トップページ » 2007年5月31日

北村美術館 -山笑ふ-

北村美術館 山笑ふ

こじんまりとしたこの美術館。
展示数も数えるほどだが、逸品ばかりが展示される為、大いに満足できる美術館として毎回の展示を楽しみにしている。
いつも展示品についての主題が楽しみなこの美術館。今回は-山笑ふ-(季語)。
桜に続き、青々とした若葉芽吹く山、まるで山が笑っているかのような・・・。この主題を聞いただけで、どんな展示か心が弾む。

いつもその季節の茶会・茶事を想定した展示で、会の流れのままにお道具を拝見し、一席楽しんだ後のように心満たされるのだ。
今回は、案内によると、「山ふところの別荘で、庭や借景の山々に咲ききそう花を愛でながら、大寄せの茶会を催すことを想定しての陳列です。 まず玄関から待合へ。 それから順次庭へおり、東家を中心に、酒肴をまじえつつ、春の風趣を堪能し、そうしてふたたび座敷へ。 戸外の桜を心に描きつつ、広間での薄茶を楽しんでいただく観桜茶会。 ただ、たとえ展示であっても、桜のように季節感を強烈に印象づけるものは、時候をすぎてしまいますと鑑賞に耐えられなくなってしまいます。 それはまた、あくまで茶道具であって鑑賞美術品ではないゆえんでもあります。 そのため、今回は「山笑ふ」と題し、4月後半には一部展示替えもすることになっています。」とのこと。

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by admin  at 07:30  | Permalink  | Comments (0)  | Trackbacks (0)