Apr 04
2007
霊鑑寺の椿
待ちわびていた霊鑑寺(臨済宗南禅寺派)の特別拝観。
鹿ヶ谷の傾斜を利用して造られた池泉観賞式庭園は、敷地を巧みに利用しており、尼門跡寺院の格式に相応しく、寺の境内としては広いとは言えない中にも、趣深く凛とした姿をみせている。
緑の海のような苔の中、椿を愛でつつ庭を歩いていると、徐々に拝観する者の心の汚れを流してくれるかのようだ。
さらにあまりに白く美しい椿、「衣笠」を見ていると、自分の中の醜い部分があらわになるようで、悔い改めねばと思わされる・・・。
「何色」とはいえない花の色の美しさに、人智をはるかに越えていると思わせる自然の力を見て取れた。
ここを越えるとお浄土か・・・と思えるような風景が。
門をくぐってすぐに出会える「日光(じっこう)椿」。 京都市指定天然記念物でもある。
白い花をつけているのは馬酔木。今までみてきた中で一番立派。
落椿。
月光(がっこう)椿。
まさに心洗われる寺。この寺をお参りする為だけにでも、京都を訪れる価値は充分にある。
by admin at 07:30
椿谷のお寺の椿のようすをお知らせくださり有難うございます。花をつけすぎたり、葉が密生していたり、花がみな傷んでいる木を見ますと、椿が泣いているように思えてならないのですが、このように手入れのゆきとどいた椿を見ますとほぅっといたします。凡花のくせに、手をかけてやらないと荒れる気性の花なのだなぁと思います。
今日の東京は散りぎわの桜花に雪まじりの雨が降りかかりました。今宵の空に月がかかれば雪、月、花のそろいぶみなのですが‥
禅研のみなさまも、どうぞよいお花見を。
雪月花さんにご覧いただけて光栄です。
やっと行って参りました。あまりに気に入りすぎて、8日まで公開されていますので、また週末足を運ぼうかと思っているくらいです。
本当に椿って、毛虫がついたのを放っておくと葉っぱが見事にやられてしまいますし、一枝いただいて花瓶にでも生けようかと思えるまで育ってくれるのにはなかなか時間もかかりますね。
大木を拝見すると、本当に何か宿っているに違いないと思えてしまいます。
花冷えとはよくぞ言ったもので、桜が咲いてもこんなに寒い日があるなんて・・・。
どうぞご自愛下さい。
こんばんは。好好爺といいます。
TBいただき、また思い出しました。
さすがにまだ綺麗ですね~。これは公開中堪能できるかと?
短い公開期間に一喜一憂ですがいいところです。
今年は
しっかりと椿が咲き、
落ちる様も見られるのですね。
昨年の記事にTBいただき
感謝いたします。
好々爺様、松風様、コメントありがとうございました。
7日にもまた霊鑑寺に行って参りましたが、一週間前の方が椿は見頃でした。短い公開期間ですが、日が経つとやはり違うものだなとしみじみと感じました。
今後ともどうぞ宜しくお願い致します。