Apr 02
2009
大本山妙心寺の開山無相大師650年遠諱法要にお参りする遠諱団参のために、先日、自坊の檀家さんたちを引き連れてお参りしてきた。
法要は一日3回に分けて行なわれるのだが、自坊の教区は、午後2時からの第3回目。そのため、朝から大型バスで出発して、まずは、現在、京都国立博物館で開かれている「妙心寺展」を観覧してきた。
高速道路が自家用車で1000円で走れる割引が適用されたため、朝から、名神高速の交通量は多かったようだが、それでも予定通りに開館時間に到着し、朝一番から妙心寺にまつわる宝物をじっくり見てまわることができた。
無相大師や花園法皇の書、東海庵、龍泉庵、聖澤院、霊雲院という四本庵の開祖の頂相などをはじめ、白隠禅師の書も多く展示されていた。また、狩野派の金箔の上に立体感溢れて描かれた障壁画は、おもわずしばらく立ち止まって見入ってしまった。
ただ、会期前期には、有名な龍虎図や瓢鮎図は展示されていなかったので、その点が残念だった。後期にもう一度訪れたいところである。
我々と同じく、遠諱団参にいく前に来られている、同じ教区のご寺院の檀家さん方も多かったからかもしれないが、途中、花園法皇と無相大師の木像の前では、手を合わせている姿も見られた。