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アジャンター石窟寺院その1 -インド-

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今回の旅のメイン。アジャンターの石窟寺院を訪れます。
拠点となるオーランガバードの町から、車で2時間半ほど。
途中、デカン高原の壮大な景色を目の当たりにします。
昔、地理の教科書を見つつ、なんて広い地域にまたがっているんだろう…と思っていた事を思い出します。

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途中旅行者が必ず立ち寄る休憩所。そしてあまりにリアルなこの絵。
手作り感溢れていてなぜか惹かれます。

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遺跡近くの駐車場でドライバーとはさようなら。そしてそこから遺跡までは専用のバスに乗り込みます。遺跡近くが観光で荒らされ、自然破壊に繋がらないための配慮だとか。
外国人観光客よりも、インド人を多くみかけます(というか、バスの中はインド人だらけですね)。

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バスの停留所からはさらに少し歩きます。するとこの景色が!
仏教が衰退し、1000年以上も忘れ去られていたこの石窟寺院。
再び日の目を見るのは、イギリス人将校が虎狩りの途中にこの遺跡をみつけた1819年のこと。
もしかして、忘れ去られていなければ破壊にあっていたかもしれません。
今もなお、美しい壁画と数多くの仏像を残すこの石窟寺院を目の前に、期待が膨らみます。

つづく

by admin  at 07:30
コメント
  1. お釈迦様の生地がインド中心部でないとはいえ、なぜ仏教よりも身分・差別社会で有名なヒンズー教が栄え国教としてインドの歴史の中心となっていったのでしょう。
    先日、イスラム教というのも噂ほど悪い面ばかりでないと聞きましたが、ヒンズー教もそうなのかな?でも…。インドという国と歴史を勉強したいと思います。きっかけを戴き、どうもありがとうございます。

    by 久野隆一  2008年1月16日 10:21
  2. 久野さま
    いつもご覧いただきありがとうございます。
    インドは本当に深い深い国で、私もこれから何度も渡って、理解を深めていきたい国です。
    ヒンドゥー教は、仏教よりも以前にあったバラモン教や土着の神々、信仰、生活文化などと複雑に絡み合ってできたものですが、キリスト教を信仰する西洋人よりも、八百万の神を信じる日本人の方がもしかするとすんなり入っていきやすいかもしれません。お釈迦様も、ヴィシュヌ神の9番目の化身として、人々から崇められていました。
    私もまだまだこれから勉強していきたいと思っています。
    今後とも、どうぞ宜しくお願い致します。

    by 禅文化研究所  2008年1月16日 13:59
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