公益財団法人 禅文化研究所

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実践講座「サンガセミナー大分講座」 平成26年度

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日付 2014/3/11
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開講主旨

各山諸老宿におかれましては、倍々ご清福の段、法幸に存じます。さて、現代社会の変容に対する宗教や寺院の役割を考えたとき、僧侶の果たすべき役割は非常に大きいと思います。
特に東日本大震災後の今日ほど、仏教の使命が問われている時代はありません。また寺院の公益性もますます求められるなか、檀信徒だけでなく、地域社会の中でのお寺という立場において寺院を活性化していくためにも、より踏み込んだ知識や技能を身につけておく必要もあろうかと思います。
そこで、禅文化研究所ではこのたび、実践講座「サンガセミナー大分講座」(平成26年度)を萬壽寺にて開講することにいたしました。下記の通り、初日の講座は、住職・副住職の実践講座として「法式声明」を、二日目の講座は、住職・副住職・寺庭婦人など寺族、一般の方でも参加できる「論理思考と議論の方法―“こころの時代”に逃げてはいけない」をそれぞれ開講します。いずれか1講座だけでも参加できます。行と智慧の実践講座に、どうかお誘い合わせの上、ご参加をお待ちしております。

萬壽寺 佐々木道一(公益財団法人禅文化研究所理事長)

【第1講座】 ブログ禅 報告記事

5月26日(月)13:00~16:00 会場◆萬壽寺(大分市金池町5-4-2)

法式声明講座 -基本発声法とその応用-

講師◆吹田良忠(ふきた・りょうちゅう/妙心寺塔頭慧照院 住職・妙心寺古文化研究所梵唄室長)
  • 昭和26年徳島県生まれ。妙心寺塔頭慧照院で得度出家ののち、三島・龍澤僧堂で修行、昭和55年より慧照院住職となり現在に至る。妙心寺責任役員、禅文化研究所評議員。禅文化研究所より発行の『江湖法式梵唄抄』別冊CD版の監修、『臨済宗檀信徒経典CD』の読経をお願いした。
今回は「基本発声法とその応用」というテーマで、臨済宗の声明を基礎からご指導いただきます。また、導師や維那の基本動作についてもご指南いただきます。三拝の仕方など今一度見直してみてはいかがでしょう。当日は略衣でも結構ですが、できれば七条袈裟をお持ち下さい。受講は僧侶のみ。
 

【第2講座】 ブログ禅 報告記事

5月27日(月)9:00~16:15 会場◆萬壽寺(大分市金池町5-4-2)

論理思考と議論の方法……“こころの時代”に逃げてはいけない

9:00~11:30(講義「論理思考とディベート入門」)
12:30~13:30(ディベート準備)
13:45~16:15(ミニディベート体験と講評)
講師◆岡野勝志(おかの・かつし/㈱プロコンセプト代表取締役/岡野塾主宰)
  • 昭和26年大阪生まれ。神戸商科大学(現兵庫県立大) 経済学部を中退後、語学教授法の研究と英語教育に従事。昭和55年にPR・マーケティング分野に転身し、同62年、企画の総合シンクタンク 《株式会社プロコンセプト研究所》 を設立し代表取締役所長に就任、現在に至る。マーケッター、アイディエーター、ワークショップレクチャラーとして活動しつつ、一方で研修・講演を全国各地で実施。岡野塾主宰、関西ディベート交流協会顧問、その他数多くの学習機会を提供。著書に 『ディベートで知的自己啓発』『ディベート発想能力入門テキスト』 等がある。
「こころの時代」と言われる現代ですが、時に私たちは宗教者として、語り説得せねばなりません。明快な思考は人生の歩みや日々の行動をよりよいものにするための「設計図」や「地図」の役割を果たしてくれますが、その設計図や地図の大半は言論によって描かれるものなのです。思考のみにとどまらないで、説得と議論の技術を身につけませんか。ディベート体験もしていただきます。

【お申し込み要領】

  • お申し込みは、平成26年5月21日(水)必着でこちらの受講申し込みフォームよりお申し込みください。 (受け付けを終了しました)受付後に、受講申込完了書と会場案内書を送付します。受講料は当日会場にて受付時に徴収いたします。
  • 「論理思考講座」ではミニディベート体験をしていただきますので、可能な限り、朝から終了までの通しでの受講をお願いします。
  • 申し込み後にご都合が付かなくなりキャンセルされる場合には、必ずご連絡をお願いします。当日キャンセルの場合に限り、萬壽寺(097-532-5330097-532-5330 )までご連絡をお願いします。
  • 二日連続ご参加の場合で宿泊を要する場合、恐れ入りますが、ご自身で手配をお願いします。萬壽寺や禅文化研究所では宿泊場所の手配はさせていただけません。