擔雪 Ver1.10 アップデート 内容説明

1999/3/1

1999年3月中旬に、登録ユーザーに送付、あるいはその後の新規購入パッケージに添付される、アップデートCD-ROMの内容です。


目 次

1、Ver1.10での修正と機能の追加 (1999/3/1)

a)【基本システム】

b)【法人情報管理】

c)【名簿台帳管理】
  住所録関係
  檀信徒名簿関係
  送付リスト一般

d)【経理財産管理】

2、擔雪拡張使用サンプル.mdbについて(Microsoft Access97のユーザーのみ)

【概要】

【使い方】
  1.サンプルデータベースをハードディスクにコピーする
  2.送付リストの一時データの作成
  3.サンプルデータベースを使う
  4.領収書印刷サンプルを使う


1、Ver1.10での修正と機能の追加 (1999/3/1)

a)【基本システム】

  1. 本CDによるアップデートで、擔雪のバージョンはver1.10となります。

  2. 郵便番号辞書を最新版(1998/9/1版)に更新。更新したい都道府県を郵便番号辞書から一旦削除して、本CDで登録し直してください(方法は操作ガイドのP11参照のこと)。

  3. 平成12年より施行される成人の日(1月第2月曜日)と体育の日(10月第2月曜日)が平成12年以後のカレンダーに摘要。但し事務日誌は、該当年を一旦削除して再度作成する必要がある。事務日誌を削除すると当該年の登録済み予定が削除されるので要注意(『操作ガイド』P17参照)。

  4. [システム管理]のバックアップ先フォルダに、任意のドライブのルートフォルダを指定することを禁止。ルートフォルダを指定しようとしたときには、TAN_BACKというフォルダーを作成するかどうか確認するように変更。

  5. 擔雪IDを登録しないまま、所定の期間をすぎて使用すると表示される、「禅文化研究所より通知された番号を入力してください」というダイアログからでも、「擔雪ID登録票」の印刷を可能にした。

  6. 内部処理として終了時に送付リストの一時データを消去していたのを残すようにした。これにより、Microsoft Access97を所有の擔雪ユーザーがそのデータを使用した帳票などを自由に作ることができる。また、そのサンプルMDBファイルをCD-ROM内のOmakeフォルダ内に添付。詳しくはこちらを参照。

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b)【法人情報管理】

  1. [法人情報編集]の[由緒沿革ファイル]の入力を[参照]ボタンを使用しての入力のみに制限。

  2. [役員名簿編集]の[役員資格]ボックスでリスト外の文字を入力した時、メッセージを表示して初期値に戻すように変更。

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c)【名簿台帳管理】

  住所録関係

  1. [住所録編集]の[家族情報]の新規登録時に、続柄の初期値として見出し本人の名が自動転記されるように改良。

  2. [住所録印刷]の[分類別見出し順]の印刷並び順が、[住所録分類]−[見出しヨミ]の順であったのを、[住所録分類]−[区分]−[見出しヨミ]の順で印刷されるように改良。

  檀信徒名簿関係

  1. 「見出し順」のみの印刷しかできなかった[檀信徒名簿印刷]が、「世帯番号順」の印刷も可能になった。

  2. [檀信徒名簿M設定]の[負担金設定]に[リセット]ボタンを追加。それ以前に使用していた負担金の設定を解除するとともに、各世帯情報の当該負担金の設定も解除できるように改良。

  3. 檀信徒の住所録印刷機能を、[擔雪メニュー]の[その他]タブに追加。

  4. 正当年忌の案内文の印刷で、繰出案内の年次表記のみが通知日年度で印刷されてしまう不具合を修正。

  5. [年忌繰出表印刷]で、繰り出し順が「月日順」でも可能になった。

  6. 中陰忌日表の印刷時、法号に「霊位」の付加を選択可能に改良。

  7. [負担金金額設定]で、世帯情報に一件も登録されていないときにも、設定ができるように改良。

  8. [現在帳印刷]、または[過去帳印刷]で、見出しのフリガナが全く同じ世帯が存在すると、その世帯の個人情報が一世帯の情報として印刷されていた不具合を修正。

  9. [過去帳情報一覧]に[世帯変更]ボタンを追加。

  10. [過去帳]に卒年月日の不明な過去帳データを保存可能に改良。命日の不明なデータの卒年月日は「不詳」と表示。(但し、卒年だけや、卒年月だけわかっていても入力は不可であるため、年忌繰出へのリストアップを臨む場合は仮の日付を入れておき、その旨を備考に記すなどの処理が必要)

  送付リスト一般

  1. 送付リストの印刷、ならびにテキスト出力で電話番号情報も出力するように改良(但し、臨時行事名簿における場合は不可)。

  2. 送付リストにリスト名印刷するためのテキストボックスを[ラベル印刷]ウィンドウに追加。

  3. [ラベル印刷]で、コクヨ製のラベルを使用したときの印刷位置ズレを解消。その他、対応宛名ラベルを追加、官製はがきへの直接印刷も選択可能になった。

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d)【経理財産管理】

  1. 一部の機種で財務帳の[年次更新]ができない不具合を修正。

  2. [次年度予算書]の[表紙印刷]で、会計期間が本年度の期間として印刷されていた不具合を修正。

  3. [財産台帳]の「普通財産:図書」の区分が、既登録の財産がある場合に変更追加できないという不具合を修正。

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以下はMicrosoft Access97を所有されていない方には、特に関係ありません。


2、擔雪拡張使用サンプル.mdbについて(ver1.10以降添付)

このファイルは、UP110.txtの【基本システム】の項目に記してある、送付リストの一時データを利用して作られるMicrosoft Access97(以下Access97)用データ《擔雪拡張使用サンプル.mdb》についての説明です。
Microsoft Access97のユーザーでない方はご使用になることができません。

【概要】

擔雪は、名簿台帳管理で各種の送付リストを作成すると、擔雪内部に送付リスト用の一時的なデータベースを作成しています。以前のバージョンでは、このファイルを擔雪終了時に削除していましたが、ver1.10から次回送付リスト作成まで残るように改良しました。
これによって、送付リストで作成されたデータを、Access97で再利用することが可能となったわけです。
今回添付したサンプルのデータベースファイルでは、送付リストを作成した相手先に対する一律金額の領収書作成を可能にしています。また、Access97をある程度使われておられる方なら、オリジナルな帳票を作成されることも可能です。
また、このサンプルデータベースに関わるテーブル、クエリー、フォーム、レポート、モジュールはオープンにしてありますので、ユーザーによる改変が可能です。
但し、このサンプルデータベースや、Access97についての運用は、擔雪本体とは関係なく、あくまでオマケという認識で御使いいただきたく、サポートの対象とはさせていただきませんので、あらかじめご了承下さい。

【使い方】

1.サンプルデータベースをハードディスクにコピーする。

  1. 擔雪拡張使用サンプル.mdbは、擔雪ver1.10へのアップデートCD-ROMの中の"OMAKE"というフォルダ内に本テキスト共に納められています。エクスプローラなどで、CD-ROMの中の"OMAKE"フォルダを、フォルダごとハードディスクの中にコピーして御使い下さい。擔雪のフォルダ内でなくても構いませんが、擔雪がセットアップされていないパソコンではお使いになれません。
  2. コピーされたハードディスク内のOMAKEフォルダをエクスプローラで開きます。擔雪拡張使用サンプル.MDBというファイルがありますので、このファイルをマウスで右クリックして[プロパティ]をポイント後左クリックしてください。擔雪拡張使用サンプル.mdbのプロパティというウィンドウが表示されます
  3. このプロパティの[全般]というタブの「属性」の部分の、[読み取り専用]にチェックマークがはいっていると思いますので、このチェックマークをはずしてください。[摘要]ボタンをクリックして後[OK]ボタンをクリックしてください。プロパティウインドウを閉じます。

2.送付リストの一時データの作成

  1. 擔雪を起動します。名簿台帳関係の中で、何らかの[送付リスト]を作成を行なって下さい。ここでは、檀信徒名簿に登録された任意の世帯を送付リストの一時データとして保存することにします。
  2. [檀信徒名簿 世帯情報一覧]→[送付リスト設定]で、任意の世帯に★マークを付けます。★マークの設定が終わったら、必ず、一旦[ラベル印刷]ボタンをクリックします(ラベル印刷ボタンをクリックしないと一時データが作成されません)。
  3. [送付リストラベル印刷]ウィンドウが表示されますが、実際にラベル印刷したり送付リストを印刷したりするかはご自由です。印刷しなくても、既に一時データは作られています。
  4. 擔雪の[送付リスト設定]ウィンドウを閉じておいてください。このウィンドウが開いたままでは最新のデータとリンクすることができません。擔雪自体も終了しておくことをお勧めします。

3.サンプルデータベースを使う

  1. 2.のd.を確認したら、Access97で、ハードディスク内のomakeフォルダにある、"擔雪拡張使用サンプル.mdb"を開きます。
  2. 「事前に送付リスト設定や宛名ラベル印刷を実行するように・・・」というインフォメーションが表示されますが、既に上記2.で実行済ですので、[OK]をクリックします。すると、[領収書印刷サンプル]というフォームが表示されます。この件に関しては、下記の「4.領収書印刷サンプルを使う」をご覧下さい。
  3. [中止]ボタンを実行すると、[領収書印刷サンプル]フォームを閉じます。ご自身で、ご自由にAccess97を駆使してご利用下さい。

4.領収書印刷サンプルを使う

  1. [領収書印刷サンプル]フォームに必要事項を入力すると、送付リストで作成された一時データの相手先に対して、一定の内容の領収書を作成印刷することが可能です。擔雪でも使用しているA4縦用紙に4枚の領収書を印刷するように、レポートの設計をしてあります。
  2. [欄1 左詰] 領収書の発行者名を入力します。左詰めで印刷されます。ex.宗教法人 ○○寺
  3. [欄2 右詰][欄3 右詰] 発行者の住所や電話などを入力します。右詰めで印刷されます。
  4. 一定の日付を印刷する場合は、[日付を印刷する]のオプションをOnにして、その日付を例を参考に入力してください。
  5. 一定の金額を印刷する場合は、[金額を印刷する]のオプションをOnにして、その金額を例を参考に入力してください。
  6. 初設定が終わったら、[印刷]ボタンをクリックします。印刷プレビューが表示されますので、イメージを確認し、よければ実際の印刷を実行してください。イメージがそぐわない場合は、一旦プレビューを閉じて、再度、b)〜e)の初設定を再度調整してください。

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