Feb 21
2012
正月堂 -三重県伊賀市-
三重県伊賀市は島ヶ原にあります、正月堂(観菩提寺)を訪れました。
こちらは、東大寺の別院とも伝わり、毎年2月の11日、12日に行われる修正会(しゅしょうえ)が東大寺のお水取りの起源ではないかと言われているそうで、まさにその東大寺にてお水取りを始められた実忠和尚(じっちゅうかしょう)が開山と伝わるようです(元々この地に草庵があったのを再興したとの伝もあり)。
今度は機会があれば、この実忠和尚がお水取りの行法を授けられたといわれる笠置寺(京都府相楽郡)を訪れたいと思っています。
古都奈良に春を告げる修二会の行事を来月に控え、私の関心はその縁起などに向けられていますが、なかなかどうして色々な伝説があり、夢のよう。とても面白いものです。
こういった古から続く行事の事を色々と調べ、関係する地を訪れてみると、今まではバラバラだった日本の歴史や宗教や様々な土地と土地との関連性が、少しずつ線となって繋がり、身に染みてわかってきて、さらに楽しくなってきます。
福森雅武先生が、「なんでも、自分の足で訪れて自分の目で見て、体感してきなさい」と仰るのがなんとなくわかってきたように思います(まだまだと言われるでしょうが……)。
ネットやテレビに溢れる情報のみで、知ったつもり、わかったつもりにならぬよう、気をつけたいものです。