公益財団法人 禅文化研究所

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第10回 "禅と文化"の旅【終了】

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日付 2012/11/30
詳細

-第10回 禅と文化の旅- 実施要項

長らく滞っておりましたが、本年秋より、禅文化研究所の1日バスツアーを開催して参ります。
今回は少し足を伸ばして、岐阜県多治見市へ。名刹や美術館等を訪れ、禅の教えと文化に触れる内容といたします。
今回も禅文化研究所ならではのコースにて、禅の至宝に出会う旅に皆様をお連れしたく存じます。
どうぞご参加くださいますよう、お願い申し上げます。
今までのツアーの模様は、ブログ禅にて紹介しております。
日時 平成24年11月30日(金)8:30~ 日帰り
集合場所 JR京都駅八条口(南側)1階
観光バスプール脇コンコース(通路)
集合時間 午前8時30分(同時に受付をはじめます)
参加費 お一人様 14,000円(税込)
※禅文化研究所賛助会員・後援会員の場合12,000円(税込)
募集人員 先着40名様
※最少催行25名。定員に満たない場合、中止とさせていただくことがあります。
申込方法 申し込みフォームに必要事項をご記入の上、10月26日(金)までにお申し込み下さい。
ただし、定員になり次第締め切りとさせていただきます。悪しからずご了承ください。
*参加要項・振替用紙は追ってお送り致します。
コース (8:45)京都駅出発==(11:30)永保寺到着 (~12:30)和尚によるお話==(12:30~13:15)永保寺にて精進料理==(~15:00)永保寺拝観==(15:30~16:30)岐阜県現代陶芸美術館==(19:00)京都駅着予定
*時間はおおよその予定です。交通事情その他により変更となる場合があります。
みどころ ◎虎溪山永保寺
臨済宗南禅寺派。虎渓の名称は景色が中国廬山の虎渓に似ていることによるといわれます。
1313年(正和2年)土岐氏の招きをうけた夢窓疎石が開創されましたが、 1317年(文保1年)夢窓は同門の元翁本元(仏徳禅師)に寺の後事を託して上京されました。1335年(建武2年)夢窓が臨川寺(京都)開山となられたとき、永保寺開山は元翁本元に改められました。
現存する開山堂と観音堂は国宝に指定され、 両堂には南北朝期から室町初期における歴代住持や檀那の位牌が納められ、 開山堂には元翁本元と夢窓疎石の木像が安置されています。 観音堂前の庭園は臥竜池と称する池に反り橋の無際橋がかかり、浄土教的庭園の様式を感じさせる名庭で、 国の名勝に指定され、建築・庭園・墨跡など禅の美術で注目される禅寺です。
近世末期には白隠慧鶴の一系に属する春応禅悦(霊機神応禅師)により僧堂が開かれ、 雲水が禅の修行に励む臨済宗南禅寺派の専門道場(虎渓僧堂)を併設しています。
また、方丈には以前禅と文化の旅でお邪魔させていただきました、京都平安佛所、江里康慧先生による釈迦如来・文殊菩薩・普賢菩薩が祀られていますので、ご参加なさった方々にはより一層心に染み入るものがあるかと存じます。
今回は特別に、非公開の開山堂・観音堂・禅堂なども拝観させていただけるまたとない機会です。
◎岐阜県現代陶芸美術館
多治見といえば皆様も御存知、美濃焼。国内でも有数の陶器生産地です。
こちらの美術館では、「ミノ・セラミックス・ナウ 2012 -MINO陶芸の気鋭-」と題された現在の作り手の紹介展示と、「岐阜県ゆかりの人間国宝-美濃陶芸の系譜-」と題された、この地方がこれまでに生み出した人間国宝の作品を同時にご覧いただきます。