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大雪 ―二十四節気― と 鈴木大拙館

本日は二十四節気の21番目にあたる「大雪(たいせつ)」です。北風がピープーと吹いて雪が降り始める頃ということです。
今年の京都は紅葉が遅かったので、まだ雪が降ってくるという感覚がないですが、二日ほど前からまた急に夜の寒気がこたえるようになりました。
時節はきちんとめぐっているようです。どうか、風邪など召されぬように。
各地の臨済宗の専門道場では、今日は臘八大接心の接了日です。命取りとも言われる不眠不休の大接心、明日朝の明けの明星をみて、ハタと開悟される雲水さんがおられるといいですね。

ところで唐突ですが、「たいせつ」⇒「だいせつ」という音で思い出すのは、偉大なる仏教哲学者・鈴木大拙博士です。
今年10月18日に、金沢市の大拙博士生誕地の近くに「鈴木大拙館」が開館しました。大拙博士の考えや足跡をしらしめ、来館者みずからが思索する場として開設されたということです。
さっそく先般訪ねてみました。兼六園などから程近い場所にありますが、ちょっと不案内だとわかりにくいところです。駐車場もありません。しかし、来館者は外国人も見受けられ、世界的に著名なDr. D.T.Suzukiならではでしょう。
館内の展示物はそれほど多くありません。どちらかというとあまりにアッサリしていて物足りなくさえ感じましたが、ここに務める知人である主任研究員I女史の話によると、ソフト面がこれから充実させていきたいとのことですから、楽しみにしていましょう。
学習空間には、弊所から出した関係書籍『鈴木大拙未公開書翰』や『相貌と風貌』、弊所・西村惠信所長の著作も並べられていて、自由に手にとって読むことができます。

来館者自らが思索するための場「思索空間」は、たしかに素晴らしい空間でした。館の大きな割合を占める水鏡の庭に面した思索空間には、禅堂の単(坐禅をする畳敷きの台)がおかれていて、時間が許せば水鏡に映る紅葉を眺めながら、ゆっくりそこに坐禅していたいほどでした。




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金沢を訪ねられる機会があれば、ぜひ時間をとって訪ねてみていたきたいと思います。
以前に紹介した「西田幾多郎記念哲学館」との交流協定も結ばれたようで、この点でも今後の展開が楽しみです。

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鈴木大拙館
〒920-0964 金沢市本多町3-4-20
TEL 076-221-8011

※「大雪(たいせつ)」を「大雪(だいせつ)」と表記していましたが、「たいせつ」という音が正しいはずである旨のご指摘をいただきました。確かに辞書類にはすべて「たいせつ」という音のみしか見つけられませんでしたので、訂正させていただきました。

by admin  at 07:30
コメント
  1. 大雪は、だいせつとも読むのですね。
    手許の辞書にはありませんが、ネットでは散見されます。
    出典があれば教えてください。

    by ringo  2012年1月23日 22:32
  2. ringoさま。
    確かに、大雪は「たいせつ」が正しい読みですね。思い込みにより間違いをおかしてしまいました。失礼しました。訂正します。

    by 禅文化研究所  2012年1月24日 08:43
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