トップページ » 2011年2月17日

『小説 ブッダ いにしえの道、白い雲』 ティク・ナット・ハン著




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以前にもこちらでご紹介しましたが、読み終えてからの感想が遅くなりました。
4月に来日予定のティク・ナット・ハン師の『ブッダ いにしえの道、白い雲』(池田久代訳)。

根本的な仏教の教えや修行法が細かく丁寧に書かれ、まるで自身もこの時代の在家の信者か比丘尼にでもなったかのような気分で釈迦の説法に耳を傾ける事ができました。

釈迦を通して、ティク・ナット・ハン師の仏教者としての在り方や考え方も随処に盛り込まれており、彼の講演やリトリートに参加したり、フランスのプラムビレッジを訪れたいのであれば、この本を読んでいるとスッと入ってゆけるに違いないという印象を抱きました。講演会にご来場いただく皆様には是非ともオススメしたい一冊です。

終始一貫して、文章も世界観も美しく、読み終えた後もずっと心にその余韻が残り、響いている感覚があります。

ブッダ伝については、どの経典のどの部分を選ぶかによって多少の違いが出てくるのは否めない為、様々な人が書いた物を読むのが良いと思います。私個人的には、どれを読んでも嬉しく楽しく、涅槃に入られる時はどうしても涙してしまいます。

【おしらせ】
京都講演は受付を終了させていただきましたが、横浜講演・リトリートは受付中です。
さらに、東京講演が追加されましたので、御案内致します。是非お運び下さい。


-ティク・ナット・ハン来日記念 東京講演-

『怒りを抱きしめる。食べるを慈しむ。』

■2011年5月7日(土)13:00開演(12:30 開場 )
■会場:日比谷公会堂
■予約受付
チケットぴあ:0570-02-9999[Pコード 618-829]
チケットピアHP
■入場料: 前売(全席指定) 2,000円 /当日2,500円
■お問合わせ:サンガ 電話 03-6273-2181 メールする
東京講演特設HP
■主催 (株)木楽舎 (株)サンガ

by admin  at 07:30  | Permalink  | Comments (4)  | Trackbacks (0)