トップページ » 4.スタッフ便り » 京都 » 鹿ヶ谷 住蓮山安楽寺

鹿ヶ谷 住蓮山安楽寺

安楽寺

先日ご紹介した霊鑑寺のお隣にある安楽寺。
浄土宗の法然上人の弟子である、住蓮上人・安楽上人の菩提を弔う為に作られたお寺である。

後鳥羽上皇に仕えていた松虫姫・鈴虫姫は、容姿端麗・教養深く、ことさら上皇の寵愛を賜ったそうで、他の女官達の嫉妬たるや、相当なものであったという。
ある日、松虫姫・鈴虫姫は清水寺への参詣の帰りに、法然上人の説法を聞き、出家を切望するようになる。
そしてとうとう、後鳥羽上皇に許しを請う事もなく、住蓮上人・安楽上人により松虫姫・鈴虫姫はその思いを果たすのである。
これを知った後鳥羽上皇は激怒し、この事を発端として、念仏教団の弾圧を始め、両上人を打ち首の刑に処した他、高齢の法然上人を流罪の刑に処したという。
歌人として知られる上皇が、反面このような事も・・・。自身もその後、承久の乱により、流罪の刑に処せられるのだが・・・。

つつじの咲く頃に、また訪れたいと思う。

by admin  at 07:30
コメント

コメントはありません

コメントを書く




保存しますか?


(書式を変更するような一部のHTMLタグを使うことができます)


画像の中に見える文字を入力してください。