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初転法輪の地 サールナートへ -インド-



ダーメーク塔
ダーメーク塔

バラナシでひどく体調を崩し、旅程を変更し早めにデリーへ入る事にしたのですが、その前にせっかくここまで来たのだからと、お釈迦様が初めて法を説かれた地、サールナートへ向かう事にしました(バラナシからは車で約30~40分ほど)。

さて、このサールナートとは、仏教の聖地とされる地です。
悟りを開かれたお釈迦様が説法を決意され向かわれた地が、かつての苦行仲間のいるこのサールナートだったといわれます。共に苦行をしたこの5人の仲間は、お釈迦様が苦行をやめられた際にその事を非難した仲間達でした。 結局は、お釈迦様が戻ってこられ、初めてこの地で法を説かれ、5人は最初の仏弟子となります。
仏教徒としてお釈迦様の初めての説法の地に立ち、本当にお釈迦様はここにいらっしゃったんだな…と感慨深く、不思議な気持ちに包まれました。

ダーメーク塔

ダーメーク塔のレリーフ
ダーメーク塔
スリランカからの参拝者


スリランカからの参拝の皆さんです。引率のお坊様と少しお話をしました。
-仏教発祥の地インド-とは言っても、仏教の聖地にでも訪れない限り、なかなか仏教徒と遭遇する事はありません。お互いになんとなく嬉しい気持ちが溢れていました。
お参りや正式な仏教行事がある際は、信者は白い衣を着るそうです。こちらを訪れるなら正装であるべきですね、本来は…。
それにしましても、こうしてここでお会いし、微笑み合い、言葉を交わすのも仏縁ですね。
体調の悪さを癒してもらえるようでした。


スリランカからの参拝者


*転法輪
説法のこと。輪は車輪のことで、車輪の運転する時に、能く一切の物を摧破するように、佛祖の説法が能く衆生の邪見を破することにたとえた語。また、車が転ずる時、物を運載して此方より彼方に至らせるように、佛祖の説法が能く衆生を聖境に入らせるをいう。「新版 禅学大辞典(大修館書店)より」

by admin  at 07:30
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