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夏期休業のおしらせ

 

130731.jpg早いもので、本日で7月も終わりですね。
いよいよ8月のお盆の季節を迎えます(地方によっては7月で終わりますが、関西はおおむね8月です)。

毎年ご迷惑をおかけしておりますが、本年もまた、職員の半分が僧侶という我が研究所は、8月の勤務体制が不規則になります。
お電話やご連絡をいただきましても欠勤の場合などございますが、どうかご了承下さいませ。

8月10日~18日の間は完全に夏季休業とさせていただきます。
書籍につきましては、9日の午前10時までにいただきましたご注文は、9日中に発送させていただきます。
それ以降、18日までにご注文ただきました書籍に関しましては、19日より順次発送させていただきます。

お盆休み中にお勉強を、読書をと思っていらっしゃる方は、是非ともお早めにご注文くださいませ。

ご迷惑をおかけ致しますが、どうぞよろしくお願い致します。

 

*8月のブログも、夏季休業中はおやすみ。さらにその他の日につきましても、不定期更新とさせていただきます。

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東福寺 暁天講座

 

130730.jpg祇園祭も終わり、いよいよ夏本番。
暁天講座も大詰めです。
今週末に開催されます、東福寺さんでの暁天講座の御案内。
詳細は下記です。

秋の紅葉のみならず、緑深い東福寺も清々しく。
朝はまだ気温も低く、吹き抜ける風がごちそうとなるでしょう。

いってらっしゃいませ!

平成25年 8/2・8/3・8/4
坐 禅  午前6時より
法 話  午前6時30分~
場 所  大禅堂

8/2 『白隠禅画について』
花園大学教授        芳澤勝弘 氏

8/3 『禅話』
東福寺僧堂師家     原田融道 老大師

8/4 『禅話』
東福寺住持本派管長  遠藤楚石 老大師

費用無料

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鳴門の渦潮 -淡路島より-

 

130729-1.jpgかなたに見える渦潮を観に

淡路島を訪れました。
小学生の頃、親に連れられて観た鳴門の渦潮。
その時の記憶はあまり無いのですが、大人になってから観るのもまた良いだろうという事で、淡路島から出ている船で見学する事に。

これが、予想をはるかに超えて素晴らしいもので、ここ最近で一番の感動と興奮を覚えました。
子どもの頃の実体験も貴重ですが、様々な人生経験を経てから感じる大自然の織り成す美、力強さには、子どもの頃とはまた違った感動がありますね。

130729-2.jpgブルース・リーが語った、禅的とも言える「水」に関する名言の数々を思い出してみたり、長く修行を続けてきた雲水が、この渦潮を観た途端に大悟するという事もあるのかもしれないなぁ……、などと妄想してみたり。はたまた、「なるほどこれほどの波にもまれていたら、鯛が美味しいと言われるのも頷ける」と、このあたりの魚介類に思いをはせてみたり。

130729-3.jpgたまたま淡路島の方に教えていただいた、一番小さなこの船で見学したのも良かったのだと思います。鳴門側からのクルーズもありますし、淡路島からも違う船が出ていますが、この船をオススメします。
大型客船とは違い、たった6人で貸切状態。渦潮の中にまで入って行ってくれるのです。
この日この時間の渦は、調べて行った甲斐もあり、最高に素晴らしいと船長さんの太鼓判も。

130729-4.jpg太平洋側から瀬戸内海側に水が流れ込みます

大人が心底感動していれば、子どもにも必ずや伝わるはず。
夏休みを迎えたお子さんを持つお父さん、お母さん、長い夏休み色々と大変かと存じますが、良寛さんのごとく自身が楽しみ、喜び、頑張っていただきますようお願い申し上げます。

130729-5.jpgヘリオス号

 

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インドネシアの手仕事 vol.3 -Bali-

 

130726-1.jpgバリ島で出会いました様々な手しごとを、vol.1 vol.2と紹介してきましたが、最終回です。

バリ島東部に位置するテンガナン村。
独自の文化を保ち、村はいまだ高い塀で囲まれています。少し前までは足を踏み入れる事もままならず、この村以外の人と結婚した女性などは、村を立ち去らなくてはならないなど、様々な厳しい掟を守り続けてきた人々が住まう村です。

村の人々は、自分たちの事をバリアガ(選ばれし民族)と呼びます。そもそもバリはインドネシアという国になるまでは王国で、その当時からの文化を今なお守り続けている自負があるのでしょう。

130726-2.jpgそんな村で代々伝えられてきたのが、ダブルイカット(経緯絣・たてよこがすり)・グリンシンです。ダブルということで、経糸も緯糸もあらかじめ染めておいてから、それを織り、文様を生み出してゆくのです。言葉で聞いても、あまりに難しくて意味が全くわからないほどですね。
この技法、世界広しといえど、この村とインド、そして日本にしか伝わっていないという事からも、非常に深い縁を感じます。

インドネシアの布といえば、その文様によっては王族にしか着用が許されなかったり、病の平癒を願い身にまとう布があったり、人生の節目や大切な儀式において使われる事で有名ですが、グリンシンもまた同じ、いえ、さらに様々な深い意味合いを持った布のようです。詳しくは便利な事に色々とネット上で検索すれば出てきますので、ご関心のある方は調べてみてください。

130726-3.jpg日本での着物の着用も、昔は色々あったであろう決まり事や、布の持つ色々な意味合いがどんどん無くなってきており、それが良いか悪いかは定かではありませんが、いまいちど、昔ながらの伝統を守る暮らしを続け、神聖な布を織り続けている人々の所へゆけば、見えてくるもの、教えていただけることがあるのかもしれません。

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-僧侶的 いま・ここ-

 

130725.jpg随分前より、曹洞宗の禅僧・大童法慧師のブログを拝読させていただいています。

-僧侶的 いま・ここ-

気になる情報が掲載されていましたので、皆様にもお知らせさせていただきます。お時間おありの方は是非に。
「自分という塊」は無い?!?!とても気になりますね。

■7月28日の18時半~ NHKラジオ 第2放送 宗教の時間 「自分というもの」

大童さんは人生問題に悩んだ青年時代に、小浜市仏国寺の原田湛玄老師のもとで禅の修行を始めた。「自分という塊」は無いと教えられて悩みが解決したエピソードを紹介する。

曹洞宗大本山總持寺 殿司兼講師…大童法慧
【きき手】金光寿郎

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季刊『禅文化』229号ができました

 

130724.jpg季刊『禅文化』229号が発刊されました。


禅の入門書をお探しの方はもちろん、
ご縁で当ブログをご訪問頂いた皆さまにも、
ご満足いただけるはず!(と思っております)
ネットショップでもご注文いただけますので、
宜しくお願い致します。


巻頭特集は『美濃の名刹・大仙寺』。⇒P.9
表紙は大仙寺の宝物から、
愛らしい叭々鳥(ははちょう)の墨画を取り上げました。
伝来不明のこの絵がいったい何処からやってきたのかは、
ぜひ表紙解説⇒P.7でお楽しみください!


特集のほかにも、興味深い記事が満載です。


◆世界を飛び回る妙心寺退蔵院の松山副住職は、
グローバルな視点で、新しい日本観光を提案。
ユニークかつ説得力あるアイデアの数々は⇒P.41で。


◆求道の旅を続ける善財童子の物語も必読です。
今回、彼が捜している相手はなんと有名な遊女。
果たしてどんな出会いが待っているのでしょうか。
気になる旅の行方は⇒P.63から。


◆また、夏バテ防止の体力作りには、
流行のエクササイズにも負けない効果の
禅宗流健康法をお試しください。⇒P.123、P.142

 

ほんの一部しかご紹介できないのが残念ですが、
禅の文献・歴史の手引きとなる読み物も
多数収録しております。

今週末は、少し身体を休めつつ読書などいかがですか。
こちらよりご購入いただけます。よろしくお願い致します。

 

【もくじ】

【特集 美濃の名刹・大仙寺】

中世の大仙寺/横山住雄
大仙寺の文化財/志水一行
❖ グラビア/大仙寺宝物

ひとくち法話 生き通しのいのち/横田南嶺
禅僧の死に様 (九) 没年不祥―万里集九/藤田琢司
部分から全体へ 寺院建築入門(一)/佐々木日嘉里
長岡禅塾物語 (八) 最終回 禅塾略列伝/北野大雲
モンゴルの中国支配と禅 (下之上) 要説・中国禅思想史36/伊吹敦
平成西方見聞録 (五)最終回/松山大耕
禅における心身について (二)/佐々木奘堂
ゼミナアル・禅思想の道を歩く
講読『信心銘夜塘水』(十)/西村惠信
「お盆」と「施餓鬼」/山崎紹耕
禅宗語録入門読本18 百丈と潙山/小川隆
睡猫庵歌話 (二)/彼の世より呼び立つるにや 吉野秀雄と病床の安心
/大下一真   
江戸前期の三大禅匠 (三)大愚の本山出頭禁止と「北山時雨」/能仁晃道
表具の修復と保存 (四) ―修復技法と保存―/宇佐美直治
善財童子の求道ものがたり (二十八)                      
情愛世界から離欲に導く淑女ヴァスミトラー(婆須蜜多)/小林圓照
寺庭さんのリレー・エッセイ「こども文庫とともに歩む」/足利 結佳
台北市の鎮南山臨済護国禅寺について/木村俊彦
和尚さんの身体講座 (三十九)/樺島勝徳
表紙解説/林祐一郎

いっぷく拝見
賛助会員・後援会員一覧
編集後記〈すずろごと〉
『禅文化』バックナンバー
禅文化研究所の本
カット 左野 典子

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伊賀焼陶器まつり

 

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今年も伊賀焼陶器まつりに、いつもお世話になっている伊賀の土樂窯さんが出展されます。
普段は買えないお買い得な工房の商品が揃いますので、「憧れていたけどなかなか手が出ないなぁ……」と思っていた方は是非ともこの機会に。

これまでの土樂窯関連記事はこちら

技を訪う -土樂窯訪問-

『禅文化』221号 技を訪う -土樂窯・福森雅武-

福森先生のお言葉

「森と大地の仕事展 福森雅武」 -北海道・十勝千年の森-

「福森雅武の花 -季刊『禅文化』225号より-」

福森雅武展 -京都高島屋-


せっかく伊賀にゆかれるのでしたら、松尾芭蕉ゆかりの伊賀上野の町散策、そして私が一番美味しいと思っている(福森家御用達)お蕎麦屋さん・そば松尾、もくもくファーム、少し足を延ばして赤目四十八滝で涼を感ずるのもオススメです。

土樂窯四女・福森道歩さんが作る土鍋料理の数々。

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今週の花

 

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この時期になりますと研究所周りの花壇にも花が少なくなり、毎日木槿が登場です。

たまには違う花をと持参しましたコヒルガオ。
淡い淡いピンクがなんとも涼しげでかわいらしく、こんなに繊細ですのに水もあがりやすく持ちが良いのです。さらに、生けてからも次々と花を咲かせてくれます。そんな強さに、やはり夏の花なのだな……と思います。

研究所にはどこからやってきたのか今や不明な花瓶がたくさん。その中にガラスの涼しげなものがありますので使ってみました。少しでも涼を感じられますように。

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祇園祭 神幸祭

 

130719-1.jpg京都では17日、祇園祭の山鉾巡業でした。もちろん仕事で観にゆく事は叶いませんが、実はその後、夕方からは神幸祭が執り行なわれます。

【神幸祭】-八坂神社HPより-
八坂神社三基の神輿が、氏子区域内をそれぞれ所定のコースに従い巡行。
午後8時から9時ごろまでに四条御旅所着。
以降24日まで御旅所に留まります。また神輿に伴い、宮本組神宝奉持列、豊園御真榊行列がそれぞれのコースを巡行します。

130719-2.jpg中御座神輿の先導をつとめる久世駒形稚児

有難い事にお誘いいただき、美味しいものをいただきつつ、神輿や行列が前を通ると外に出てゆき、間近に拝見させていただきました。

昨年までは御存知黄檗宗とも縁の深い、この日お邪魔したお宅近くの貝葉書院さんがお稚児さん(久世駒形稚児)らの休憩処となっていたそうです。
ご当主がお亡くなりになられた今年は、貝葉書院さんの前を通るお稚児さんや神輿、各行列が皆、ご当主の遺影(親族の方がお持ちになり、祭を見守っておられました)に敬意を表し通る姿には感涙でした。
表舞台に出ては来ない、祇園祭を陰で支える方達の事を知り得た、本年の暑い暑い夏の祭の一幕なのでした。

一ヶ月続く祇園祭。新参者の私には全くもって全貌が見えてこないのですが、毎年少しずつ色々な行事を拝見し、この祭と京都の人々、歴史、精神などを学んでゆきたいと思います。

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通り抜け

 

130718.jpg京都では、ごくごく当たり前に、本山の中を近所の人が通り抜けし、立派な伽藍や掃き清められた境内も、生活の中に溶け込んだ一風景となっています。
昨日用事があり、意識して大徳寺を通り抜け。私のお気に入りは大徳僧堂の美しい垣根と僧堂前のこの佇まいです(上写真)。スキッとしています。

先日の学長講座で、円覚寺の管長・横田南嶺老師が、「臨済宗が何か、禅が何かというのはわからないものです。説明のしようが無いもの」というようなお話をされましたが、まさに説明はできなくとも、ここを通れば伝わってくるものがあります。

色々と考えながら自転車をこいでいますと、福森雅武先生が仰っていらした、「意識のないところの学びが一番の学び」という御言葉を思い出しました。

京都外から来て暮らしていると、こんな事(本山通り抜け)が当たり前だなんて信じられない!なんと素晴らしいのだ、羨ましい!京都人はすごい……と色々思うわけでありますが、当の京都人に興奮して話すと、だいたいの人は当たり前の事過ぎて意識はしていないわけであります。そして、彼らの中には、私達新参者にはどうしたって辿り着けないものをまとっている人がいるわけです。

代々の京都人、京都育ちにはかないませんが、それでも、生活してゆくうちに、意識もせずに学ばせていただいているものが、この千年を超える都には多々ある事でしょう。何年住んでいても学ぶ事が無くならない、底知れぬ奥深さを持つ町が、京都なのです。
2~3年住んだだけではわからなかった事が、9年目ともなると少し気づく所も出てきました。さらに住んでいればどうなるか……とまだまだわくわくしつつ毎日を楽しんでいます。

*臨済宗黄檗宗本山を詳しく紹介 本山のことを学ぶなら、『禅の寺』をおすすめします。

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祇園祭2013

 

130717-1.jpg本日、祇園祭の山鉾巡行ですね。
たくさんの方が京都にいらっしゃっていることでしょう。

東京で職人をしている友人が、「7月は京都の職人さんと連絡が取れない。全く仕事をする気が無い」と半ば飽きれていたのを毎年この時期に思い出します。
7月は京都の、特に山や鉾がある町の方々は祭の事しか考えられないのかもしれません。東京の友人には気の毒ですが、もうこれは、「しょうがない」事なのであります。

疫病が流行った事による無病息災を祈る祭が起源でありますが、この暑い暑い京都の夏を迎えるにあたり、気の張る行事、気が晴れる行事があるという事自体、病を遠ざける事になるのかな……などと思いつつ、宵々山の町にくりだしました。
暑くても、人が多くても、やはり良いものだな……と毎年思います。

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花園大学 京都学講座2013

 

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花園大学では、8月1日~3日にかけて、京都学講座「絵をよむ」と銘打った公開講演会が開催されます。
内容は、

8月1日(木)
(1)「絵ときの絵画史-仏伝図を中心に」福島恒徳(花園大学教授)
(2)「釈迦涅槃図 お絵解き」岡澤恭子(長谷寺寺庭)

8月2日(金)
(1)「絵巻物からマンガ 視線の運動」 夏目房之介(花園大学客員教授)
(2)「この人 何者?どんな人?-肖像画をよむ」米倉迪夫(東京文化財研究所名誉研究員)

8月3日(土)
(1)「竹取物語 病み臥す貴公子 を読む」曽根誠一(花園大学教授)
(2)「源氏物語の絵を読む―須磨・明石を中心に 」 髙橋亨(名古屋大学名誉教授)

です。
初日の「釈迦涅槃図 お絵解き」は、私も以前、臨黄ネットに「絵解き涅槃図」のWEBサイトを立ち上げの準備をしているときに拝聴させて頂いた、信州の長谷寺の寺庭さんが語られるもので、とても感動的な絵解きでした。このブログでも書いたことがあります。

なかなかユニークな講座が無料で拝聴できます。お時間のある方は、おでかけになっては如何でしょうか。

 

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夏期講座のおしらせ -鎌倉・円覚寺-

 

130712.jpg円覚寺

京都の建仁寺さんでは、本日から暁天坐禅会&緑陰講座が始まりましたね。
続いて、来週は鎌倉の円覚寺さんにて、夏期講座が始まります。

どこの本山も、今をときめく講師陣達をお迎えになられているようですね。興味深いです。ですがやはり個人的に一番興味深いのは、老師による提唱です!!!

「いつ行くの?今でしょー!」(テレビを見ないので知りませんでしたが、流行っているそうですね、これに似たセリフが…)と冗談を言っている場合ではないのですが、実際のところ、雲水のご指導にあたられている老師方は、管長職も兼ねておられるとなおさらお忙しく、なかなか提唱を拝聴できる機会も少ないと思います。
暑い!めんどくさい!をさらりと脱ぎ捨てかの地へ向かえば、帰りは爽やかな風が。いってらっしゃいませ。

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『聖域巡礼 私の目から見るチベット』 李建華

 

130711-1.jpg8月末に発刊を予定しております書籍のご紹介です。
弊所としては異色の本となりますが、私にとっても最も憧れの地であるチベットの旅行記です。

禅文化研究所の客員研究員で、北京在住の李建華さんが幾度にもわたり訪れ、まだ手つかずの大自然が残るチベットの地や、そこに暮らす人々の信仰などを追っています。
今回は弊所としては珍しくオールカラー本。恐らく、普通に旅行するだけでは踏み入れる事のできないような地などの写真も多く、その果てしなく澄んだ空気感をお伝えするには、カラーでの出版しか有り得ませんでした。
李さんの地元の方達との交流や、紆余曲折あった道中の記録、まさに別天地とも思えるようなたくさんの写真、諸々、お楽しみいただきたいと思います。

ご予約承り中 詳しくはこちらから。

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スネークフルーツ -Bali-

 

130710-1.jpg皆様おはようございます。
梅雨も早くに明けてしまい、やってきました連日の猛暑。私が小学生の頃は、夏の最高気温といえば32℃で、中学生の頃には熱血バスケットボール部で毎日汗を流していましたが、今や体育館で激しい運動などしようものなら、倒れる人が続出ではないでしょうか……。

日本の夏が、違う国の夏のように感じる今日この頃。思い出すのは南国のフルーツ。こう暑いと、身体が欲する食べたい物も、変化してゆきそうですね。
日本では売られている所を見た事が無いのですが、インドネシアといえばこのスネークフルーツ(現地ではサラックと呼ばれます)。蛇のようですね…。実際に蛇の皮にそっくりな、とても固い皮に覆われています。

4年前にボロブドゥール遺跡を観に訪れた時には、ホテルの朝食でいただいたものがあまりに変わった味で、二度と食べないだろうと思っていましたのに、現地住まいの人と市場で買ったものの美味しいこと!やみつきになってしまいそうでした。

130710-2.jpg「こんなに原始的なフルーツは他に無いの。このフルーツが実っている所を見せたい」とお連れいただいた、スネークフルーツ農家のお宅が上写真。ウブドから車を走らせた所に、大農園が拡がっていました。

固い棘で覆われたこの植物の根もとに、下写真のように実が成るのです。
農園のおばあさんに、美味しそうなものを選りすぐって採ってもらい、すぐに食べたその味と言ったら、筆舌に尽くし難いのです。ホテルにある物は既に別物でした。市場のものも新鮮で美味しいと思いましたのに、もぎたてというのは、生命そのものの瑞々しさを味わうことができますね。

130710-3.jpg火照り過ぎぬよう、冷しすぎぬよう、バランスを心がけて上手にお過ごし下さい。

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「朝鮮通信使」絵図 -東京国際ブックフェア2013にて-

 

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先日、東京ビッグサイトで開催されていた、「東京国際ブックフェア2013」へ足を運んできました。
数年前、3年間にわたって禅文化研究所もここでブースを開いていましたが、ここ数年はご無沙汰です。今回は1来客としてみてまいりました。
まず初日の午前中、「電子出版の著作権と契約」についてのセミナーを聴講し、はやりの電子書籍にまつわる契約がまだ流動的でありまだ馴染んでいないこと、われわれ出版に携わる者が今後気をつけていなければならないことなどを学ばせてもらってきました。

その後、ブックフェアのブースへ移動。弊所が出展していた時とはだいぶ様変わりした感じがしており、外国からの出展やクリエイターやデザイナーの小さなブースが多いことを感じました。いわゆる紙本の出版社の数はだいぶ減っているような印象です。

そんな中、今年はテーマ国として「韓国」が取り上げられていたので、近寄ってみると、なにやら楽しそうな絵が見えます。

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韓国人に読まれている日本の書籍、日本人に読まれている韓国の書籍などがずらりと並べられて紹介されていましたが、例の絵は何だろうと近寄ってみると、どうやら朝鮮通信使を描いたもののようです。

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朝鮮通信使といえば、白隠慧鶴禅師の仮名法語『遠羅天釜』巻上には、朝鮮通信使の接待役である鍋島公を労う文言も出てきますし、滋賀の私の自坊の近くには、今も「朝鮮人街道」と呼ばれる朝鮮通信使が通った道(今は県道)がありますから、なにかしら身近に感じてしまうのです。

 

2013-07-03-4.jpg正使の籠をかついでいるのは日本人のようで、付近には唐人も同行している様子が書かれています。アジアでの外交問題は今に始まったことではなく、昔からいろいろと神経を使っていたんでしょうね。
しばしの間でしたが、興味深く見せてもらったのでした。

 

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『開甘露門の世界 -お盆と彼岸の供養』野口善敬著

 

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故人との距離がぐっと近くなる季節がやって参りました。

餓鬼道に堕ちた者、父母、祖先のみならず、三界万霊、つまりはよろずのものを供養する盂蘭盆会(施餓鬼)。各寺院において、7月15日(または8月)に法要が営まれます。

「他を供養するとは、つまり自身をも救済する事に繋がる……」と、この本に説かれていますが、一体どういう事でしょう?

自他をわけない。全ての存在が、見えはしなくてもお互いに共鳴し、影響しあっている。「自分さえよければ良い」の世界ではない……という事でしょうか。

例えば、「あなたのご先祖様の1人でもいなければ、あなたはここにはいないのだよ」とよく言われます。もちろんその通りです。そしてさらに、そのご先祖様に関係した方が1人いなくても、私達は存在しないかもしれません。自身のわかり得ぬところで、知らない人とのご縁が実は繋がってもいるものです。

あらゆるものを供養する事は、見える物のみならず、見えない物への感謝の心を育む事に繋がり、自身が生かされている事への実感を促します。さらに、開甘露門の中には実際にお釈迦様が弟子(阿難尊者)に向かい、餓鬼道に落ちない方法をも説かれてる場面も出てきます。

私の母などは、もちろん心底供養する気持ちはありながらも、“なんとなく大切な事・毎年の行事”としてお盆やお施餓鬼を迎えていたようですが、最近私が持ち帰ったこの本を読み、きちんとした意味を知り、いたく感動していました。

何故葬式が必要なのか、何故法事ごとが必要なのか、僧侶の皆様にはしっかりと檀家さんや信者さんにその意味や、大切さを説いていただきたいと思います。「当たり前だから」「なんとなくせねばならぬもの」で済まされて来た時代は終わりました。この本は必携です! 本当は全ご寺院にお配りしたいくらいなのです(できませんが)。

もちろん一般の方にも、是非とも亡き人の事を考えるこの時期に、一度手に取ってみていただきたいなと思うわけであります。自身のことで、発見があるかもしれません。

『開甘露門の世界 -お盆と彼岸の供養』 野口善敬著

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季刊『禅文化』229号が発刊されます!

 

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早いものでもう7月なのですね。
季刊『禅文化』229号(2013年7月25日刊行)の制作も、
終盤に差し掛かっております。

 

今回の特集は「美濃の名刹・大仙寺」。
中興開山である愚堂東寔(ぐどうとうしょく)禅師の遠忌に因み、
名刹の歴史や文化財などを、多彩なグラビアと共にご紹介しています。

また、「禅」をわかりやすく紐解く従来の連載はもちろん、
ふだんの暮らしに活かしていただける記事も豊富に収録しました!

寺院建築の特徴を、歴史を追って学ぶ新連載
「部分から全体へ 寺院建築入門」は、
これからのお寺巡りがちょっと楽しくなりそうな8ページ。
建物の形に隠された意味だけでなく、工法の解説から
史料で読み解く当時の人々の思い、最新の研究報告まで、
あたかも現地で先生の解説を受けているかのような臨場感を
お楽しみください。

ほかにも、夏の宗教行事の由来や表具の修復技法、
簡単な精進料理のレシピなどなど、
読み応えたっぷりの160ページとなっております。

今夏の読書計画に、ぜひ加えて頂きたい一冊です。
ご予約承り中! こちらからどうぞ。

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道成寺 -和歌山県日高郡-

 

130704-1.jpg和歌山県へと取材で趣いた日、ちょうど途中を通る!ということで、かねてから一度訪れてみたいと思っていました、“安珍と清姫”で有名な、道成寺を訪ねてみました。

お能や歌舞伎が好きな人なら、一度は訪れてみたいお寺ですね。
まだお能の番組では拝見したことが無いのですが、一度は拝見したいと思っているうちに、先にこの地を踏む事となりました。

130704-2.jpgこの“安珍と清姫”。お能をはじめ、歌舞伎や日本舞踊、文楽などで語り継がれるのにうってつけのお話と思えますが、燃やされた釣鐘の場所も諸説あるようですし、今となってはどこまでが真実かは定かではありません。ただし、安珍という僧侶がいた事については、元享釈書で明らかであるようです。

安珍と清姫があまりにも有名すぎて知られていないのですが、道成寺創建にまつわる、かみなが姫のお話も面白いので是非道成寺のHPをご覧になってみてください。

130704-3.jpg研究所へのお土産に購入した釣鐘饅頭はなかなかに美味でした。そしてその箱に入っていたこの“安珍清姫縁起之図”も気に入ってしまい、研究所のデスク近くに張っています。男は嘘をつくな!女は追いかけすぎるな!という戒めとしましょうか……。

最後に、道成寺の住所もお知らせしておきましょう。-和歌山県日高郡日高川町鐘巻-。
なんと、“鐘巻”!!! 市町村合併などがあっても絶対に消えて欲しくない地名ですね。

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インドネシアの手仕事 vol.2 -Bali-

 

130703-1.jpgvol.1にひきつづき、第2回目。
ウブドで訪れたお店のお話です。

何時間いても退屈しないようなお店、Threads of Life Gallery
それもそのはずで、インドネシアの各島から集められた、天然染料のみを使い何段階もの行程を経て作られた布を主とし、際だって高い技術と用の美を兼ね備えた手づくりの物のみを取り扱っているのです。
また、伝統的な技法を用いて、少し現代風にアレンジされたような物もセンスが良く、見ごたえがあります。

色々な国を旅してきて、失敗をした事もあります。市場で売られている布は、実はその国の物ではなく中国製で、天然繊維だと言っていても化学染料であったり・・・。
情報をかき集めれば、良い物を作っている人や、店に辿り着きます。これは、諦めずに情報収集する事です。と言いながら、今回は布のマスターと一緒でしたので、何ら苦労もなくこの店にやってきたわけですが……。
こんなにもてっとりばやく、インドネシア諸島の素晴らしい手仕事をいっぺんに見られてしまう事に少し罪悪感を抱きつつも、嬉々として物色。

130703-2.jpg一つ一つの商品に、どこで作られて、どう使われているものなのか、説明書きがついていますのでご紹介。

130703-3.jpgまずはこれ。普段は色のついていないシンプルな籠を好みますが、プリミティブなこの柄と自然の色に惹かれて。なんと細かく美しい仕事でしょう。

カリマンタン(ボルネオ島)のIban族とKantuk族の人々がなんと種まきをする時の種入れなのだとか。お洒落すぎます。
ポシェットのように肩から下げられるようになっていますが、これを下げて種をまく姿、想像するだけでうっとりとしてしまいます。実際に拝見したいものです。
この黒い色などももちろん天然。なんと、ランブータンの葉っぱと泥を混ぜたものに漬け込んで染めるのだとか。自然からの恵に優るものはありませんね。これからどのように色が変化してゆくのか、楽しみです。
ちなみに、うちの家では、台所にビニール袋入れとしてぶらさがっています・・・。

130703-4.jpgお次はこちら。30cmほどの長細い入れ物。美しい網目です。これは購入する時から、台所で玉ねぎ入れにしようと思っていましたが、本来は、カライと呼ばれるもので、東ティモールの男性が色々な物を入れる小さな鞄のような役目をするようです。

corypha utanという、葉の大きなヤシの繊維を使って編んでいるらしく、一つ一つの結び目が特徴なのだとか(ありますね、結び目)。またこのヤシの繊維は、染色をする際の結び糸としても使われるそうです。おそらくは、結べばぎゅっと引き締まりやすいのでしょう(おそらく…ですが、絞り染めなどをする時に使うのでしょうか)。

そして最後に、これらの下にみえている布は、御存知ジャワバティックです。インドの布が多く、夏は暑苦しく感じる我が家に、涼しげなジャワのバティックがお目見えし、そんなところからも涼を感じられるよう楽しんでいます。

旅にでかけたら、一つはその国の手しごとの物を手に入れる事をオススメします。
時をかけて風合いもまし、自然と生活に溶け込むのと同時に、旅の思い出とも共にいられます。

 

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花園大学学長講座 -円覚寺管長-

 

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昨日お伝えしました通り、この時期、本山での暁天講座、坐禅会などが盛んに開催されますが、毎週月曜日、花園大学教堂において、学長講座(予定表PDF)と題して、管長様や老師方や、禅の研究者の先生などがお話されたりしています。

7月15日(月)は、研究所はお休みをいただいておりますが、学長講座にて、鎌倉は円覚寺の管長・横田南嶺老師がお見えになられますので、もちろん私もお邪魔する予定でおります。

「管長様の法話をまとめてみました」。でおなじみの、居士林ブログや、そのブログをまとめた本をいつも拝読していますが、直にお話が拝聴できるまたとない機会です。

いつも老師方のお話を拝聴していると思うのですが、本になったものを拝読するのももちろん素晴らしい事ではあるのですが、何よりもライブ感が良いのです。実際にお会いして、生のお声を拝聴し、お姿を拝見してこそ、色々を感じ得るわけであります。
どの老師様も味わいというのでしょうか、それぞれの生き様を見せて下さいます。
是非とも、足を運んでいただきたいわけです。

何よりも、私が一番楽しみにしているのですが……。

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建仁寺 暁天坐禅会 緑陰講座のおしらせ

 

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さて、夏越の大祓も終わり、一年の折り返し地点がやってきましたね。

毎年、7月、8月になりますと、各派本山にて暁天坐禅会や夏期特別講座などが開催されます。まずは、京都は建仁寺さんより御案内。
3日間とも、朝6時半より坐禅、その後7時10分より講座。会費・申し込み不要です。
是非ともおでかけください。

7月12日(金)
講師  花園大学講師 舘隆志 氏
演題 「栄西禅師の御入滅について」

7月13日(土)
講師  外務省顧問・立命館大学特別招聘教授 薮中三十二 氏
演題  「日本の進路  ~緊迫する東アジアのなかで~」

7月14日(日)建仁寺派管長 小堀泰巌老大師
提唱 『碧巌録第三十七則 盤山三界無法』

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