トップページ » 2006年8月18日

樂美術館

樂美術館

言わずと知れた、千家十職の職家、樂家の美術館。
と言っても、茶道をしない者には縁遠い美術館かもしれない。
なにせ樂焼ばかりが展示されている美術館であるから・・・。
だが、茶を学ぶ者のみならず、誰が来てもいろいろな趣向で我々を楽しませ、学ばせてくれる美術館だ。

現在は夏休みという事もあって、『シリーズ 樂ってなんだろう 親子で見る展覧会 樂焼の七不思議』と題して、展示がなされている。
樂茶碗一つずつに、子供たちでもわかるように説明がされ、しかし、子供対象であるからといって、ごまかさない、丁寧なわかりやすい解説をし、大人でも楽しく勉強できる。
今回の展示でも説明があったのだが、樂家の代々は、3代前の当主が見つけ出し、それをねかしておいた土を使う。つまり、当代が探し求めた土は、当代が使うのではなく、3代後もしくは4代後の当主が使うのだ。今も当代は土を探し求めていらっしゃるという。
また、樂家では、一子相伝でありながら、一切子供にその技法を教えない。むろん、釉薬の調合についてもしかり。

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by admin  at 08:30  | Permalink  | Comments (0)  | Trackbacks (0)