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高野山にて




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初めて高野山へお参りにでかけました。
宗派を問わず信仰されるお大師(弘法大師)さんの聖地。
世界遺産にも登録され、「最近はもう観光スポット的になっているんじゃないの?」などという思いもなきにしもあらず。
ですが、実際訪れて、自分のそんな思いが一掃されました。百聞は一見に如かずとはよく言ったものです。世界遺産に登録され、多くの人が訪れ、魅了されるのも当然で、素晴らしい事と感じました。
それは、奥の院の弘法大師の御廟を目にした時、「あぁ、弘法大師さんは生きてはるんやん」と自然と頭に湧いてきたからです。
何故そう思えたのか自分でもわかりませんが、威厳に満ち満ちた、邪悪なものを一切寄せつけないような神聖なパワーに圧倒されてしまいました。“気”をいただいて帰って参りました。
御廟をお参りする間中、「すごい…」という言葉しか出てこなかった私でした。

後で色々と調べてみると、Wikipediaでは、「真言宗では、宗祖空海を「大師」と崇敬し、その入定を死ではなく禅定に入っているものとする。高野山奥の院御廟で空海は今も生き続けていると信じ…」とありました。確かにこの身で感じてまいりました。

皆さんも高野山へお参りにおでかけになる際は、奥の院の御廟へのお参りをお忘れなく!

by admin  at 07:30
コメント
  1. ブログ禅御中
    info@zenbunka.or.jp
    2010年8月28日
    前略。
    ◎「高野山にて」。

    加藤咄堂師の『維摩経講話』上巻P、242に、「昔譚」として、一休さんと弘法大師との歌の遣り取りが出ています。

    弘法は 虚空の定に 入りもせで
    心狭くも 穴に入るかな・・・一休禅師

    入りぬれば 虚空も定も ないものを
    心狭くも 穴と見るかな・・・弘法大師

    以上の出典、お分かりでしたら、教えて頂きたいのですが・・・。

                          東北寺 藤田吉秋

    by 藤田 吉秋  2010年8月28日 15:54
  2. はじめまして。

    私、花野井と申します。


    とても興味深いブログでしたので、立ち寄って
    みました。


    高野山に行ってらしたのですね。
    私は、まだ行っていないので、ぜひ、行きたいと
    思っています。

    かの有名な空海は、遍照金剛ともおっしゃる
    ようですね。
    大師は、今でも生きていらっしゃるといい、
    お食事も、必ず、毎食出されるそうです。


    いづれ、高野山に出かけましたら、必ず、
    奥の院の御廟へのお参りを忘れないように
    したいと思います。


    それでは、また遊びにきます!

    by 花野井美貴子  2010年8月29日 18:04
  3. 臨場感あふれる日記をありがとうございます。

    いつか必ず行ってみたい!

    そう思わされました。。。

    by れんげ  2010年8月29日 23:37
  4. >花野井さま

    コメントいただきありがとうございます。
    是非機会がございましたらお参りなさってみて下さい。
    私は真夏の平日でしたので、御廟も人がほとんどいなかったのですが、母が申しますのに、気候の良いシーズンだと人の垣根ができて、静かに拝むどころではないそうです。
    お食事を毎食出されるとの由、不思議ではないように感じます。
    今後とも、どうぞ宜しくお願い致します。

    >れんげさま
    いつもご覧いただきありがとうございます。
    本当に気持ちの良いところです。

    御縁があれば是非行かれてみて下さいね。
    今後とも、どうぞ宜しくお願い致します。

    by 禅文化研究所  2010年9月 1日 09:49
  5. 東北寺様のお名前を拝見したので、横から失礼いたします。。

    5~6年前、広尾の東北寺に友人二人と、至道無難禅師のお墓参りに行きました。

    その際、いろい伺いたがっていた友人にお寺が発行している冊子を下さり、親切にお寺の中まで案内していただきました。そのおかげで白隠禅師の書も拝見することができ、大変ありがたかったことを思い出しました。。

    その節はありがとうございました。

    ところで、弘法大師と一休は時代が違いますのに
    歌の遣り取りとは、、と、興味深く拝見しました。

    by れんげ  2010年9月 2日 08:51
  6. ブログ禅御中・れんげ様
    2010年9月2日
    ◎「弘法大師と一休は時代が違いますのに歌の遣り取り」by れんげ

     もとは、「弘法・伝教問答」だったかも知れません。これだとホントの喧嘩になってしまうので、一休さんに変えたのでしょうか。

    http://www.h4.dion.ne.jp/~fuuhp/tyoropa/hangeki.html
    ●弘法大師VS伝教大師
    歌でライバル対決をさせたい人が作った話だろう。
    入定(思いをしずめ心を統一する。転じて聖人の死)する弘法大師(空海)に、伝教大師(最澄)がこう詠んでよこした。
    空々と虚空の空に入りもせで心せばくも穴に入るかな
    (虚空の空ではなく、心せまいことに、ただの墓穴に入るんですか)
    すると弘法大師はこう詠み返した。
    空々と虚空の空に入るものを穴と見るこそ心せばかれ
    (虚空の空に入るんですよ。これが穴に見える人こそ心が狭いんじゃないの)

    ホントの喧嘩はこちら。
    http://hagakurecafe.gozaru.jp/42kuukai.html

                          東北寺 藤田吉秋

    by 藤田 吉秋  2010年9月 2日 09:57
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