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沖本克己
序論--禅と東洋医学
伊藤真愚
いのちといのり--東洋医学の智恵
一、医学の落とし穴--誤解を解く
二、「東洋医学」とはどんなもの
三、暮らしすこやかに--東洋医学と暮らし
四、時はゆるやかに流れ--東洋医学と時間
五、「気」のある人生--東洋医学と人生
六、輝くいのちに包まれて--東洋医学といのち
七、おわりに
末吉智員
体験・キネシオロジー--十五の実験を通して知るその考え方
序章 影の響きあう世界を知る--キネシオロジーへの招待
一、アプライド・キネシオロジー
二、行動キネシオロジー
付録「体験・キネシオロジー」
矢守玄牧
医仏一如への旅路--医僧として生きる
一、現代のすがた
二、現代医療と東洋医学
三、東洋医学の養生法
四、医と僧
五、医仏一如への旅路
葉室頼昭
生きものは生かされて生きる
一、東洋医学へのいざない--大自然のはからいに思いをはせる
二、東洋医学メモランダム--そのものの見方と歴史
三、ツボにはまったよもやま話
四、ツボを通して見える世界
五、眠れる細胞は鍼で目覚める
六、生かされて生きる--むすびにかえて
田中康雄
漢方・システムアプローチの妙
一、はじめに--薬と暮らし
二、人・薬と出会う
三、毒にも薬にもなる話
四、実証の医学と経験の医学
五、「風邪」の漢方処方箋
六、おわりに--新たな息吹、東洋だけのものでなく
西村惠信
からだを巡る思想史
一、からだを巡る思想史--照顧脚下の問いかけ
二、「身体」という現象--古代ギリシャ
三、神と身体--キリスト教的身体論
四、疑いの中の身体--近世
五、さまよえる身体--現代
六、仏教と身体
七、からだを巡る四つの問い--あとがきにかえて
盛永宗興
ターミナルケアと仏教--命と臨死
一、はじめに
二、命の諸相
三、「命」とともにある暮らし
四、キュアする技とケアする心
五、大いなる命の輝きを知る
平野宗浄
「気」をめぐる序章--呼吸・気・力
一、呼吸
二、気
三、力
河野太通
「忘」からの視点--禅と身体
一、「忘我」--忘れることのやすらぎ
二、「人牛倶忘」--倶ながらに忘れる
三、「坐忘」--「忘」をも忘れる
四、「一切忘」---「忘」の中にある真実
五、おわりに--禅と身体
付録 胆田呼吸法
伊藤真愚
ONE DAY 養生法--「おはよう」から「おやすみ」まで
一、おはようございます--新しい朝を迎えて
二、顔を洗う--今朝の私はどんな顔
三、ごはんを食べる--まんべんなく食べない智恵と工夫
四、はたらきながら--いのちの間接法
五、暮れて行く空--いのちの直接法
六、おやすみなさい--大いなるいのり
あとがき
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- 読者からのコメント
- 西洋医学の考えが主流を占めている現在、東洋医学の奥深い知恵に感動しました。 大阪府・49歳男性
- 前々から東洋医学に興味があったのですが、この本で東洋医学を客観的に見て、科学的にどういうものなのか、そして根底に流れる思想はどうなのか、どうすればもっとこのことを勉強できるかを初めて理解できました。私はこれから、大学へ行って医学か化学をやりたいと思っているのですが、そこで一番大切なことは、「自然」の偉大さを忘れてはいけないということなのかなと思いました。宗教というものを恐ろしいとしか感じていなかったのですが、この本を読んで、「自然」というか、大きな力の存在に気付くことができて、驕りがちな自分の心をひきしめることができたと思うので、宗教は自分を豊にしてくれるものかもしれないと思うようになりました。時々この本を読んで、自分を戒めようと思います。これからも、東洋医学に関心を持ち続けていきたいと思います。それから、自分なりの宗教観を身につけたいと思います。 神奈川県・18歳女性
- 現代は身心の問題だけではなく、資本主義、効率主義化しているための病気と医学という側面を強く感じています。お金と禅と医学についての教えなども面白いと思いました。 京都府・39歳男性