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佐藤初女さん講演会




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以前にもこちらのブログでご紹介させていただきましたが、“森のイスキア”主催の、佐藤初女さんご本人が神戸に来られるとの事で、講演会にお邪魔してきました。

受付で、白い紙を手渡され、「先生が、“分かち合い”の時間として皆さまからのご質問におこたえくださいますので、こちらの紙にご質問があればお書きになってください」と。
“分かち合い”。
なんて良い響きなのでしょうか。講演会だからと言って、一方的にお話されるだけでなく、皆が参加してその場を作る……という所に、初女先生らしさを大いに感じました。

お話なさった事は全てが真理のように思えましたが、中でも、「その人と同じ立場、同じ気持ちになって話を聴きます。ただ聞いているんじゃないんです。話したい事を話して空っぽになれば、そこに新しいものが入ってゆけます」と仰った事が印象的でした。


弊所刊行の、『歩々清風』(堀内宗心著)の中で、宗匠が仰っている事を思い出しました。

お茶を含めて、人を指導するということはひとつの菩薩道であります。菩薩の指導法は、つねに相手と同じ高さまで身を落として、すなわち身を低めて、そうして人を引き上げるということであります。荷物の集配所で働いているリフトのように、その人のところへ行って、荷物と同じ高さまで支台を下げて、荷物を持ち上げ、目的地に持っていくのであります。これは済度するということであります。決して高いところから叱咤号令するのではないのであります。
『歩々清風』-お茶をおしえるという事-より

初女さんの生きる道は、菩薩道だな……と思えたのです。これはあくまでも私の捉え方であって、彼女自身はクリスチャンですし、「ボランティアというのとはちょっと違うと思うんです。私は奉仕だと心得ています」と仰っていました。

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by admin  at 07:30  | Permalink  | Comments (0)  | Trackbacks (0)

惠信所長が「こころの時代」に出演




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このところ、雑誌記事に掲載されることが続いている西村惠信所長が、下記のとおり、NHK教育テレビの「こころの時代」に出演します。
今年4月に放映された「歴史ヒストリア」に出演では、出演時間がとても短くて、なんともあっけなく、本人の弁でもがっかりしたとのことでしたが、今回は1時間たっぷり、自身の人生観「“人生で一番若い日”を生きる」と題して西橋正泰アナウンサーを相手に語られます。
ご覧いただければ幸いです。


放送日:平成22年11月14日(日) 午前5~6時(NHK教育テレビ)
再放送:平成22年11月14日(日) 正午~1時(NHKデジタル教育3)
または、平成22年11月22日(月) 午後2~3時(NHK教育テレビ)

弊所より発行した著作一覧
七十を過ぎてわかったこと
禅語に学ぶ 生き方。死に方。
十牛図 -もうひとつの読み方-
臨済録をめぐる断章 ―自己確立の方法―
無門関プロムナード
禅坊主の後ろ髪

by admin  at 06:30  | Permalink  | Comments (0)  | Trackbacks (0)