまそれぞれに、人生で初めて知った!というような事も多く、今まで考えもしなかったあの色にそんな意味が?!と驚きや発見があったかと存じます。
それぞれに響く箇所は違ったかと思いますが、持ち帰った知識や驚き、好奇心、関心を、またご自身でこれから深めていっていただけたら・・・と思います。
もっと色々と知りたいというお声も多くいただきましたので、来年も色の講座?!か違った講座を先生におこしいただいて開催するかもしれません。
どうぞお楽しみに!

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サンガセミナー 2014年第3回 精進料理講座

2014年度、第3回目となるサンガセミナーを開催させていただきました。
妙心寺塔頭・東林院さんでの精進料理講座は定員16人と決まっておりますが、とても人気で、今年度は、11月19日と26日の二回、開催させていただきました。

141127-1.jpg沙羅双樹も紅葉のさかり

歯に衣着せない和尚様の絶妙なトーク、はっきりと物をおっしゃるのですがあたたかな御心を感じられるので、注意された大人たちもなんだか照れながらも嬉しそう、笑い声も絶えないような講座となっていました。

141127-2.jpg19日は女性ばかり16名の団体様、26日は僧俗男女様々な方が。
男性ばかりの班を作ってみたのですが、最初は不安げで、こちらも「もしや時間内にできあがらない?!?!」と冷や冷やしていましたが、だんだんと生き生きとした表情になられ、ゴールが見えてくる頃には、「楽しい!完璧だ!」とご満悦の模様。

141127-3.jpg皆さまの表情を拝見させていただいておりますと、新しい事を学んだり実践するのに、老いも若きも無く、何歳になっても新鮮な心を持ち続け取り組む姿勢は大事だなぁ・・・と、こちらが学ばせていただくのでした。

さらに、女性陣ばかりの精鋭部隊(4人ずつの班分けで行なっています)には、私どもサンガセミナー担当者2名分まで多めにおつくりいただき、お相伴にあずからせていただきました。

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東林院ご住職、寺庭さまのおはからいと、心を込めておつくりいただいた4班の皆さまには、ほんとうに有難く、感謝申し上げます。
お味も最高で、身体も心もあったまるお食事をいただき、午後からのセミナーの準備に取りかかる事ができました。ありがとうございました。

午後からのセミナー、「色を知り、人を知る」色彩心理講座につきましては、明日ご報告させていただきたいと思います。

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鈴木大拙館の秋 -金沢-


141126-1.jpg141126-2.jpg141126-4.jpg141126-3.jpg
金沢 鈴木大拙館の秋
真冬はこちら
新緑はこちら
次は春ですね。

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山口にて 続

先週末のブログ「山口常栄寺・洞春寺へ」に続き、もう1回おつきあい下さい。
洞春寺にお邪魔した後、ありがたいことに洞春寺のご住職が私を車に乗せて、帰りの新幹線までの間に近隣を少し案内して下さいました。

20141117-nishida.jpgまずは、西田幾多郎(1870~1945)の下宿していたお宅です。この2階に住んでおられたとのこと。
ご存じの通り、西田幾太郎は、京都学派・西田哲学の創始者である著名な哲学者で、鈴木大拙とも石川県専門学校(四高)時代からの親友です。
石川県で生まれ、東京帝国大学を卒業後、四高で教鞭をとり、明治30年9月にこの山口の山口高等学校勤務となりました。
そのうちの一時期にここ岡部氏の一室に居住していたとのこと。
このお宅は洞春寺の檀家さんのお家とのことで、一時、解体するような話になったところ、西田が住んでいた部屋を崩すなどしてはいけないとの反対をうけて思いとどまられたとのこと。今はどなたもお住まいではないようですが、こうして保存されていました。
立て看板によると、山口市は、当時、日本で最初にフランシスコ・サビエルによってキリスト教の伝道が行なわれた場所である「大道寺跡」が発見されたばかりで、そのためにキリスト教に感心を向け、また当時の山口高校の北条校長の影響を受けて明治30年頃から妙心寺で坐禅をするようになり、山口時代に宗教的感心を持つようになって精神的転換がなされたようだとのことでした。

20141117-_ryufuku1.jpgさて、西田の下宿のすぐ近くにあるのが曹洞宗龍福寺というお寺。葺き替えられたばかりの檜皮葺が美しいです。
ここは、毛利元就の長男である隆元が、養父の大内義隆公の菩提寺として建立したお寺とのこと。もともとこの境内は大内の平城「大内館」の跡地だそうです。

20141117-_ryufuku2.jpg境内にある大内義隆の辞世の句をしるした石碑があり、

討つ人も 討たるヽ人も 諸ともに 如露亦如電応作如是観

とありました。最後は金剛般若波羅蜜経の一節ですね。義隆は家臣である陶晴賢の謀反により長門の大寧寺(たいねいじ・曹洞宗)に逃れ、大寧寺十三世異雪慶殊(いせつけいじゅ)和尚の弟子となり、その後、自刃されたそうで、その辞世の句だそうです。
敵も味方もどちらの命も、露や稲妻のように儚いものなのだ、という意味でしょう。

この句を称えるように、その横には不断桜がひっそりと咲いていました。

20141117-_ryufuku3.jpgこんな、日帰り山口への旅でした。

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山口常栄寺・洞春寺へ

宝物調査、デジタルアーカイブス事業の打ち合わせで、山口市にある常栄寺(臨済宗東福寺派)にお伺いしました。
新幹線の京都から2時間余り、新山口で降りて、県庁所在地のある駅へ向かうにしては、情緒のありすぎる2両編成のディーゼル列車に揺られ山口駅へ。新幹線など、すべてICカードでタッチして改札を通過してきたのに、結果、山口駅では自動改札はなく、現金で240円をお支払い。ゆったりと時間が流れている気さえしました。

20141117-joei_1.jpg常栄寺は、毛利元就が開基である名刹。立派な伽藍もあり、僧堂もそなえる專門道場ですが、残念なことに今は休単中で雲水はおられません。しかし雪舟の庭として知られる庭園(国の史跡名勝)が方丈裏にあり、拝観者が後をたたず訪れています。

もともとは広島県の安芸にあったのですが、大内盛見の菩提寺である国清寺など複数のお寺と合寺された経緯も有り、以下に記す洞春寺に移され、のちに元就の息子である隆元の夫人の菩提寺である妙寿寺があった現在の地に移されたという遍歴をもつとのこと。

20141117-joei_2.jpg数年前にこの常栄寺に晋山された今井宏泉老師とお話をし、宝物の悉皆調査の依頼を受けました。弊所のデジタルアーカイブス事業にもご協力を頂けるということで、いずれ、デジタルアーカイブス「禅の至宝」に登録させていただくことになりそうです。

その後、タクシーで数分の洞春寺へ。

ここのご住職も先だって晋山式を終えられたばかりの新命和尚ですが、以前より面識があり親しくさせていただいることもあり、また常栄寺と関係のある古いお寺でもありますので、宝物管理に関するお話をさせていただこうかと思い参りました。そういえば以前訪ねた時のことをこのブログで書いておりました

さて、知る人ぞ知るですが、この洞春寺には、「マル住職」と名付けられた紀州犬がおります。そして、この張り紙!

20141117_tohsyun_1.jpg私が玄関に近づいていくと、吠えられはしませんでしたが。そろりと近づいてきて、ブルブルッと身体を震わせて「なにもんじゃい」と言わんばかり。ただ、幸いなことに坊主頭には噛みつくことはないそうです。

それに、昼間は危険性がないと判断し吠えなくても、朝夕、陽が低いときには吠えるとか。なかなかの番犬です。

そしてもう一つ、洞春寺には珍しい物が。玄関の真上にステンドグラスがあるのです。

20141117_tohsyun_2.jpg常栄寺は通常拝観(拝観料必要)されております。また洞春寺には重要文化財の山門と観音堂もあり、自由に拝観できます。どうぞお近くにお越しの際には、お立ち寄りいただきますよう。ただし有髪の方は「マル住職」にご注意あれ。

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記念講演会 「恵林寺散策」 古川周賢老師(恵林寺住職)


141120.jpgおはようございます。

何度かごあんないさせていただいておりますが、花園大学歴史博物館と弊所の共催で、「滅却心頭火自涼 -甲斐の名刹◆恵林寺の至宝-」と題した特別展を、花園大学歴史博物館にて現在開催しております。

それに因みまして、恵林寺より、ご住職の古川周賢老師におでましいただき、お話いただく日を設けました。来週の火曜日、25日です(聴講無料、150人まで)。

山梨県へ富士山を拝みに!はたまたトレッキングに!(山梨の山はなかなかに素晴らしいようです!以前老師にお話伺いました)とお考えの方は、是非とも恵林寺へもおこしいただきたく、老師のお話を拝聴してからですと、さらに感慨深い参拝になる事と存じます。

是非ともお運びくださいませ。


■2014年11月25日(火)13:00~14:30
「恵林寺散策」
古川周賢老師(乾徳山恵林寺住職)

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蒐集家 芹澤銈介 -静岡市立芹澤銈介美術館-

 

141119-1.jpg静岡市にあります弥生時代の遺跡、登呂遺跡の公園内にあります、静岡市立芹澤銈介美術館を訪ねてみました。
型絵染めの人間国宝としても知られ、民芸運動に関心を持った者は必ずや目にする事となり、その作品を見ればもう、ひと目で彼の型絵染め!とわかるようになる独特な世界。

今回の展観では、彼が蒐集した世界各地の、染織、やきもの、人形、家具、仮面、絵画などが展示されるとのことで、楽しみにでかけました。

141119-2.jpg展覧会のサブタイトルがまた良い!―選択という名の創造―。
誰のものさしを用いるでもない、自身の眼力によって物を選ぶという事は、創造という行為に等しく、またその人以上でも以下でもなく、その人自身を表現するものとなり得るのでしょう。

141119-3.jpgこの展覧会で拝見した蒐集品からは、民芸関連の本で読んでのみ知っていた彼を、より深く知る事ができるような気がして、心打ち震えました。
個人的には、自身も大好きで集めているインドの更紗。その古い物に目を奪われました。なんと細かく手の込んだ仕事でしょう。今はもう同じ物は作れないであろうと思います。

141119-4.jpgまた、建築家白井晟一(1905~1983)の設計による建物にも、独特の世界観に包まれる感あり。約200点もの蒐集品が並ぶ展覧会、この機会に是非!

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茶の湯の名碗 -裏千家茶道資料館-

 

141118.jpgシンプルに、ほんとうに、そのままなのですが、名碗揃いの展覧会です。
ポスターになっている4つの茶碗も、図録か展覧会か、どこかで出会った事があるはず。

左下にありますお茶碗。ご存知光悦作の赤楽「加賀」。加賀前田家の茶堂となった千宗旦の子・仙叟宗室が所持した為に加賀光悦と呼ばれています。
私は一時期、ことのほか本阿弥光悦に惹かれ、彼の墓参り(いつも白い菊が2本お供えしてあり、その美しさに胸打たれたものです。光悦寺さん、紅葉美しい秋でも昔はひっそりしていました)のみならず、茶碗が出展されると耳にすれば趣き、光悦宗達の2人にしかなし得ない世界を堪能する為に美術館へも足繁く通ったものでした。

お茶碗をひと目拝見するだけで、当時にタイムスリップするかのよう。やはり力強い印象を持つお茶碗で、「あぁ、好きだなぁ・・・・・・」と改めて思うのでした。
自身はどんどん変化していきますから、好みが変わったり関心の対象が変わったりします。
見続けていると色々な発見があって面白いものですね。

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「WHAT IS ZEN?」禅って何?

 


11月6日、第10回目の大坐禅会実行委員会が鎌倉円覚寺で開かれました。

141117-1.jpg大坐禅会とは、臨済宗黄檗宗全本山をあげて取り組んでいる、【臨済禅師・白隠禅師遠諱事業】の一環で、平成28年秋に鎌倉にて開催予定の大規模な坐禅会です。
そのプレイベントとして、今年開催されましたこちらに続き、来年の5月31日に六本木のアカデミーヒルズで開催する-「WHAT IS ZEN?」禅って何?-の内容について具体的に審議されました。

今回は、はじめに有名書家による揮毫パフォーマンスで開会し、仏教の基礎講座や、エッセイスト、老師、若手僧侶による鼎談がメインイベントで行なわれます。

ワークショップでは臨済宗僧侶の指導による写経会(人数制限あり)や内観の法、坐禅指導(人数制限あり)などが開かれる予定です。

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また、普段なかなかお坊さんとお話をする機会がない方を対象に、自由にお坊さんと話し合いができる空間も設けてあります。
悩み相談、世間話、雑談、どんなことでも気軽にお話していただけます。

141117-3.jpgチケットはまだ販売しておりませんが、今後お知らせ致しますのでご期待ください。

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リー・ミンウェイとその関係展 -森美術館-

 

141114.jpgどうやら、参加する事もアートなんだそうです。


六本木ヒルズ森タワー53階にあります森美術館にて、「リー・ミンウェイとその関係展 参加するアート 見る、話す、贈る、書く、食べる、そして世界とつながる」が開催中です。

現代アートはどうもとっつきにくい(すみません)と思っている私のような人間も、ちょっとこれは展観名を読んだだけで参加してみたくなる感じ。

さらに、【個展でありながら、作品の文脈を読み解くために、他のアーティストの作品も併せて展示】とのことで、我らが臨済宗よりご存知白隠さん(日本臨済宗中興の祖)、今北洪川老師(幕末・明治時代を代表する臨済宗の禅僧で、円覚寺中興の祖といわれています)、久松真一先生鈴木大拙先生の書が登場ということです!

そんな事もあって、11月18日(火)には、花園大学教授の佐々木閑先生と、森美術館シニア・コンサルタントの広瀬麻美さんによる「リー・ミンウェイと禅について考える」トークイベントが開催との由。なんて興味深いことでしょう!
東京まで趣く事はできぬ私は嫉妬を覚えます。こういった展覧会やイベントは、どうしても東京に集まるようですね。近郊の方は是非お運びになってみてください。


お申し込み・詳細は下記です(美術館HPより転載)。

***

「リー・ミンウェイと禅について考える」

本プログラムでは、仏教哲学の専門家である佐々木閑氏をお招きし、東洋的な思想、特に禅思想からリー・ミンウェイ作品について考えます。

出演: 佐々木 閑(花園大学教授)
広瀬麻美(森美術館シニア・コンサルタント)
日時:2014年11月18日(火) 19:00-20:30(開場18:00)

会場:森美術館展示室内
定員:80名(要予約)
料金:1,500 円(展覧会チケット付)、MAMCおよび年間パスポートメンバー無料
お申し込み:こちら

※プログラム開始前18:00-19:00の間、プログラム終了後20:30-21:30の間、本プログラムにお申し込みいただいた方のみ展覧会をご鑑賞いただけます。 また、お配りする展覧会チケットで、後日展覧会をご鑑賞頂けます。

 

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掃除

 

141113.jpgこの前の休日は、神社での奉仕活動に参加させていただきました。

一番の心配事であった早起きは無事クリアしたものの、久しぶりに持った竹ぼうきが予想外に重く、軽い衝撃。初めは腕のだるさにばかり気を取られていました。

しかし、いつの間にか重さも忘れて落ち葉掃きに没頭していたようで、気づけば二時間が経過(苔に埋もれた松葉も、手で丁寧に拾いました!)。あんなに無心で掃除したのは、いつぶりでしょうか。

自分の気持ちまでスッキリして、ありがたかったです。

もちろん普段からお掃除が行き届いている場所ですが、「神様は清められた場でいっそう働きを増される」のだそうです。昔伺った神主さんのこのお話と共に、夏に訪れた僧堂の廊下がピカピカに拭き上げられていたことも思い出しました。

場を清めることの大切さに、宗教の垣根はないのだなあと思います。

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獅子と狛犬 -MIHO MUSEUM-

 

 

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11月2日に訪れました、滋賀県は信楽にありますMIHO MUSEUM。さすがは山の中という事もあって、もう紅葉が随分と進んでいました。

141112-1.jpg今回は異色の展覧会?!と言っても過言では無い気がします。なんと神社のあの獅子と狛犬にスポットが当てられ、もう最初から最後までありとあらゆる獅子と狛犬がずらりと並んでいるわけであります。

141112-3.jpg否、最初は獅子に至るまでの古代オリエント世界やエジプトなどで権力の象徴でもあった猛獣、ライオンの彫像やライオンをモチーフにしたアクセサリー、タペストリーなどが拝見できます。そこから、時と場所を経て日本に獅子&狛犬が登場するまで、大きな歴史の流れを焦点を絞って学ぶことができるようになっていました。

141112-2.jpg紅葉を愛でに、獅子と狛犬に会いに、おでかけになってみてください。

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東慶寺の秋をいける 「二人の花」展

 

141111-1.jpg境内は秋の花ざかり

鎌倉の東慶寺さんにて一度受講してみたいと思っておりました“挿し花教室”
ちょうど用事があり東京へ趣く日程と都合良く、参加して参りました。

141111-2.jpgこの日は、東慶寺の寺庭・井上米輝子さん(季刊『禅文化』にもご執筆いただいておりました)と、花を教えてくださる雨宮ゆか先生による「二人の花」展が開催中で、それにちなんだワークショップ。普段のお稽古とはまた別に教室が設けられていたのでラッキーでした。

141111-3.jpgレッスンは東慶寺さんのギャラリーにて。なんともかわいい花々が用意されています。この中から、自分の好きなものを選んで生けるのです。好きな花を自由に選べるお稽古!なんと幸せなことでしょう。

141111-4.jpg花器も、先生がお持ちくださった物の中から自由に選んで生けます。これもまた良い!選ぶ花、選ぶ花器、参加者それぞれの個性が出て興味深いものです。

141111-5.jpg花留めや剣山などは使わず自由に生けつつ、先生が要所要所でアドバイスをくださいます。私も流派の花は何年か学んでいましたが、この自由な雰囲気はとても新鮮で有難いものでした。
いくつものヒントをいただきましたので、これからの日々の花生活に生かしたい!と思います。
上写真と下写真、私めが生けました花です。

141111-6.jpgさらに、井上米輝子さんと雨宮ゆか先生の花をご紹介。「どれが米輝子さんのお花で、どれが先生のお花ですか?」とお尋ねすると、「どれだろー。枯れたりするとお互いが入れ替えたりしているので、どれがどれって言えないですね!」と。なんと自由なのでしょう。これもまたまた「良いなぁ・・・」と思いました。

141111-7.jpg様々な種類のタデを生けてらっしゃいます。立派な壺に、タデが主役とは!!!!!

141111-8.jpg蔓のものの生け方の参考になりますね。その他、様々な花器に東慶寺さんの草花が生き生きと生けられており、空間全体が喜んでいるかのようで、とても豊かな時間を過ごさせていただきました。花に触れている時間は良いものですね・・・・・・。東慶寺さんでのレッスンや、雨宮先生のスタジオでのレッスン、是非ともご体験なさってみてください。

141111-9.jpg帰りの新幹線では二重の虹が!有意義な休日となりました。

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禅をきく 講演会

 

141110.jpgご案内が遅すぎるのですが・・・「行ける!」とご縁のあった方に・・・。
明日の午後4時半より、有楽町・よみうりホール(ビックカメラ7階)にて、【第52回 禅をきく 講演会】が開催されます。

臨済宗の僧堂、犬山にあります瑞泉寺専門道場の師家・小倉宗俊老師と、作家の田口ランディ氏がご講演なさいます。

お近くの方、この時間帯に行ける方がなんとも羨ましいのでありました。
何か掴んで帰ってこれそうな会ですね。

詳細はこちらからどうぞ。

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白隠フォーラムin沼津

おはようございます。
今週末、9日日曜日に開催されます、【白隠フォーラムin沼津】のごあんないです。
既に会場は満員で、違うお部屋でモニターを拝見・・・との人気ぶりですが、無料ですし、是非ともこの機会におでかけくださいませ。
お申し込み、詳細はこちらから。

141107.jpgなお、来たる平成28年に迎える宗祖・臨済義玄禅師1150年、ならびに翌平成29年に迎える日本臨済宗中興の祖・白隠慧鶴禅師250年の両遠諱にむけ、臨済宗黄檗宗全宗派をあげて大遠諱事業を立ち上げております。

来年には、各地の僧堂や寺院にて、報恩坐禅会を開催予定。ぞくぞくとお申し込みいただいております。
詳細&お申し込みはこちらからどうぞ!

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二条城市民茶会

 

141106-1.jpg11月1日(土)、元離宮二条城にて開催されました、第60回市民大茶会にお邪魔して参りました。
実は京都生活10年、その前から京都通いをしていたのですが、二条城に入るのは初めて・・・。意外と京都人にもこういった方が多いようです。
今回はお茶会ということで、これは一石二鳥!と楽しみに参りました。

141106-2.jpgこの市民茶会、さすがは京都です。昭和二十年代頃から続けられて、今年で60回を数えるとのこと。普段は拝観できない清流園内にあります「和楽庵」と「香雲亭」に茶席が設けられ、点心として蕎麦(河道屋さんが出張!)までいただけます。ちなみにチケットは二条城で売り出され(詳しくはHPを!)2500円と、とってもお得です・・・。

141106-3.jpgこの日は茶席に蕎麦、お庭の紅葉に二条城参観、手入れのゆき届いたお庭や比叡山まで眺められる景色など、存分に二条城を満喫させていただきました。

141106-4.jpg次回は城内にありますたくさんの桜を愛でる為、春に訪れたいと思います。

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浜松にもたらされた黄檗文化 -浜松市博物館-

141105-1.jpg静岡県は浜松市にあります浜松市博物館にて、特別展「浜松にもたらされた黄檗文化」が開催中です。
日本における禅宗と言われる宗派は、曹洞宗、臨済宗、黄檗宗です。
禅宗の宗派の1つ、黄檗宗関連の展覧会のご案内。

以下浜松市のHPより。

明国からの渡来僧・独湛禅師は、寛文4年(1664)に旗本近藤登之助貞用の招きに応じ遠州金指(浜松市北区引佐町)を訪れ、初山宝林寺(浜松市北 区細江町)を開創しました。寛文7年(1667)には仏殿(重要文化財)が完成し、延宝7年(1679)の境内絵図によると、明国風の建築様式による七堂 伽藍が整備されました。「南無阿弥陀仏」を唱えれば涅槃の悟りが得られると説く独湛禅師の教えは、異国情緒あふれる雰囲気とも相まって、民衆の帰依を集め ました。

今年、初山宝林寺は開創350年を迎えます。今回の展示では、独湛禅師の師・隠元禅師が、京都宇治に黄檗山萬福寺を開いて間もないころ、浜松にもたらされた黄檗文化をご紹介します。

 

日本とはちょっと違う?!異国情緒あふれる展観。
イベントや講演会も盛りだくさんのようです(HPをご確認ください)。

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京都御所一般公開中

 

141104-1.jpgおはようございます。
三連休、いかがおすごしでしたでしょうか?

私事ですが、茶会に京都御所参観に、美術館めぐりなどなど、充実した学び(遊び?)たくさんのお休みとなりました。

141104-2.jpg京都御所の参観は、明日までです。
春と秋に無料で一般公開されます。私は何度となく足を運んでいますが、毎回感動します。
襖絵などはもちろんのこと、特にいつも感激するのが木々などの庭の手入れの素晴らしさ。国家公務員である技官(庭師)が2人、毎日手入れにはいっていらっしゃるのだとか。大きな剪定作業がある時は、京都の庭師たちも応援にかけつけるようですが、あれだけ多く植えてある松の一本一本まで、それは見事です。
あとは、庭にある橋の姿が絶妙です。注目してご覧になってみてください。

141104-3.jpg多くの方が訪れて混んでいるように思われるかもしれませんが、とてつもなく広い敷地内を参観しますので、それほどストレスは感じませんよ!
明日5日まで。オススメします。

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