Nov 08
2006
ワンデュポタン・ゾン
3100メートルあるド・チュラ峠を超えて、どんどん標高が下がってくると、空気も植物も違い、汗ばんで来る陽気だ。
首都ティンプーが約2000メートルといわれるが、この辺りは約1000メートル。違うわけだ。
橋を渡り、崖っぷちにそびえ立つワンデュポタン・ゾンを訪れた。
ゾンの門を入ってから、建物へと続く参道。
ここはまだ屋根が修復されていない為、昔のままである。
やはり自然保護とはいえ、トタンにしてしまうより、この方が良い。
ブータンという国の地形は、谷が非常に多い為、常に風が吹いている。
風がやむという事がほとんどない。
という事で、食事の際の器代わりに使っている布を乾かす小僧さん。
この布に、ごはんを入れてもらって食べるそうな。
この勢いの風だと、すぐ乾くかな。
小僧さん達の食事風景。大人はいませんが、年長の者がまだ幼い小僧さんの世話をしています。
時間が来るとどこからともなくこの部屋に集まってきて、皆整然と並び、食事を取ります。
このような格好では、追い返される(実際追い返されて、仕方なく町で服を買っていた)。
ブータン人も一番の正装で来るのだから、観光客がこんなスタイルでは失礼極まり無い。
世界を旅行していると、たとえばイスラム教徒の国でさえ、肌を露出しすぎる女性などもよく見かける。
相手の国の文化や宗教を尊重するなら、このような事は起きないはず・・・。
ちなみに、ブータンでは、観光客がゾンや寺などに入る時は、脱帽はもちろん、傘もさしては駄目、サンダルなども駄目、ショートパンツも駄目、上着は襟つきのものと決められてる。
by admin at 07:30
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